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デスバルガン採用型エレドグレーマ考察

2024年3月4日。
ひな祭りの翌日の憂鬱な月曜日の正午の事。
会社で馬の合わない愚図のような同僚や下を見ようともしない上司にこびへつらう日々に苛立ちを覚え、喜びの無い日々を送っている社会人ファイターの諸兄らの辛い一週間の始まりの月曜日。

今日のカードで、その憂鬱な月曜日の気分を一気に吹き飛ばした。


激砲怪獣デスバルガンだ。

これを見ての感想として
『パワーが上昇が低すぎる』
『エネルギーブラスト5が重すぎる』
『奔流エネルギーの研究を効果対象外にして張り直しを認めないの流石にふざけてる』
『グリッドマンの敵』

等々の不甲斐ない評価ばかりが下されたが、エレドグレーマで運用するという事を第一に考えると話は別だ。

エレドグレーマにおけるエネルギーの使用方法は
・研ぎ澄まされし闘気
・エネルギーブラスト7でドロー
の二種類しか存在しなかった。

しかし、
・名称が怪獣である事
・グレード2以上のオーダーを再利用可能
・効果の発動に競合する事が多いCBやSBを使わない

という点が強烈だ。(だが正直中身はエレドグレーマなのでそこまでデッキパワー的観点で言えば強くない事には目を瞑ってほしいが…)

そういうわけでデスバルガンについて簡単に掘り下げていく事とする。


一点目であるところの
・名称が怪獣である事
まずここが何よりも魅力。

怪獣名称なので奔流エネルギーの研究で5枚確認してこれが捲れればキャッチ対象だし、従機怪獣サヴォワードと組み合わせる事でドロップ落ちさせたとしてもエレドグレーマ以外のサヴォワードの回収要因になる点が強い。
何時だったかnoteに『1ターン目に奔流エネルギーの研究をプレイしエレドグレーマを探す』動きをするのがどのライドラインだろうと共通の行動をする事が多い旨を書いたわけだが、ここでキャッチ先としてデスバルガンを狙いにいけるのは1ターン目のディスアドバンテージの緩和に繋がる。
(5ルック1キャッチは外す確率があり、手からオーダーを投げる=札マイナス1なので、キャッチできなければアドバンテージの観点で見るとディスアドでしかない。初動に組み込んで3ターン目以降の布石に出来るからそのマイナスのリスクを背負ってでも投げるわけだが)


さて、肝心要の効果は書いてある事は
『張ったり捨てたりしたG2以上のセットオーダーもっかい握って使っていいよ』

と書いてある。
エレドグレーマにとってここまで小回りの利くようなカードはなかなかない。
例えばだが、ブリッツライドラインで採用される事が多い、ドロップからエレドグレーマがペルソナした際にドロップに送った『重撃砲砦フライシュッツ』を回収し、そのままプレイする。
これが何を意味するかと言えば、ノーコストでオーダーの種類を増やす為のセットオーダーの札を増やす事が出来る。
…まあ最も、この使い方はやや弱い寄りの使い方だが…
G2ターン時に攻めの一手で張り付けた蝕まれる月光をオーダーゾーンから回収する事で、盤面を増やす…いわば『柩機の獣ダダイ』のような運用も可能だ。
エレドグレーマペルソナ時、ソウルにあるエレドグレーマをソウルブラストする為に虚ろなる月夜をこれで握りなおして発動しエレドグレーマをソウルブラスト、奔流エネルギーの研究の効果でオーダーにサヴォワードと、さっきソウルブラストしたエレドグレーマを仕込み、サヴォワードの効果でスペリオルコールしてエレドグレーマ回収…とか。
フライシュッツマクシムがダメージに落ちた際に、イスクラがあり、フライシュッツが盤面にあるのに相手の前列が一枚邪魔だ、という局面において『人知れぬ闇の中で』を盤面やドロップから握りなおして、発動してどかしてフライシュッツでVのパワーを下げに行く…等、このカードの便利さたるや考えれば考える度に湯水のように湧き出てくる。

EBが5というのがやや重く感じるだろうが、エレドグレーマにエネルギーの使用先は特にないのでそこは気にならない。
発動タイミングとしては
先3後2(EB6)
先4後3(EB9)
先5後4(EB7ドロー後の5)
先6後5(理論上デスバルガン3回使える)※現代ヴァンガードにおいて先6or後5まで長引くのはお互いが下振れた時ぐらいしか考えられないのはさておこう※

辺りになるわけで…ゲーム中2回使えれば御の字かとは思う。
先3で喋り8000ブースターと組み合わせれば20000で殴れるのでラインはかろうじて取れている。
CBやSBはエレドグレーマの場合主にソウル周りはサヴォワードが、カウンター周りはスキュードペイン、蝕まれる月光、コンバインラッシャー、イスクラ等々で競合しがちで使いたくないコストになっている中でこのEB5というのはかなり有難い。

僕が運用したところ見た目以上にかなり便利で2枚での運用なら十分採用を検討してもいい。最大出力こそは上げてはくれないが、エレドグレーマに小回りを与えてくれるグッドデザインのカードと見ている。

アルキテとかいう怪獣の女では運用が難しいが、最高の波紋震怪獣エレドグレーマなら、デスバルガンなどという小学生が本気で考えた必殺技みたいな名前の怪獣のポテンシャルをフルに引き出せる。

デスバルガン、検討の余地は大いにあるので、是非とも試してほしい。
ツイッターを見る限りこれを欲しがってたファイターはあいしうしかいないように見えるのは目を瞑っておこう。

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