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WGP名古屋レポート9月23日追記

大ヴァンガ祭、我々は敗北した。

しかしどこか心が満たされていた。

その反動でおおよそ一週間近くはほぼ何も出来なかったわけで。
というか皆望んでいるのはあいしうがヴァンガードを頑張るのではなく、ぶっちゃけあいしうが世界樹の迷宮を低レベルで踏破するヤツなのは知っている。リマスターも出たしね。
もうこれからはヴァンガードは本気で頑張るのはやめておくか。そう思っていたのだが。

僕の作ったアーヴァガルダが広まり、ヴァンがライフの方により動画化され、全国各地で使用者が増加し、あいしうの認知が高まった。

https://www.youtube.com/watch?v=G4XmwO6SmdY&t=1066s


そしてブースタートライアルや公認大会で使用者が急増し、優勝報告の感謝のDMも貰った。(流石にこれは公開できませぬ)
僕は雑魚ではない。ましてや下手くそでもない。運が悪かっただけ。
それの裏付ける証拠としては申し分ない結果に終わったのでもう僕は十分かと思っていたのだが…


喜多見みかん「なぁ、あいしう。私さ、出ないと一生後悔する気がするんだ」
鈴音巧と別れた後、二人でWGP名古屋をどうするかの軽い話し合いをしていた。詳細はプライベートにかかわるので省くが彼は正直ヴァンガードを本腰入れてやってる場合じゃない状態にあると僕の視点から見てて思う。
そして僕の本音を言えば僕は彼とは横に立つ立場にならず、縦に並んで叩きのめしたい感情はある。メインブレイン担当の僕が喜多見みかんの敵に回った時、彼がどんな戦いをしてくれるのか興味がある。

しかし。

喜多見みかん「なああいしう…もう一度、私と組んで欲しい。
私は、あいしうと一緒に戦いたい、私はあいしうがいい、私はあいしうとじゃないと多分重いし、否定されるから…ね、私と組も…?」
しう「お前!いちいち!!重いんだよ!!!言い方も!!!!

というわけで彼からのたっての強い願いを受け、参戦を決意しました。こんな苦しい思いするなら彼とちんぽ天秤にかけた時ちんぽとりゃ良かったかもしれませんね。
で、三人目は九州から僕と喜多見さんの共通の友人、レイアさんが来てくれる事になりました。なんで僕ら二人は愛知にヴァンガードを『本気で』やってくれる三人目の友達がいないんだろうな?

しう「僕は残念ながら仕事の関係で大会積極的に出れないから兎も角として、喜多見さんめちゃんこ大会出ててもう顔も知られてると思うんだけどなんで仲間いないの?」
喜多見みかん「私、実は余程の人じゃないとATフィールドめっちゃ張るんだよね」
しう「僕喜多見さんにぐいぐい行った覚えないんだけど(っていうか割と距離取ろうと思ってた人だったし)なんでそこまで気に入ったの」
喜多見みかん「さぁなんでやろな…」

そろそろ僕以外にチーム組んでもいいなって思える仲間を地元で作って欲しい。

喜多見みかん「それと、あいしうのnote、私好きなんだよね、毎回の楽しみになってるとこあるよ」

こういうことを面と向かって言ってもらえると、書いてよかったなと思う。我ながらかなりちょろい

また例によって既存プレイヤーの参考資料にさせるつもりは毛頭無いのでプロセスをしっこたまかいてます。
ところで以前書いた大ヴァンガ祭レポートをさもデッキ構築論の参考文献にするという使い方をされてる方が散見した。正気かな?

こんな僕みたいなのの理論を参考にしてくれるのは有り難い反面。
我ながらこんな事言うのもどうかと思うんですけど、あんま鵜呑みにしすぎない方がいいと思います。


プランニング


・例にもれず優勝は恐らく無理。ライドライン選抜による予選抜け狙い。狙いとしては一被り。二被り以上した場合は高確率で落とされるものと認識。
・昨今環境はえびす、ガーンデーヴァを代表とする除去使いorリリモナ…主にウィリスタが頭一つぬけている。相手の後列に『複数』触れるデッキかウィリスタの防御力を貫通させられるデッキが要求されている。それでいて出力がちゃんと昨今ヴァンガにおいて相応の出力が出せる事が前提。
除去系列のデッキに対しては副産物として対策出来るのが理想。
・個人戦×3はライドライン選抜狙いの観点から不利寄りの戦いになるので、上記を意識してチームを編成。
・中堅をキルターンが早いデッキの使い手を配置。指標、司令塔になってもらう。

以上この四つ。

今後チーム戦の組み方についてこれを見ている数奇なヴァンガードプレイヤーに心の底から認識してほしく叩き込む為に書いておくがチーム戦はデッキ選択とチーム編成が重要なメタゲーム。
チームの組み方は大きく分けて3パターン。
A:中堅を司令塔にする
B:中堅を先鋒と大将で介護する
C:全員各々強いデッキ、使いたいデッキ三つの寄せ集めで個人戦×3

Cの構成がまだまだ多すぎる。
個人戦×3を挑むというのであれば相手の手札は結局5×3セットでしかない。僕と組んだ以上5×3セットではなくチームである為に実質15枚として扱いその中のアベレージを取って勝ちを取る為にマリガンガイドを書かせたりしている。

僕が好むプランはA、中堅をキルターンが良くも悪くも早く終わるデッキ、プレイヤーを配置する。先鋒と大将は相手の状況等で択を作れるデッキを配置し、困ったら中堅の状況、盤面を横からチラ見。
不利な状況なら負けないプレイを優先、慎重に動くことを重視する。
有利な状況なら勝つプレイを優先。ごり押しを行う。
これを先鋒と大将が認識するとチームとしての勝利アベレージが向上するのだ。
弱いところとしては凄くわかりやすくチーム編成として好まれる編成であります。それゆえにその方向で組んだチームを対策しそれを倒しやすい仲間を中堅に配置するBの派生形のようなチームに狩られやすい、というメタゲームが本来なら発生するのだがまだその認識が出来てないチームと当たる事が多いので、現状はAのプランが強いチームメイクだと考えられる。
Bは横二人が速攻の使い手で、真ん中の練度が低く、意図的にターンのかかる編成の時に有効だ。しかし仲間が相談を積極的にできない程度には仲間意識が薄い場合には使う事が出来ない編成。3対1の状態を作りやすいというのがメリットだが相談の関係で時間がかかりすぎる。その上コミュニケーション力が欠落してる人のチームでは使えない。敢えてキツめの言葉を吐くが何故かコミュ障のくせにカードゲームだけはいっちょ前のチームが多い。
よってBのチーム構成はほぼ存在しないものと認識。Aのプランを好んでいるのはそういうことだ。おおよそ1年近く前のWGPの時と比べると我ながらずいぶんと成長したものだと実感する。

さて、中堅に喜多見みかんを今までは置いていたが、それよりもキルターンの速いデッキの使い手がいるならば喜多見みかんをわざわざ中堅に置き続ける理由はない。っていうか思ってたより大ヴァンガ祭レポート読まれまくってるのでそろそろ彼の席順がバレる
そこでレイアさんが僕の提案でミネルヴァを使うのに乗ってくださるとの事だったので、後手捲り性能の高さから察するにキルターンが仲間内で最も早いデッキであると認識。レイアさんに中堅を任命した。

あいしうが使用するデッキについて


さて。肝心要の僕が使うデッキだが、ヴェルストラを最有力候補として挙げた。

・ムシキングのスーパーカワセミハッグことVスタンド封じの対策としてペルソナライドの成功率の向上がフライハイツも込みで狙える
・えびすに対して攻撃回数で貫通可能
・ウィリスタに後列を複数触る事が出来る
・自分から盤面を更地にしてターンを返せるので除去(主にドラゴニックカイザーヴァーミリオン)にやたら強い
・環境初期、大抵のプレイヤーは新しいデッキを使ってくるか強化されたデッキを使ってくる傾向にあるのでそれを見越しライドライン選抜回避も兼ねる。

理由としては以上の五つ。

しかしやってて思うのだがコンボ前提なせいか防御力が妙に薄い。これを解消せねば穴になりがちだ。こいついつも防御力悩んでんな。
オーバートリガーのヴァルナートの採用が著しい事も加味するとエバーグリーンの採用をするのは確定としてもう一個何か欲しい。
分かりやすいのはヴェヒテンの採用なのだがヴェヒテン入れるぐらいなら素直に札を増やした方が総合的に防御が増える結果になる事が多い。
対策としてテクタンやヴァーサタイルアセンブラを採用して回転率を重視して手札の質の向上を狙うなどやってみたが所詮トップ回収でしかないので外れた時は無いのと一緒だ。しかもアセンブラに関してはコストでSBを使うので、エバーグリーンとかみ合いが悪くなることがある。
イスクラを試してみたがコストがかかりすぎている。CBリソース的に限界なのは否めない。
除去に強く火力にも貢献するコンバインラッシャーはある意味で正解なのだが流石に最終コストの観点から無し。
これ以上の防御アップは難しいと言わざるを得ない。

