メゾン ドゥ フォルティッシッシモ
今回は、シットランテとして初めて制作した映像作品の紹介をします。
自粛期間中にリモート会議を重ね、3人でアイデアを出し合い、緊急事態宣言解除後に撮影を開始。実験的に制作しました。
以下、作品紹介です。
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『メゾン ドゥ フォルティッシッシモ』
というアパートが舞台の映像作品です。
1階に住んでいるのは売れない小説家。
その隣にはバイオリンを演奏する音楽家。
2階にはエアロビをする謎の男。
その隣は薄暗いまま。
周りからの騒音で小説家はイライラを募らせていく・・・
というストーリー。
2020年4月7日、緊急事態宣言により始まった自粛生活。
子育て中の妹夫婦から「子供の足音や声が大きく苦情が来てしまった」という話を聞きました。
それが心に引っかかった。
私たちは会社、学校、保育園など、それぞれの場所で毎日を過ごしていました。それが突然、多くの人が家で過ごすことになってしまったのです。
家族間、隣近所で重なることの無かった生活時間が重なり交わることになる。
自分の家、自分の部屋はプライベートな空間だけれど、すぐ隣には自分以外の誰かの生活がある。
それにストレスを感じ、怒りやイライラが生まれることも、あるかもしれません。
でも、そのストレスをエネルギーにして何かを生み出すことは出来ないか。
周りの生活を知ることで、分かり合えることもあるのではないか。
そんな想いを込めて作りました。
バラバラに撮影した映像を組み合わせ、コマ撮りや倍速再生を取り入れ編集。
オリジナル音楽や効果音を重ね、誰もが楽しめる作品を目指しました。
マジックなどのパフォーマンスを盛り込み、アナログだからこそ出来る表現にこだわったストーリー展開です。
たくさんの方に楽しく笑って観てもらえますように!
(シットランテ 清水良憲)
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