蒸発。

一瞬で夏が終わった。最早、夏なんて季語使ったのかってくらい短かった。今年は北半球で一番暑かったらしい。でもすぐに終わって欲しくもない。花火をできたことが良かった。何より穏やかにすることができた。ロケット花火をこっちに向けて飛ばしてくるやつはいないし、縦にセットする花火を向けてくるやつもいない。何事もなく過ごせたのだ。

馴染みのない人もいると思うが、この世には花火を人に向けるハプニングを楽しんでしまう人もいる。やっている側は笑っているけど、やられた側は一生覚えてるくらいにトラウマなのだ。帰り道に楽しかったねとか言って「secret base」を聞く余裕なんかあるが、やられた側はそんな余裕ないのだ。中学生の時、側溝に隠れてやり過ごしたことを思い出した。

そう言えばガリガリ君をちゃんと夏に食べれたことも、夏っぽいことだったなと思ったりしてみた。季節は秋です。

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