ならばいっそ最大値を出す事を重視して考えたところ。一つのカードに目が入った。


モレキュラークラウズ・ドラゴンだ。
ゴミプロモ扱いされているのを散見している。

実はこれフライシュッツマクシムの火力を引き上げるだけでなく、アインガルテンの火力も上げたりしてくれるので序盤のビートダウン、ダメージレースに強く貢献するのだ。
ディメンションポリスの撃墜王のスペルビア氏もヴェルストラにはこよなく愛用しており、実際に公認大会の優勝報告リストにも掲載されている。

実際に運用してみると確かに出力には貢献してくれる。アセンブラより出力が出ている。余談だが最終火力としてはイスクラがフライシュッツマクシムを稼働させた方が出るのだがCB競合の関係でなかなか難しい。
フライハイツを引かないゲームは悲惨なのは相変わらずなので割り切り上等で使うしかないと言った所。

英雄激突のブラントゲートの強化が狙ったといわんばかりに強化の足りない蚊帳の外のデッキ強化とエバしか配ってくれなかった以上は仕方のない話ではあるが…。

それはさておいて、これ以上構築では補えないと判断。序盤のムーブプランを確定させる方向で練習した。
で、何度か試行した限りここまで言語化した。勿論だがかなりの練習が要る。



マリガン
先攻後攻共通…リューベツァール×2、オペレートマスターフライハイツ×2をマストキープ。それ以外は全て戻す。
フライハイツが1枚以上ある場合に限り、守護者のキープを検討。
相手のライドラインが5枚…9割えびす確定。戻す。
相手のライドラインが4枚…守護者1キープ。
Gゾーンが存在している…清浄の盾キープ。生き物守護者は戻す。

1ターン目
先攻…
ストラーザにライドして終わり。
後攻…
ストラーザライド、後攻1ドロー。
G1ユニット展開して2パン。相手のライドコストとG1とFVの情報次第でG1でゴテイチ3パンを検討。相手がガーンデーヴァ、ドラゴニックカイザーヴァーミリオンと見切ったならブラキオフォース警戒で展開せず1パン。
相手が超越ならV裏にG1以下パワー5000以上ユニットを展開して15kシャットをさせないように1パン。
リリモナ組は序盤受けたダメージをアド還元出来ないのでさっさと3パン。

共通事項としてダメ落ち警戒で手札にアインガルテンがあるならまだライドコストで1ターン目は捨てないように。
2ターン目以降はライドコスト。捨てたら勿論ソウル送り。

2ターン目
ユーバライド。リューベツァールプレイ。
状況により下記に分岐。

A・リューベツァールを稼働、G1ユニットを探して2パン。
例外としてフライハイツが手札に1枚あるならばフライハイツをリューベツァールで出してよい。1枚も無いならスペコの候補から外す。
この時フライハイツの効果を使いリューベツァールを回収し、次ターンにリューベツァールをプレイできる状態にしておく。
⇒こちらが先行で相手が除去の使い手で無ければ基本これ。

B・モレキュラークラウズを前、ボバルマインをR裏に展開。
アインガルテン稼働、ボバルマイン前アインガルテンをコール。
モレキュラー13000、V10000、アインガルテン23000で3パン。
⇒相手が除去の使い手で無ければ優先してこれを目指す。

C・アインガルテンを稼働、2パンでV単騎でターンを返す。
⇒相手が除去使いの場合やこちらが後攻に限り行う。

3ターン目
ヴェルストラライド。アインガルテンをドロップ。
手札にフライハイツが無く、盤面か手札のどれかにリューベツァールがあるなら、フライシュッツをセット。
そうでないorフライシュッツがダメージに落ちているorコストでドロップしたならばリューベツァールを最優先セット。
アインガルテンはもう要らないのでソウルに送り付ける。リューベツァールをプレイ。

A・フライハイツをコールしてフライシュッツマクシムを張り付けて、フライハイツ稼働リューベツァール、ヴェルストラ稼働フライシュッツマクシム、フライハイツを手札に戻し3パンルート。手札次第ではヴェルストラやモレキュラークラウズをコールし4パン視野。

B・相手のダメージとこちらのダメージ次第ではあるが、フライハイツを2枚コールしてフライシュッツマクシムを二枚展開、RRVRRのルートを取り5パンでキル。

C・ヴェルストラ単騎アタック。リューベツァールを稼働させ、デッキを掘り進め次ターンに備える

超越相手にはテンポロスを重視しライドスキップを取る。相手のダメージ次第ではライドスキップを行わずヴェルストラライド。具体的には相手のダメージが3以上ならライドしてこのまま押し込みキルを狙う。
ドラゴニックカイザーヴァーミリオン、ガーンデーヴァ対面においては自分の盤面をゼロにしてターンを返せるように優先して動く。

4ターン目、ペルソナライド。フライシュッツマクシムをオーダーゾーンに二枚置き、フライハイツを二枚そろえるのをゴールとする。
理想的なキル盤面としてはフライハイツ裏にモレキュラークラウズを展開、もう片方のフライハイツ裏はボバルマイン(8000でコストがあるならクラウズ二枚目でもいい)。
モレキュラークラウズ側のフライハイツは二回目に殴りフライシュッツマクシムを稼働させ、CB1スペリオルコール。
こうすることでモレキュラーフライハイツは23000(ペルソナで33000)となり、フライシュッツマクシムは28000(ペルソナで38000)となる。
勿論相手のVのパワーはフライシュッツマクシムの効果で-5000の減少が入る。(1パン目フライハイツで稼働フライシュッツマクシム宣言なら-10000)

想定理想要求値は
一回目25000要求(インターセプトはこの時点で一回使用不可)
二回目35000要求(相手のインターセプトはこの時点で崩壊)
三回目はVパン。最低45000要求。(3回稼働+15000マイナスの補正)
四回目以降はトリガー次第だがどちらもトリガーが出なかった場合は
40000要求と45000要求。守護者の関係で38000のマクシムから殴りそうだが。

となる。

仲間内にこれで問題ないか相談したところゴーサインをもらったのでまぁ問題ないと判断。先行取られた時の防御のケアとしてグレード反応カウンターヒールを二枚入れてとりあえずは完成とした。

これでいけるだろ!勝ったなガハハ!などと息巻いていたが、その感情はあるカードの公開により粉砕される事となる。


なんだこのスケベな女は!!!
僕の股間のアブハサールが稼働しちまうよ!


僕は今からユーバだ!
オラッ!ソウルブラスト!(びゅるるる!)


最悪な下ネタをかまして現実逃避をかましてる場合ではない。

実はヴェルストラ、突破力を除去に依存している関係でエバの防御力をオブスクデイトの存在により貫通できない。
エバがこの強さであるならば復権は十分にあり得る話。デッキパワーが頭一個抜けていて高く安定を誇りガーンデーヴァに対するわかりやすい回答となっているならば、使い手はそれなりにいるだろうと見た。
これの存在に怯える上に、出力がどちゃくそ不安定なヴェルストラを使うなら、いっそ使わないほうが精神的安寧を買えると判断し、択から外す事になった。

そういう事ならエバを使う側に回ればいいんでねえの?と考えたが、こちらの狙いはライドライン選抜による予選抜け。自分から確率を減らすような真似は出来ない。
というかエバミラー踏んだ時の時間切れも普通に怖い。ガーンデーヴァにはぶっ刺さっている点とデッキパワーの査定がかなり高めにいるのは魅力ではあるが、ウィリスタに何処までも勝てないって点もどうにも気になる。
後全体的にデッキパワーの底上げが大半のデッキに入ったので、どのデッキにも負ける可能性がある。使う側として考えた時にそこがどうしても気がかりになる。

ところでムシキングもカワセミハッグを使わないでカブトムシを使う方が主流だそうなので…環境初期に持っていくの考えたとして結局ますます刺さってないやんけって事でヴェルストラを使う択は死滅した。ただでさえ不安定なのにそんな不利ぶっこく要素二個も来たなら切るしかない。

…ならばどうするか。


答えは言わずとも決まっている。



僕の相棒は、誰がなんと言おうと最高のスーパーロボット。


アーヴァガルダだ。
今回もまた続投することにした。

何よりレディフェンサーの登場と流星オーダーによって、より強固になったエバの防御を迅雷であっさり台無しに出来るのは他の誰でもないアーヴァガルダ唯一無二の利点。これを活かさないでどうしようというのだ。
(これ実は発売前に書いてるんですが発売後の大会の結果をみるとレディフェンサー使われておらずハビタブルドックコンボを採用してるのを多く散見してますのでここの予想はやや外れですね)

しかし大ヴァンガ祭と同じリストでいこうものなら太刀打ちは出来ない。
前環境までなら安定やケアの方向性の梶切りをしても取ってよかったが大ヴァンガ祭からそれなりに日も経ち、フェスティバルブースター2023も普及された影響で以前なら度外視してたウィリスタを代表としてフェルティローザ、アレスティエル等のリリモナ組が台頭。しかも新規で水想幻獣や、エイゼル等展開重視のデッキも多く散見されてきた。

