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還暦おやじのスタディアブロードWith ウクレレ㉝マニラで一人で買い物

初めて一人でマニラのモールで買い物

 モールの中には、デパートや専門店街もある映画館やカラオケボックスもある。何処も覘いてみたいのだが初めにスーパーマーケットに行って、昨日の疑問の解答を見つける事にした。

買い物かごを持って店内を散策したが、マンゴウと一緒にいていた時よりも店内は広く感じたし、生鮮食品のコーナーには見た事もない魚が並んでいて興味深かった。

ワインコーナーには、高級ワインや日本酒、そして飲みなれたビール名が沢山並んでいたが、日本産の缶ビールは総じて高額だった。

私の計算だと日本産の缶ビール1本でフィリピン産のビールを3本買える。

先生たちの話だとフィリピンを代表するビールと言えば、サンミゲル社のサンミゲル、サンミゲルライト、レッドホース、こちらのスーパーマーケットでは、どれも42.75ペソ(約94円)で買うことが出来る。

そして、サンミゲルという名前はスペイン語なのだそうで、理由はフィリピンがかつて、300年以上もスペインの植民地だったからだそうだ。

先生たちは当然のことだが自分の国の歴史について良く知っている。日本とフィリピンの歴史についても小学校で学ぶそうで、豊臣秀吉という名前を彼女達が口にする事にたびたび驚かされた。

私もフィリピンと日本との歴史的関係について学ぶ必要性を感じググった。

スーパーマーケットでドライマンゴーを一袋買い物かごに入れてレジに向かった。

ドライマンゴーはフィリピン土産の定番であり帰国時にお土産としても買う予定だ。

袋にはシールで87.15ペソ(約190円)と書いてある。フィリピンの付加価値税12%は内税と学習済みなので、小銭入れから90ペソ取り出してそれを握りしめてレジに向かった。

まるで、テレビ番組で見た初めてのお使いの中の子供の様でおかしかった。

昨日マンゴウに促されて並んだレジは今日も空いていた。他のレジは長蛇の列が出来ているというのに何故なのだろう。

シニアと〇〇と妊婦の優先レジ

レジの上には夫々看板が下がっていて、空いているレジには「Priority is given to seniors, persons with disabilities and pregnant women.」シニアと〇〇及び妊婦が優先と英語で示してあり「Disabilities」は障害者の事だと絵が描いてあったので理解できた。

日本でも実施してほしい取り組みだ。それに、フィリピンの方々がルールを守っているのが素晴らしいと感じた。

昨日からの疑問が解けてすがすがしい気分に浸っているところに、妊婦さんが私の後ろに並んだ。

私は「After you.」お先にどうぞ、と言いながら彼女が通るスペースを作った。

彼女は「Thank you.」と言いながらお腹を揺らして私の前に来たので次の会計は彼女だ。彼女はお釣りをレジ横の小さな箱に入れた。

後日ジャムに聞いたらフィリピンでは、多くの人がレジで1ペソ以下のセンタボを貰ったら寄付するとの事だった。

彼女の会計が終わり次は私だ。会計係がレジを打ち終わったので、緊張で汗ばんだ90ペソを渡したら「blah blah blah」と何を言っているか分からない。

フィリピンではビニール袋は有料だと聞いていたので、きっと「ビニール袋は要りますか」と、「シールを集めていますか」と聞いているのだと考えて「Yes please.」と言ってみた。

そうしたらビニール袋とポイントシールとお釣りを手渡してくれた。お釣りの2ペソをポケットにしまい85センタボをレジ横の小さな箱に入れシールは先ほどの妊婦に「Here you are.」どうぞと言って手渡したら彼女は「Thank you.」と言いながら笑顔で受け取ってくれた。

今日は小銭入れしか持っていないがショッピングモール内の専門店街でウインドウショッピングを楽しむことにする。

店員に声を掛けられても「I’m just looking. Thank you.」見ているだけです。ありがとう。と言えばOKというのは学習済みだ。

日本と同じように圧倒的に婦人服やハンドバッグといった女性向けのお店が多い。そしてTシャツやジーンズ、靴の安売り店もある。電気店には携帯電話にパソコンが乱雑に並べられている光景も日本と同じだ。

そして、通路の真ん中には携帯関連のお店、ウクレレやギターを扱っているお店もある。

ウクレレを見てみると日本で1000円位の物から高くても1万円位の価格帯だった。

私はウクレレを買って帰ろうと決めていて予算としては5万円位と考えていた。

1万円クラスだと本体が合板だろう。私は現在ウクレレを1台しか持っていないが本体は合板なので、次に買うなら単板と決めていた。

その為展示されていたウクレレは手に取ってみる事もしなかった。

ウクレレ以外に気になったのが、携帯電話の修理屋さんだ。私の携帯は表面が無数に割れてしまっているので修理代金が安ければ頼みたい。

ショップの人に相談したいがそのような英会話フレーズも知らないので、ジャムと練習して出直すことにした。

店内の時計の針は2時30分の少し先を指しているので部屋に戻ることにしたが、ここから部屋まではゆっくり歩いても10分ほどなので授業には充分過ぎる時間がある。


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