Therapy2のこと
連投してすみませんね。
発売しますってこと以外なんらインフォメーションを出さずに
発売してしまったヨリモトのソロ、Therapy2のことです。
こちらは簡単なアナウンスです。
今回の売り上げの一部をUNHCRを通じてウクライナ支援金として
寄付させていただきます。
すでにご購入いただいた方はお気づきかもしれませんが、3曲目の
"Blues of Yellow"という曲はDrawing and Manualという
主に映像制作をしている会社の脚本家、唐津宏治さんと
コラボレーションしました(上のリンクからworksをご覧ください。
超メジャーなものばっかりでびっくりします)。
この曲は今年3月に行われた徳島国際映画祭に出品する
ショートフィルムのために作った曲を再構成したものなのですが、
映画を作っている最中に戦争が勃発し、
遠い島国のフツーの人(わたくし)がフツーに痛ましいと感じ、
フツーに他人事じゃないなと思いました。
ちょうどその頃、映画の作業が終わったらTherapy2を作ろうと
考えていて、前出の唐津さんと打ち合わせ終わりの雑談中に、
今度ソロ音源を作るんですと話したら、何かしたいですねという事になり、
改めて歌詞を書き直してドネーションしましょうという運びになりました。
なので、非常に安易な思いつきでやっており、
主義主張やメッセージ性など殊更ないのです。が、
なんのアナウンスもせずにおくのも憚られたので一応書いてみました。
ここで終わっても良いんですが、なんかこれだけ書いて終わると
ちょっと重いやつだななんて思われたらちょーイヤなので、
面白いかどうかはわかりませんがセルフライナーノーツ?でも
書いてみます。
現代翻訳の大家DeepLさんによりますと
"Therapy"→「癒し」と表示されました。
デジタル大辞泉さんでは「治療」「療法」とやや堅めな表現でした。
ふむ。なるほど。
でも決してあなた様を癒そう、治療しようというような
大それた意味はございません。あくまで自分と音楽との関係性を
見つめ直そうという気持ちで"Therapy"というタイトルにしました。
テーマは初心に戻りギターと歌だけで成り立つ音楽です。
が、2作目にしていきなりテーマが崩れ去りました。
ギター、ほとんど入ってません。
この初志貫徹出来ないあたりに自分と音楽との付き合い方に問題が
ありそうな気がしますが、まぁちょっと目を瞑りましょう。
今作はとにかく汚れた音で、いろいろな音がどこに配置されているのか、
近いのか遠いのかよくわからない朧げな感じにして
歌はごく普通のありそうなメロディをまともに歌う…
こうやって文章にするとそれって所謂シューゲイザーってやつでは?
と気づきました。
そうかそうか。オレはシューゲイザーをやりたかったのか。
知らず知らずのうちにシューゲイザーしていたのか!
皆様にこうして発信することで自分の深層心理を知ることが出来ました!
やったー!みんなありがとう!えらいオレ!マジセラピー!
すみません、調子に乗りました。
そもそもシューもゲイズしてなければサイケデリック感もないので
全然シューゲイザーではないです。
シューゲイザーをやってる方にはとんだ失礼をしました。
でもシューゲイザーの持つ、陶酔したどこか現実離れした世界観には
リンクするところがあるかもしれません。
なにせ空想世界と現実世界の愛と倦みを歌っているので
陶酔は不可欠でしょう。
Therapy2が皆様にお楽しみいただけますように。