その影響で除去を求められる環境下において、除去が大して使えないアーヴァガルダに求められる物はただ一つ。ロマン寄りで構わないので、エバやウィリスタの鉄壁の防御力を貫通する力に尽きる。

それを都合よく粉砕出来る最大出力を跳ね上げる事の出来るカードを探したところ。ただ一つのカードが見つかった。


エルバード・エクストライカーである。

超を除外することでパワーを前列に+5000を振ることができ、ダメージトリガー一回ぐらいなら本人のバフ効果でナチュラルにケアをすることが出来る。実質二枚目のオーバートリガーとして出力的には使える。
なーに言ってんだおめえ!って言われそうなのだが体感として聞いて欲しい。実はアーヴァガルダは散々回したから体に染みついて実感しているのだが、デッキを掘る性能がかなり高く。その影響下で超を素引きしてしまうなど割とザラにある。
そこでその素引きした超を防御に使い、次ターンエクストライカーを展開し、ブースターにしてリーサルまでもっていこう、という算段だ。

これを利用することで、コンバイン&アーラ&ペルソナ死風=60000をさらに超える、65000。
理論上最大出力で確実に抉る。

ヴァンがライフの動画では僕が殺層2枚目とコンバインラッシャーの4枚目にしてたところをインラインタイドエイジに変えてペルソナ時に作戦やうっかりダメ落ちしたドックを回収するといったケアが出来るようにリチューンが施されていたが、そこをまんまエルバード・エクストライカーに変更。
出力をさらに突出させなければもつれ込んだ時に勝機を見出すのは難しい。大ヴァンガ祭でエバと戦った時に強く実感したことだ。

実はコンバインをゲームに絶対に絡めさせないと超越相手等苦しいかと思ってずっと4枚にしていたが、いちいちそんな後ろ向きな事を言ってられない。
カードゲームにおいて環境の外、質の悪い包丁で戦うというのならば多少のリスクは背負うべきと判断。
それに、今のチームなら、例え僕が穴になったとしても勝ってくれると心から信じ切れます。

持たざる物の戦い方、というのはそういう事だと認識しました。

実際公認でウィリスタと対戦させてもらった際、アーヴァガルダでぶち抜いて勝利を収められたのもあり、僕の理論は確信に変わった。

しかし、それだけではまだ足りない。

このエクストライカー、2枚同時に引いてしまった時、片方は何もしない事が多かった。
確かにダメージ落ち等再現性の観点で見ると2枚投入したい感情はあるが、それだけでは詰められない。
ならばいっそ、その2枚を引いた時の瞬間爆発力を出す方向性。
いわゆるロマンコンボを相手に叩き込むのだ。相手を確実に沈めるコンボ。

ある。それが出来る札が、一枚だけ。


アニメでサムが使って連パンしていたがコストやデッキ枠の観点から皆デッキに入れなかった、ゴルドーグ・ドラゴンだ。

実はこのゴルドーグ、ドックとも実は相性がいい。
ペルソナ状態、ドックセット済みのアーヴァガルダが攻撃したバトル終了時、ゴルドーグを捨ててスタンドするわけだが、このゴルドーグをCB1でV裏にコールする。

すると、Vのアーヴァガルダの二回目のアタックを10000ブーストをけしかける事が可能になる。
実はアーヴァガルダの穴として、本人の二回目のアタックが実はトリガーが出なかった場合、思ってたより数値受けがしやすい欠点があるのだ。
Vから殴ってツインドライブでゴルドーグが見えた場合はそういうコールをする事も視野に入れる。

それだけでなく。エクストライカー超除外の5000上昇はそのターン中永続なので、バトル中に出たゴルドーグにも効果は適用されるという点において最高のシナジーを誇るのだ。

トリガー無し想定理想最大値としては、ペルソナ死風状態になったとして。
エクストライカーで超除外でブースト状態に。
コンバイン35000単騎
V48000(ハナダハーフウェイブーストでCC)
ゴルドーグでコンバインを踏み倒してからV43000
アーラコンバイン65000
※エクストライカー&ゴルドーグ50000(相手がトリガー踏んだら60000)※(追記しますが実際はここ45000です。

分かりやすく画像を出せばこんな感じ。


全部こちらのトリガーが絡まなかった場合の数値の理想値としてはかなり魅力だ。5パンだぞ5パン。


9月23日追記。
ディアデイズ内でゴルドークドラゴンをアーヴァガルダがペルソナ死風状態の時にスペリオルコールをしたところ、パワー20000でスペコされました。
死風の効果1回目はゴルドークには適応されません。対戦してくださった皆様大変申し訳ございませんでした。喜多見みかんさんや歩いてたジャッジ捕まえて念の為確認取ったんですがどうやらお二人も間違ってたようですね、いや本当にごめんなさい。

ここまでやれば耐久お化けのエバやウィリスタも流石に貫通される。腹はくくった。

コンバインを削ったりハビタブルゾォンを削ったりするなんていうプランもあったし実際それで何度か試行したが通常のファイトの再現性がごっそり落ちたので結局その2枠にこの二種類を叩き込むのがベストアンサーであった。
因みにマリガンガイドは下記。

先行後攻超越ライドデッキ5枚共通マストキープ
ペルソナ(聖杯含む、聖杯よりは生き物ペルソナ最優先)1枚。
ハナダハーフウェイ1枚。

相手がGゾーンがある…
生き物G2×2。優先度としてはコンバイン>ハビタブル>アーラ
上記条件満たせてたらエレメンタリアキープ、守護者戻し。
相手にGゾーンがない…
ペルソナとハナダ最優先探しのパワーマリガン。
ペルソナのキープを初手で満たせてたら生き物G2×2。
ここの優先度としてはアーラ一枚>ハビタブル>コンバイン

上記を満たせていたら、
ライドデッキ4枚なら守護者キープ、
5枚なら戻し。(あまりにも手札の質が良すぎるならキープしてよい)

しう「ところで、喜多見さん何使うの?」
喜多見みかん「私は、アストロア一択だよ。
私こそ†世界最強の星刻姫†(せかいさいきょうのあるまじぇすた)だと今度こそ証明してみせるよ

コイツ僕いなかったら絶対他の人と勝ちを狙いに行くチーム組めないなと思った瞬間でした。


喜多見みかんの使用するデッキについて


さて、流石に大ヴァンガ祭と50枚丸ごと同じ内容のデッキを使わせるわけにはいかないので、まずは昨今環境に合わせたリチューンをお願いした。
というかお願いするまでもなく彼が自主的にやってくれた。成長してくれて僕は本当に嬉しいよ。

とりあえず口出しした事とすれば先3で超圧力をかけてくるデッキがあまりにも多いのとエバとゾルガのシェアが減った事も加味し、星反応カウンターヒールの減少を提案。
その枠に僕のヴェルストラと同じようにグレード反応カウンターヒールの採用を提案。これにより先行取られた際に轢き殺される確率を低下、ついでに超越相手やまぁ恐らくはこないと思うが、ワラ人形が追加された事により出る可能性が見えたG4組の防御力の向上を狙う。
それだけでなく、ヴァルナートオバトリのメタと更なる防御力向上を意識し、僕のヴェルストラと同じくエバーグリーンの採用を行い、緊急時に1ターン買えるようにした。
が、グレードカウンターヒールの使い勝手が悪いのと実はソウルが思ってたよりカッツカツな事が多々あったのでこれはなかったことになった。

5月16日、バティムと麗魔館の饗応にオリエンスが公開された。

喜多見みかん曰く、これは革命的なアストロア強化であると豪語。
最近グングヌラームを全て抜いたアストロアを愛用していた彼だが、これを搭載することで序盤の出力とデッキの回転速度を高めるプランだそうだ。

5月17日。あいしうは彼の家にお邪魔して早速プロキシを刷ってもらってサンドバッグになってきた。ブン回されて確かに速度は出ているなと認識した。

デッキの枠を食うという問題が纏わりついているので、僕の方でデッキを確認し、微修正をかけた。
後は彼が何処までこのデッキを乗りこなせるかだ。

喜多見みかん「そんな事より見て見て!
デュエルディスク!買っちゃった!!
しう「おっひょお!!しゅげえええ!!!!
俺は手札から!白魔導士ピケルを攻撃表示で召喚!!
喜多見みかん「よっしゃ写真撮ってやるでしう!!!

ノリノリで写真撮影をした覚えがある。

普段なら彼のデッキ構築をこれでもかとお付き合いするのだが、その工程が大ヴァンガ祭で終わっているせいかそれが丸ごとごっそりカットされているのがデカすぎる。精神衛生上滅茶苦茶楽だし、何より喜多見みかんがここまで成長してくれたのでかなり頼りになる。
大ヴァンガ祭での練習経験値、彼が爆発的に成長した証であった。

…などと思っていた。

5月28日。

石橋を叩いて渡る物と認識した僕は、他の方にこのデッキを共有。プロキシで回してもらった体感調査、フィードバックが必要だと判断した。
結論としては『ぶっちゃけ環境にあっておらず、CBもきつ過ぎてちぐはぐ』であった。
というかむしろこのギミックはアストロアでやるべきじゃないなとはあれから何度か食らった感触としては実感している。コストが重すぎるのだ。言ってること自体は滅茶苦茶強い寄りなのは間違いないのだが。

ここでちょっと迷走しかけたので一旦アストロアから離れてもらおうと判断。そこでせっかくカードも公開されてるわけなので、水想幻獣がどんなものなのかプロキシで試してもらった。

喜多見みかん『私これ好きかもしれん、めっちゃ強い!使いまわせるのバグだわ!取り回しも効きやすい!強っ!』
しう『これ思ったんだけど、ムシキング然り色々焼きを要求してくる相手と戦わされる事考えると今アストロアは速度よりも死ぬほど複数除去が欲しいね…
喜多見みかん『…だなぁ。』

となれば答えは一つだ。ペルソナを重視してクリンスイープを叩き込み続けるという、アストロア本来のアイデンティティを活かす方向にシフト。
(クリンスイープを叩き込むという点だけ見たら実はグリードンでもできたりする)

FVクリは確実に最速星3ユニカを叩き込む為続投、レィミーナ&クリンスイープのダブルペルソナサイクルスタイルにより継戦力特化の方向だ。
そしてツインマーヴァルをフル採用してトリガーをぶち当て瞬間的速度と火力で撃ち滅ぼす。

更にオクワードラヴィジャーをピン投入する事で、クリンスイープの反対方向のパワーラインの最大出力を出し、出力勝ちを狙えるように。
クリティカルトリガーをFVにしているお陰でデッキ枠を1枠増やせる喜多見みかんのアストロアの最大の利点だ。
ツインマーヴァルの力でソウルに高確率でねじ込めるのでそこをレィミーナで釣り上げるなんていうテクもできたりなんかする。

しう『ところで言うだけ言っとくけど水想幻獣やムシキングに鞍替えするっていうのもアリだけど』
喜多見みかん『いや…その、私、アストロアが一番好きだからさ、環境に噛みつけるのならアストロア諦めたくない…』

ライドライン選抜回避も狙えるし今のアストロアの立ち位置、かなり良くなってきているので、今なら勝てる気がした。

一応マリガンについて記載しておく。
【どちらでも優先】
レィミーナ(最大2枚)
クリティカル(効果を優先)(最大2枚)
キッツピーク(1枚)

-壁-
ツインマーヴァル(1-2枚)(壁前3枚を優先)

【先攻】
先3ユニカを目指すようにマリガン。
【どちらでも優先】を全て優先しつつ
カプリコルヌスも可能なら残す

【後攻】
後3バイコクリンを目指すようにマリガン
ユニカの効果も意識するため、【どちらでも優先】の壁前を意識しつつも
バイコ1
クリン1
ケムダー1orマスク1をキープするよう心がける。
また、後手の場合やや星キープの査定が下がる

【守護者】
先手の場合は、優先のカードが3枚以上ある場合はキープ
後手の場合は、必要パーツが多いため回転率を重視して戻す

https://note.com/siusiu_note/n/nfc00a28ddf6b

細かい解説を改めて別記事に書き収めたので良かったら併せて見て貰えればうれしい。


レイアの使用するデッキについて。



さて、三人目、九州から来訪してくるレイアさんについてだが、もう語る事殆どない。

なんたって彼は九州のCSにぶりばり自分から参加し、白帯会のメンバーの一人として情報収集を一人で行い、ほっといても勝手に強くなるタイプだ。実際何度も結果を残している。

だったら彼をベースにして彼の考えの元でやろうと思っていたわけだが。

しう「チームの思考とか、どういうのでいけばいいとか、レイアさんの考えとかそういうのあったりします?」
レイア「あまりチーム組んで大会出た事が経験なくて…
そんなにプラン決めてなんかした事少ないです(⌒-⌒; )
誘われた身ですし、経験もないですからお任せします。」
しう「また僕がブレイン枠か…

とりあえず彼の重荷になるのは避ける方向性で考えたので、彼には好きなデッキを使ってもらう事を伝えた。
そして彼の今後につなげさせるべく、チーム戦としての僕なりの思考を彼にインプットさせた。

プランニングのところで書いたが彼には実質個人戦をやってもらう。ファイト中は僕らの事を見向きもせず好きなように動いてもらう。僕と喜多見みかんでチラ見して勝手に指標にする。
そして終わったら終わってない仲間の相談役という形で援護。実質2対1の状態を常に作る。

僕と喜多見みかんがアーヴァガルダとアストロアを握る関係で、ライドライン選抜はほぼ確実に回避。自分が思う最強のデッキをレイアさんには気にせず回してもらいたい。

しかしだからと言って放置するのはナンセンス。まずはデッキタイプのヒアリングからだ。

彼曰く六角、ミネルヴァ、エイゼル辺りを候補に入れているとの事。
僕はある意味除去もあるし圧力かけられるしでブルースもいけるかも?などと言ってみたが本人も少し試してはくれたが流石にVの圧力が弱すぎて話にならず即座に撤廃。

レイアさん本人の六角の研究を進めつつ、その過程でサンディマさんの六角をベースにそれも使わせてみたが何やら今ひとつ。
超越に強く出やすいのが利点なのだが結局G2フラッド起こすのでよくない。

本人はそれでも六角自信があったようなのだけれど、申し訳ないのだがデッキパワーの観点で見ても明らかに後手に回った時に返せておらずペルソナ引けてない時に出力難に陥ってぐだついているのを何度も見ている以上信用としては薄かった。ごめんな。

エイゼルが公開されてから僕の方で何度か考察をかけてみたが後手取った時は勿論だが先手の駆け抜けしくじったらそこで終わる。
盤面壊滅させられても復帰が容易なのは評価しているが龍穫祭を握りしめてるガーンデーヴァ相手に怖くて展開なんてできたもんじゃない。

そこで僕は彼の資産から鑑みて、デッキパワーが高くオールマイティに戦えて後手捲り性能も高くキルターンも六角よりも早い後手3~4ターン目とデザイナーデッキとして完成しているミネルヴァをライドライン被り上等で強く推した。
僕と喜多見みかんでライドライン被りは回避してるようなものなので、ライドライン被りしてもいいと判断した。

が、テンプレのミネルヴァでは出力に底が見えていた。デザイナーデッキとして完成されすぎているが故に起きた出力の底が見える問題だ。安定はするだろうがこのままではこれより格上の相手に出力負けしかねない。

そこで僕の頭脳に電流が走った。
そういえば僕のエクストライカーも2枚目の超トリとして運用できるなら、そっちもそっちでサージェスを採用して2枚目の超トリとして活かす。
そして聖杯を止めてしまい、形代を採用し、後手3ターン目に横に並べて後手捲りに特化!
5枚目のアンジェリカとして使えるだけでなく圧縮と展開を同時に行える。フィニッシュ力が高いのだ。

ワラ人形ミネルヴァ、誕生の瞬間である。

デッキパワーがミネルヴァが高い分かなりの練習が要るのだが、彼がしっかり練習してくれたので感触としては悪くはない。
サージェス2枚採用を声に出してみたが結局そこまで依存しないので1枚で抑えてミネルヴァの基本行動を阻害しにくくするビルドにレイアさんがリチューンした。彼やっぱセンスあるわ。



本人談のマリガンガイドもついでに載せておく。
【どちらでも優先】
・レレリム(最大2枚)
・セイサス(最大2枚)
・形代

-壁-
・カモミール(1枚)(レレリム持ってるなら)
・アンジェリカ

【先攻】
・ミネルヴァ
➡︎先4キルを狙う選択肢を作る為

また、セイサス(最大2枚)やレレリムで点を詰めれるよう意識する。

【後攻】
・アンジェリカ
後3でVスタのバリューを高める為、アンジェリカを持っておく事を意識。
レレリムを先に使えるとCCに無駄が無い。

セイサスはVがミネルヴァでないと逃げられないのでリア叩きでCB無い可能性を考慮。
【超越対面】 
シードルは1枚確保。
可能であればV裏にブースターを置いて確実に2点は通しておきたい。
先手の場合は特にすぐにはG3に乗らず、超越タイミングをずらして点詰めを意識。
G3時点で3点まで行っても良い。 



ところで二人して示し合わせたかのようにあいしうの手先みたいなデッキ名をつけてきた。
おかしい、僕は喜多見みかんの抱き合わせ、リーダーじゃないはずなのだが。

喜多見みかん「お前やってる事リーダーだよ」
レイア「そうだよ」
しう「確かに…そうかも…」
喜多見みかん「私たちは、暗闇のおもちゃ箱って名義で出してはいるが、本質はユニフォーマーズ…いや、しうフォーマーズ!
しう「しうフォーマーズ!
喜多見みかん「だからあいしう、お前がリーダーだよ」

しう「我らしうフォーマーズ!!!!!!!!!!(洗脳完了

WGP名古屋前日


調査によるとガーンデーヴァの使用率とえびすの使用率が抜きんでていてウィリスタの使用率は下がっている事が分かったのだが、方針の変更はしない。その方が我々にとって目があると認識した。
僕達の狙いはえびすガーンデーヴァを狩りにきたりえびすガーンに不利をこうむってもリリモナ組ムシキングみたいに先行圧力を持って殴ってくるチームを狩る方針で、えびすガーンデーヴァ踏んだら割り切りで行く。
尚、この二つのデッキを安定して狩れるデッキは殆ど無い(自分から盤面消して何度もパンチを仕掛けられるタマユラ、退却しないテキスト持ち、耐久性能の高さで誤魔化しが効くエバ、爆発的な攻撃回数で薄い耐久を貫通出来るミネルヴァ等が一応僕の想定している答えになる、が安定してるかどうかは話は別)
因みに僕のアーヴァガルダは練度の仕上がったえびすには9割勝てない、ガーンデーヴァには先行取れたら先行の押し付け性能で7割ぐらい勝てるので、えびす踏んだり、ガーンデーヴァにジャンケンで負けたら高確率で僕の負けになりますが、他の仲間二人にそれの僕が踏んだ片方は絶対当たらなくなるので勝利アベレージは上がると見ました。

ところで、最近色んな方がnoteを書いてるように見える。
中にはあいしうから影響を受けて書いたとかいう人もいた。

そういえばどんな考え方でデッキを選んだりチームと練習したりしてるんだろう、とか思ってWillyさんにヒアリングした事がある。

Willy「えっと、ショップで募集している人がいたんで、その人の誘いに乗って…」
しう「はいはい」
Willy「後は各々使いたい強いデッキを3つ用意してとりあえず軽く練習して、席順を適当に決めて終わりです。」
しう「チーム方針とかそういうのを事細かに決めたりとか、なさらない!?」
Willy「しないですね(笑)」

後で他の方から何度か聞いたが僕や喜多見みかんみたいに出場を決めた時から念密な話し合いとチーム編成と席順決め、メタ読み等を行い、それ想定の練習を繰り広げるなんてねちねちとやる人は殆どいないそうだ。
というかよその人が記載したnoteとか見る限り、
楽しさに全力全快で振り切った人たちがやたら多い

なんか!!
それ聞いちゃうと!!

まるで僕らが!!
逆に馬鹿みたいじゃないですか!!!

クソが!
だが僕はサイレント・マジョリティなんかに屈しねえぞ!!!

さて、席順はレイア中堅で確定したが、僕と喜多見みかんをどうするか決めていなかった。ぶっちゃけ中堅さえ固まっていたら割とどっちでもいいと思っているのだが。
そこで僕は身内メタという物を張る事にした。
個人的に推したいチームが一つある。

チームDROPOUT

実はこの僕、このチーム入りを誘われていたのだが仕事の都合で土日休みを取るのが難しくなってしまってナァナァになってお流れになっていた。
ここに所属している守護神こと、ダック氏。

彼は極光戦姫の使い手。これで予選トーナメントを勝ち上がっている。名古屋での戦いでは確実に仕上げて持ってくるだろう。

で、僕のアーヴァガルダ、一か月前に記載したと思うのだが、極光戦姫に著しく弱い。
僕らが勝ちたいならばダック氏と僕の直接対決は何が何でも避けなければならない。

ダック氏がトーナメント進出したときの席順を確認したところ先鋒に座っていた。
それとレイアが言っていたのだが先鋒に座りがちな人は押せ押せのごり押しめいたデッキを使う傾向にあるような気がすると。

そんなデッキは今の環境で目立っているのは一つ。ムシキングだ。

このムシキング、自分からリソースを確保できない関係で焼きや極光戦姫に弱い。ホルホルマッシュルームで抑止は出来てはいるが所詮は付け焼刃。
それを刈り取る立ち位置と考え、先鋒に座り続ける可能性がダック氏にはあった。僕がダック氏なら絶対先鋒に座る。っていうか過去に先鋒に座ってたのを知ってる。
そしてにやにやしながらあんころ餅しか勝たんです><って言いながらあんころ餅を頬張るに違いない。

それを読み僕は彼との直接対決を避け、大将に座る。

不安要素としては大ヴァンガ祭前の時みたいな超ガッツリした練習を僕が仲間内とタイミングが合わず出来ていない事ではあるが。
土日休めない仕事はカードゲーマーにとっては本当に致命的です。


WGP名古屋前日の観光


観光が死ぬほどどうでもいい人は飛ばせるように今回からパート分けを行いました。

練習不足が気になってしまい不安半分の中、彼の誘導に従い、カードショップで暇をつぶしていたらレイアを引き連れてきた喜多見みかんの姿があった。
しう「いやはや、九州から遠路はるばるお疲れ様です、ありがとうございます(こっそり買ったギガントアームズシルエットをしまいながら)」
僕もお盆辺りにそろそろ親に顔を見せに帰ろうかと思っている。

レイア「いやね、喜多見さんがいきなり財布を忘れて1時間遅れるって聞いた時に、喜多見さんの信頼が揺らいじゃってね」

レイアさんの喜多見さんの評価基準思ってたより厳しくてちょっと笑った。

レイア「でも遠いって言ってた空港まで迎えに来てくれた事は嬉しい!」
しう「喜多見さんはそういうところはちゃんと優しいですよ」
レイア「で、これから向かう大須について僕車の中で聞けるのかなー?とか思っとったんだけど、何にも聞かされてなくてですね」
しう「草」

さて、名古屋にある大須というのはどういった町なのかこれを見ている方にもざっくりお話せねばなりますまい。
名古屋に観光地、という物はマジな話本当にない。
それなりに前にレゴランド、なる施設が出来たが観光地としては弱すぎる。

そんな名古屋だが、観光スポットとして僕が推す場所、というのはやはり大須商店街。
紙のオタク的観点で言えば歩けばアドバンテージ、ホビーステーション、アメニティドリーム、トレカチャンピオン、駿河屋、193等々カードショップが至るところにある。大会のハシゴなんてのも可能なわけだ。他県から来たカードゲーマーは困ったら大須にぶち込めば何とでもなる。

それとヴァンガードのアニメ聖地としては、ダンジとミレイがデートしていた中須とかいう場所の元ネタはここだ。
一緒にたい焼き食ってた場所とかもある。

大須観音(真福寺宝寺院)を代表にして、色々食べ歩きが出来るように数多くの出店がある。生活感丸出しのスーパーや、ドニッチな需要を叶える店等。

『カオス』この一言に尽きる。

名古屋に来たならとりあえずここに来て歩いておけと、僕は声を大にして伝えたい。このカオスな空気感は、大須で無ければ味わえない。

僕達がカードショップでストレージ物色したりするところや僕がアニメイトで喜多見さんの代わりに4冊目のユースクエイク2巻を代理で購入させられるところなんて描写してもなんだいつもの俺達か、で済まされてしまうのでそこの下りは全てカットさせてもらう。

僕個人お気に入りのスポットとしては『水曜日のアリス』だ。
なんとここ、入り口が小さなドアとなっている。
いざくぐって入れば不思議の国のアリスの世界観に浸る事の出来る素敵な『お菓子』と『アクセ』と『雑貨』のお店だ。
是非とも女性の方を連れて行くといい。
が、過去怒られた配信者達がいるようなのでくれぐれも配信しないように。

店員さんがアリスモチーフのメイド服でレジ打ちをしてくれる。雰囲気全ツッパしたお店だ。僕が何かの間違いで彼女が出来たらデートするならここに連れて行く。
というわけで早速紙のオタク共を連れて行ってみた。


レイア「おお、いいねえここ!お菓子何買うか超悩む…!」
喜多見みかん「あいしうの癖にセンスいいとこ知っててなんかムカつくなぁ!」
しう「ムカつくってなんだテメェ」

とか言いつつ喜多見みかんも懐中時計が気に入ったようで後日買いに行くと言っていた。気に入って貰えたようで何よりだ。

大須観音(真福寺宝寺院)に明日の祈願を祈ってお参りに。
レイアさんが線香とろうそくを買って煙を立ててくれた。せっかくなのであやかろうと思いとりあえず肩と腰に煙をかけてみた。最近トシなんだろうがここら辺が痛むのだ。

喜多見みかん「オラッ!頭に煙かけてやるよ!」
しう「ゲホッ!!げほぉ!!(お前マジやめろ)」
レイア「明日なるようになりますようにってね」

みたいな話をしながら大須観音を後にする。大量にいる鳩に怯えながら歩いていたら喜多見みかんのヤツが僕をあざ笑っていたのが見えたが後で覚えてろ。

追記・被害妄想だとか言われましたが…おかしい…そんなはずは…

なにやらレイアさんがスガキヤに行ったことが無いという話をしていたので喜多見みかんの提案でスガキヤに連れていく事に。
ところで実は僕もスガキヤには自分からは積極的にいかない。言っちゃあ悪いがあまり食欲がそそられないのだ。外見的な意味で。そして店内の匂いも正直独特だ。そそられない。これは僕の好みの問題だろうとは思うが。

実際ざるラーメン注文しコスパ的観点で見て美味しかったのは事実だが。なんでだろうか、そそられない…なんでだろうな…?

ヘイトスピーチしても仕方無し。ここでふっと色々歩いていたりカードショップの物色をするなどしていたら小腹がすいてきたので唐揚げを食べたくなったので、まる芳に。

何処の唐揚げが良かったか完全にド忘れぶっこいていたりしていたらレイアさんからあいしうさんふわふわしすぎてて心配になるだの言われたがまぁそんな事は些事だ。
目の前の唐揚げを頭空っぽにして食べる事に、僕は没頭。

唐揚げはいい。カジュアルに肉が食えるとてもポピュラーな食べ方だ。ただ揚げるだけなのに店によって味やら旨味やら強みが全然違うのも面白い。
声優の下野紘君が溺愛するのも頷ける。
唐揚げが好きな人種でよかったと思う。名古屋軽率に唐揚げが食えるから居心地がますますいい。食いすぎると何かとダメだが。
無心になって食ったら何やら喉が渇いたので僕が必ず大須に行くなら行くと決めている近くのお茶屋に行き急冷煎茶を舌鼓。
ちょっと前までなら100円だったのだが、流石に昨今の不況で50円値上がりしていた。まぁしょうがない。だがこのさわやかさが溜まらん。すっきりする。

レイア「やっぱりあいしうさんセンスがいいよ、目の付け所がいいよね」
喜多見みかん「あいしうの癖にセンスいいのムカつくなぁ……」

ほめて貰えて嬉しいが喜多見みかんにムカつかれるのは一体どうしてなんだ…!

そのあとカードショップを巡りまくって掘り出し物を買いまくっていたら、おなかがすいたので晩飯に名古屋飯をレイアさんに食わせてやろうと思って手羽先を食べさせてやろうと思っていたのだが、ハナ金という時間帯だったため大半の店が満席で案内不可と言われてしまった。

しう「参ったな…」
レイアさん「どうするんですか」
喜多見みかん「どうしましょうね」

こういう時は地元に強い喜多見みかんに丸投げすりゃいいかと思っていたが彼の様子を見るに何も考えたくない、あいしうに投げたい、という感情が見え隠れしていた。転勤族の僕にそういうの面倒だから雑投げするのほんと止めて欲しい。
二人の言葉尻にイライラも見えてきた。やはり何事も上手くいかないとストレス値が溜まってくるものです。

そこであいしうは思い切って居酒屋に酒を飲まないで飯だけ食うルートを思いついた。地元の居酒屋はそういう地元特有の飯物が強いと相場で決まっているのもある。
というわけで駐車場の近くの居酒屋に突撃。
飲んべえ共に混ざる形で色々注文。手羽先をメインに思い思いにつまんでいく。

喜多見みかん「いやー酒が恋しくなりますわね」
しう「いいかレイアさん、喜多見さんを見張ってるんだぞ!今このメンツの中で運転できるの、喜多見さんだけだからな!!絶対飲ませるなよ!僕らも飲まないけど!
レイア「というか明日が本番だからね!酒はダメよね!」
喜多見みかん「わかってますよ飲みませんよぉ」

一応あいしうは免許持ちだがバリバリのペーパードライバーなので勘弁してほしい。
串カツを三人で頼んで勝利の誓いみたいな事をしたが滅茶苦茶ぐだぐだしまくったので先行き不安になりそうになったりしていた。

僕達三人は喜多見みかんの家に泊まる。

喜多見みかん「さぁさ、このマンションの上の階になりますよっと」
しう「(しかしこの家マジで俺の家より立地よくてなんかムカつくな…)」
ゴキブリ「カササササササササ」
レイア「うわ!ゴキブリだ!」
しう「いきなりゴキブリが出てくるとかどういうことなんですか喜多見さん」
喜多見みかん「あー、多分今日ゴミの日だったからじゃないすかね」

喜多見みかんは悪くはないのだが、今までの観光してた気分をこのゴキブリのせいで台無しにされた気分だ。

早速家の中に入る。
開口一番で僕とレイアさんが放った言葉は、『汚ぇ!!!』だった。
小説書いてる時みたいに細かく描写してやろうと思ってたんだが、気分を普通に悪くしたのでざっと箇条書きにする。

・足の踏み場がほぼほぼない。通り道に踏むなと言わんばかりに言われたコード。
・何故か散乱された空のペットボトルと脱ぎ散らかした汚い靴下
・何故だか小アリが湧いているフローリング(僕が見える限り全て殺しました)
・最終調整の為にファイトする予定だったのだがさせてたまるかといわんばかりに僕の家から先日大掃除の際に回収してもらっただろうカードや環境トップのデッキのプロキシがテーブルの上におもっくそ散乱されている
・極めつけには洗い場に散乱されたヒゲなのか髪の毛なのかよくわからない毛の山。平成初期のホラーゲームか?
・トイレのドアにぶら下がっている破壊されたドアノブ(本人が閉じ込められたので出る為に破壊したと言っている)

これである程度は掃除したとか言い出したので流石に軽蔑しそうになった。僕の家で大掃除を頑張ってくれた喜多見みかんはどこに行ったんだ…
僕を家に呼び出して掃除要因にするかどうかの提案も実は前日にさせてもらってたが彼が拒否したのでそこを軽く問い詰めた。

しう「こんなんなら前日に僕をお前の家に呼べよバカ野郎!一緒に掃除してやったわ!!」
喜多見みかん「あいしうに借りを作りとうないんじゃ~~~~

手遅れだ馬鹿野郎。
レイアさんと僕が協力して通り道を作ったり机を使える状態にしたりした。遠征してきたお客さんをなんだと思ってんだ。
とりあえず風呂の準備ぐらいはかろうじて出来そうだったのでちゃんと皆で風呂に順番に入り、待ってる間に少しでも練習する為にファイト。普通に出来ているので問題はなさそうであった。
部屋が汚すぎて全員仮想敵の練習が出来ていないの一点を除いては。

スリーブを全て差し替えてすぐ寝る事にした。アーヴァガルダもサムのスリーブに変更する。

部屋の電気を暗くしながら、喜多見みかんが僕ら二人に死ぬほどくだらない話を振ってきたりしたのは『修学旅行みたいじゃん』ってレイアさんが笑いながら受け流していた。

内容については大変申し訳ないが覚えていない。レイアさんと喜多見さんがある程度覚えてたらそれを元にまた追記しようと思うが。

WGP名古屋当日



喜多見みかんの家で目を覚まし、僕のデッキと喜多見みかんのデッキの動きの確認の為、お互いにデッキをぶつけ合う。
僕のデッキは知っていたが好調。喜多見さんにガーンデーヴァ使ってもらってぶつけて貰えばよかったが部屋から探し出す時間が困難と認識し止めた。お前そういうとこだぞ。

高速飛ばしてポートメッセなごやに突撃。腹痛でトイレに起きたせいで半端に睡眠時間が足りていないせいでボケーっとしていたが、喜多見みかんが道を間違え少し遅れそうになってビビる。
なんて事もあったがもう笑って許せるようになってきた。

もう公式大型大会参加も三回目となると、ヴァンガードの参加者も見たことあるが面識のない人っていうのがかなり多く見える。
例えば夜兎さんや、海外のクリス兄貴とか、タカさんとか、那月君とか。いつか積極的に話しかけないとなと思っているが、僕には勇気がない。

マッチング発表に呼び出されふっと準備中に横を見て見ると大将にダック氏が座っていた。しかもばっちりスリーブもセラスホワイト。極光握っていた。
身内メタの席座りに失敗した。いきなり幸先が悪い。

せめて、目の前の相手が極光戦姫でもえびすでもない事を祈って、
スタンドアップ・ヴァンガード!

一回戦目。極光戦姫
いきなりえびすとガーンデーヴァ以外で想定している限り最悪の相手とぶち当たった。
だが、僕はディアデイズのランクマ配信をぶりばりやりまくってたので身体が覚えている。極光戦姫、思ってたより自力でリソースを軽率に稼ぐ手段に乏しい上にデッキトップや手札収容は逆に相手にリソースを与えてしまうので、ゴリゴリに序盤から最大パンチ数をけしかけるとトリガーが何度か噛まなければ手札不足に陥るのだ。
だから最近は極光戦姫を使う場合はカフ・スプリングを採用しない人が急増してるわけです。

必殺コンボとかは一切考えない、コストの殆どを監獄からの釈放に使い、攻撃回数で圧殺。素引きしたゴルドーグ・ドラゴンも2ターン目に叩きつけ3パン!ワンチャンスに全てを託す。
3ターン目、ソラピリオドはくれてやるつもりでソラピリオドだけソウルに残して盤面形成して、アーヴァガルダで襲い相手ノー、Vスタンドで攻め立てていく。
返しのターン、ピュアライトに乗られ、ソラピリオドが監獄収容こと、免許停止処分を受けるも、星の増えてないピュアライトパンチを素耐えして、ペルソナからV殴って突撃させて勝利。

対戦相手のるいるいさん『つよっ…!』
しう「へへっアザッス」

喜多見みかんが勝利をもぎ取り、チームWIN。
レイアさんがちょっとまごついていたが敗北。

しう「もし何かの間違いで僕が先に終わっちゃってたらもう気兼ねなく僕に困ったら聞いちゃってください」
レイア「そうね!相談するの大事ね!」

チーム対戦終了後、どうやら対戦相手チームの先鋒の詠葉さんがカードの枚数が足りないと突然探し出した。
対戦は終わっているし、そんな状況を見過ごすのは男が廃る!
デッキを拝借、枚数を確認する為、少し裏面で整理するもやはり1枚足りない。
何処に行ったか探していたら、相手の中堅の方が、排水溝らしき溝にカードが挟まっていたのを発見!そこでブシナビマッチングが発生。
こうなってしまうと僕らも流石にこれ以上付き合えず、仕方無くその場を離れることに。

施設管理の方に蓋を開けてもらって回収に成功したようで安心した。後で本人にヒアリングしたら『ここからは実験の先』が溝に入ってたようです。
ちょっとカードの管理、僕も気をつけようと思いました。

見つかって良かったね!

後攻◎チーム◎

二回戦目。えびす
想定している最悪の相手とぶち当たった。
えびすとの戦い方だが、アナスタシアがダメージに落ちる事にかけて上振れ最大値を常に押し付け続けて駆け抜ける、しか目がマジで無い。
ひらたく言えば僕のアーヴァガルダでは絶対に勝てない。0点でない限り点止め行動は無意味。

実はコンボ決まるまでアーヴァガルダの手札はパーツで構成されており、軽率にトリガー以外を防御に投げられない困ったチャンみたいな性質があるのだ。だからコンバインラッシャーが過労死レベルで重要なんですね。
お察しの通りアナスタシアを引かれ、相手に6パンかまされ続け手札足らず負け。

だが、この敗北は想定通り。僕は対えびすの敗北地雷。

現代ヴァンガード史上最強のデッキえびすは僕が抱きしめてロック、後は仲間二人が勝つ事に賭ける!
…が、チーム敗北。全員敗因になってしまった致命的ミスは無かったとのことなので、これは割り切りです。

先行×チーム×

三回戦目。フェルティローザ
ようやっと僕が想定していた相手と当たった。
お互いダメージオーバーが1~2ターン目に消し飛ぶというテンポロスが発生したり、3ターン目ヒットしたのにヒールトリガーを発動してしまいスタンド出来ないというギャグみたいな事態が発生して、お互いにもう笑うしかなくレイアさんの状況を指標にしてる場合じゃない状態になったのはさておいて。
ゲーム中盤にオーバーは無いが必殺のゴルドーグ・ストライカーコンボをぶち当てるが序盤攻めきれなかったせいでダメージが足りていない。
ちょっとぐだついてきたが相手もペルソナを引けていないよう。
その隙をついて、アーヴァガルダ特有の圧力で轢き殺して勝利。
喜多見みかんが負けたものの、レイアがちゃんと勝利を握りしめてくれたので、僕らの勝利。なんて泥仕合だ。

後攻◎ チーム◎

ここで僕達は過去二度大型大会参戦時であった『三回戦で落ちる』というジンクスを粉砕した。
喜多見みかんがハイタッチを求めてきた。ノリノリで応じたのだがあいつパワーがデカすぎる。痛い。力を抑えろ馬鹿野郎。

四回戦目。お祝いに喜多見みかんからジュースを奢ってもらい喉を潤し気力十分になった僕達は対戦テーブルに座った。

しう「もう思い残すことは無い…もう負けたっていい…!
喜多見みかん&レイア「黙れ馬鹿野郎!!!!!!

馬鹿野郎はあいしうでした。
対戦相手のチームから笑いが飛んできました。


さて、ここで勝てばライドライン選抜に我々は振るいにかけられる。
アーヴァガルダ、ミネルヴァ、アストロアの構成。
アストロアは環境の蚊帳の外。この環境、わざわざ大型大会でこれを使う人はいない。
アーヴァガルダもアーヴァガルダで立ち位置が微妙で、僕みたいにエバ想定やウィリスタに圧力勝負で持ってくる人がいるかも、ぐらいなもの。これを使う人は少数。えびす相手に速度で答えを出してくる構築もあるようだが目としては薄いと見ている。
ライドライン選抜にかかるのは高確率でミネルヴァの1被り。つまりここを乗り切れば、僕達は決勝トーナメント進出が確定するのだ。

僕達は!!勝つ!!!


四回戦目。ガーンデーヴァ。
絶対踏むだろうな、と覚悟していた割と最悪な相手と当たった。
先攻なら大ヴァンガ祭の練習期間でさんざん鈴音巧とやった記憶から、確実に殺せる自信はあったのだが、運悪くこちらはジャンケン負け。
えびすは無理だとわかってたので切り捨ててはいましたが、ガーンデーヴァだけは、ぶっちゃけずっと対面練習したかったデッキタイプなのですが、時間不足とここ数日使い手が捕まらなくて全く練習出来ていないのが気がかりだった。今言っても仕方無いが。

そんな後攻2ターン目。手札にハビタブルゾォンと腹立たしい事に引いてしまった殺層があり、ライドコストに悩む。ドロップには1ターン目に捨てたコンバイン。
プランとしては
A・ハビタブルゾォンを切り、フィンダニスを出さない。ソウルブラストドロー。
B・それ以外を切り、フィンダニススペコ。
どの動きであろうと僕はコンバインをスペコするものとする。

僕はこのプランで少し悩んでBを取った。流石に序盤のファイト中に横もファイト中で相談は出来ない。
ガーンデーヴァに2と1を出して、両方選択させて、ガーンデーヴァにドローなんてさせる物か、というプランにしつつダメージトリガーかまない事を祈りながらの2パンだ。過去の公認大会で獅子えりさんに実際にやった成功例からその動きで点を詰める方向に持っていく。

どっちが正しかったのか、よかったら後でツイッターのリプかなんかで教えてくれたら助かる。

…が、しかし、ここで相手に繰り出される、公開情報でも見えていない『龍穫祭』。裏目破壊の一手だ。
よりにもよって、ガーンデーヴァの5枚捲りも1ヒット。ルグエントも噛まれ3ドローされる。ここでそれを切ってくれて良かったと割り切るべきか。

6月15日追記・ヴァンがライフのともさんに答え合わせの確認を取りました。
答えとしてはAが正解でそもそも龍穫祭を撃たせない、必要最低限以下の展開でゲームを進めていき手札の質を上げさせない、が重要であった。
Bもハビタブルゾォン温存でペルソナドック確定が狙えるのでありだがコンバインは出さない。フィンダニスを出すにしてもV裏に展開し、18000のワンパンでダメージを削るルートにして龍穫祭を腐らせるルート取りが板だったようだ。僕もまだまだ甘い。

返しでペルソナ死風を用いてゴリゴリに攻めるが開かれたリソース差にどうにか追い付かせるのが関の山。ガーンデーヴァは裏バインドの関係で長引けば長引くたびに不利になる。
となれば二連でペルソナを叩きつけて超出力で殴りぬくしかないが、流石に幾らアーヴァガルダにデッキを掘る力があったとはいえ、確定キャッチできないのなら綱渡りでしかないのだ。(一回しか引けませんでした)
ギリッギリまで足掻くものの、裏バインドを稼がれすぎて、手札の防御が尽きて、敗北。
ちなみに前日に喜多見みかんの家で僕個人のガーンデーヴァの対面練習をやる予定でしたが、部屋が汚すぎてそんな事が出来ず、そこの練習が足りませんでした。今思い出したらそこが敗因になってるのウケますね。

ファイト中、喜多見みかんの勝利宣言が聞こえた。
後はレイアさんに全てを託した次第だが、なんとペルソナからの7パンルートでエバに対し超高確率で勝利目前のところまで追い込んでいた。


勝った

間違いなく、僕達は決勝トーナメントの舞台に、上がれる。

僕のチーム理論は、間違っては、いない!


僕達は、勝つ!!

…と思っていたのだが、最初のダメージで相手が繰り出したダメージトリガーはオーバートリガー。

なんか僕ら前回もダメージオーバートリガーに泣かされてねえ?

返しのターン、4パンでエバが襲ってきた。

レイアさんは僕に相談。現在レイアさんのダメージは5点。
手札には2枚守護者。相手はG2オブをスペコしてカモミールを丸ごと刈り取らせインセプを要求してくる。レイアさんの手札には守護者が二枚。
ここで守護者を投げつけるか、相手の誘いに乗ってインセプを行い1枚貫通か、といった相談であった。
因みに1枚貫通を張ってノートリガーなら生存。守護者なら6ヒが必要という防御値。ドロートリガーの弱いところが出てきた。
ここで一回守護者を投げておいて相手のトリガーの結果次第で受け方を決める、という手を取るか否かであるがレイアさんの案で前者を取る事に僕は賛同した。もし捲ったトリガーがクリティカルトリガー以外のトリガーならそれなら6ヒに賭けられる点でそうと判断した。
相手がボトムを操作していてデッキシャッフルしていないならば守護者投げていたが。

そこで相手が捲ってきたのはクリティカルトリガー。
6点ヒールを入れる物の、流石に貫通されて負け。

最後の対戦相手のチームはライドライン選抜で落ちて終わったそうです。

もし仮に僕がエバを使っていたならばオポが怪しかったので同じくライドライン選抜落ちをしていたと思うので、この編成は間違っては無かったとは思います。

確実な成長を実感したので、僕は心残りは無い。

そういえば本戦中ファイト開始前、隙あらばジャンケンデッキを相手に見せつけてムシキングジャンケンを要求したりしてみましたがやはり3000年後にならないとムシキングじゃんけんは出来ませんでした。
時代、先取りしすぎちまったかぁーっ!


さて、やる事やりきって燃え尽きて8人トナメに突撃する気力もなくなったのでまったり歩きまわりながら、色んな方に挨拶に行くことにした。

まずは仮想敵として僕が恐れていたチームDROPOUTにご挨拶。
リーダーのよしさんからDROPOUTの名刺を貰いました。
ちょっとこういうのすげぇ羨ましい。
僕pixivプレミアムで作ったしうボールTシャツで自己紹介してるようなものだが。

あいしうと愉快な仲間達こと、暗闇のおもちゃ箱にそういうのは無い。

しう「そういやミラクさんとランクマ示し合わせたわけでもなく偶然にも当たりましてね」
よし「それならミラクのヤツを呼びますか、お客さんだぞってね(電話をかける)…ミラクのヤツなかなか出ねえなクソが」
しう「口滅茶苦茶悪くて草」

ライドライン選抜の張り紙を見て『マジでここで勝ててたら俺達選抜上がり出来たじゃねえか!』という結果表を見て歯ぎしりして悔しがっていたら、ミラクさんがやってきてくれてテクタン人形を抱かせて写真を撮らせてくれた。

エレヒレシーデに対する熱い思いをぶちまけてくれた。僕はそういう他の人が使わないのを徹底して研究するのを見聞きするのが面白く感じる人間なのだ。
僕のアーヴァガルダに搭載したゴルドーグとエルバードの最大出力ギミックの搭載も視野に入れられませんかみたいな話をしようとしたが話を切り上げられてしまったので仕方無し。

ロゼさんと遭遇した。
ユアリスさんが作ったあいしうオリジナルカードでのデッキが組みたいなどと言っていた。しうカード達をツイッター送りの刑に処すとこうなるんですね。

しう「あの、組んだ感じ、普通にいい感じに強かったです。」
ロゼ「ハハハ、マジすかぁ!」
しう「(存在しないって事を除けば)いいデッキですよ」

ムシキングで僕のアーヴァガルダに襲い掛かってきたのでいなして返り討ちにしました。


イチネンさんと遭遇した。実は僕のアーヴァガルダのベースを叩き上げた際に僕がなまじ強引に相談役にしていた方だ。
彼は子育てに追われ、本気でヴァンガードが出来ない状態にあると。でも本気でやってみたいという意思が強いと聞いた。

しう「イチネンさん、僕と組みませんか、ついてこれるなら本番まできっちり仕立て上げますよ(悪魔のようにニチャニチャしながら)」
喜多見みかん「やー、止めといた方がいいですよ。
ディスコードでグループDM作りましたけどあいしうからの通知100件ぐらい来ますから。全部戦略に関係する物だからますますタチが悪いんよ。」

誇張表現なくマジです。

イチネン「学生時代だったら絶対乗ってた…学生時代に会いたかった…!!!」
しう「そりゃ家庭持ってたらそうなりますよ」

これ僕が言えた義理ではないが、家庭を持ったのならそっちの方を大事にすべきだと思う。

イチネン「実はそろそろ二人目が生まれそうでして、今日はけじめをつけに来た感じですね」
しう「うわぁそれは大変だ…!」

僕達は本当に今こんな事をやってる場合じゃないのでは?という気にさせられた。

とかなんとか言っていたら春風ちさと君がやってきて突然ファイトを挑まれた。

なんか凄く苦しい引きをしていそうだったので「どしたん?話聞こか?」とメンヘラ女子に擦り寄るヤリモクみたいな男のようなノリで手のひらの上で踊らせるような、そんな戦いをした覚えしかない。

ライドライン選抜で落ちやがって全勝出来る自信ねえくせにそこ想定しないチーム編成組んでんじゃねえぞオラオラみたいなちくちく言葉を投げたような覚えがある。色んな人と話し過ぎて頭が混雑している。

しかし気になったのが車椅子でWGP名古屋に参戦し、ヴァンガードをされている方が数名いたことだ。
これはバカにしているとかそういう事ではなく、例え足やらなにやらが不自由でもヴァンガードがしたいっていう熱意や思いを感じてなにやら少しだけだが胸に熱い物を感じた。
本当に好きな物なら、例え自分の身が何かしらのハンデを背負っていたとしても、今出来る限り精一杯楽しむっていうその心意気。見習わなきゃならない。

喜多見みかん「あのさ、半年後、またあいしう組もう、今度こそ柵を超えましょう」
しう「ええ…まぁ僕が仕事とかで拘束されてなくてモチベが死んでなければいいけどさ…」
喜多見みかん「でも、俺はお前とも戦いたい…
しう「お前マジでなんなん」

みたいな事を言いながら、ポートメッセなごやをレイアと三人で去った。
正直に言うと、喜多見みかん以外とそろそろ組みたい。分からせてやりたい。
こんな僕と一緒に組んでもいいよって言ってくれる方、待ってます。


WGP名古屋当日の観光

車の中で色々くだらない話をしながらどこに行くかの話し合いとかをさっくりやっていた。

喜多見みかん「私、頑張って痩せてコスプレしようと思うよ」
しう「お、いいねぇ、僕(惚れた女の為に)三か月で15キロ落とせたから頑張ればいけるよ」
喜多見みかん「あいしうさんさぁ、どうして毎度毎度何かにつけてそんな無茶するの」
しう「僕は誰よりも劣ってるし甘えてるって自覚があるんだよ。
じゃあこんな僕が周りと対等になるにはどうしたらいいかって言えば。
命を削ればいいんだよ。睡眠時間でもなんでも削ればいい。
そうすりゃ僕は対等になれるんだから。」
喜多見みかん「あの、命を削るの、ほんとやめな?
あいしうさん軽率に命を賭けるからなぁ」
レイア「それはよくないよ」

ガチトーンで二人に言われたので流石に少し反省した。

さて、折角レイアさんがわざわざ九州から来てくれたのだ。名古屋飯というものを食わせなければ勿体ない。

そこで名古屋駅の駅地下に誘導。彼に色々候補をお出しして、彼に選んでもらう事にした。

レイア「ああひつまぶしいいなぁ…」

ひつまぶしは下手すると色々つけると風俗一発分ぐらい飛ぶレベルで高いので、これを食わせてたまるかと思い、あいしうは提案を持ちかけた。ていうか多分物足りないとか言って色々頼みそうなのが見えていた。

しう「それもいいんですが、やはり名古屋に来たからにはえびふりゃーですよ。」
レイア「なるほど?」

シンプルに美味しくてスタミナが湧くのがひつまぶしのいいところではありますが、折角の名古屋旅行だ。
思い出に残すのであれば、やはり脳裏に焼き付かせるはインパクト。
他の人が頼んでるデカいエビフライとか見るだけでもテンションはばちあがり、頭に焼き付く。

っていうか個人的にあいしうが食べたいって欲が強い。

そういうわけでエビフライのお店にちょっと迷った結果行くことに。
歩いている間にあいしうと喜多見みかんのクソみたいなクオリティのトリコと小松のしょーもないモノマネを披露してレイアさんの苦笑いを買ったりなんかしていた。

喜多見みかん「うっひょぉ~~~~かぶりつこうぜ小松ゥー!」
しう「トリコサァン!今日のご飯は僕の腕のお肉ですよぉ!」
喜多見みかん「やめぇや」

これでトリコさんと僕が一つになるんです、とか言おうとしたが流石に疲れが勝った。死ぬほどどうでもいいが。

しかしエビフライを名物にしようっていうこの名古屋の発想はビビります。

隣の人らが注文していたクソデカエビフライとか見てレイアさんがビビり散らしていた思い出にふけりながらふとこれを書くわけですが。
エビフライって一般家庭でもまぁお出しされる料理なわけですよ。
小倉トーストもそうなんですがクックパッドに載せるのが関の山みたいな扱いのものを嬉々として名物料理として出すの、世間知らずの小学生みたいな思想なんですよね。やってる事が。

何もかもを受け入れる『カオス』。

この空気感こそが、名古屋のいいとこなんだろうな、とは再就職してここに長いこと住んでみて実感させられている。
観光という観点で見れば大分怪しいが、ディープなところに目を向けてみればなかなかどうして面白い町だ。離れたくないって言ってる人が多いのもわかる気がした。そんな事をクソデカエビフライを頬張りながら思いにふけていた。

ミネルヴァの練度を挙げた褒美として僕が一部レイアさんの飯代をお出しして二人と解散した。

…さて、これで世界樹に没頭して動画作れるぞぉ!
とか言っていたら後日、喜多見みかんが『あいしう!!俺はお前と!!本気で!!大きな舞台で!!戦いたい!!今度は敵として!!』
等と言ってきたので、僕が新しいチームを作って挑もうと思う。


チーム名は…しうフォーマーズ。


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