第14回ニコ童祭お疲れ様でしたの巻

遂に第14回も終わってしまいました。第10回から参加して、もう五回も参加してることに時間の流れを感じる。カテジナさん…おかしいよ…おかしいですよ…


さて

これを見てしまっている人は私の駆け込み乗車もさながら作品
「紫煙漂う丁半博打」は視聴済みですよね?

見てない?見なさいよ。私は優しいのでタイトルに動画リンクも埋め込んであげました。さあ見なさい。


んで

今回もサクッと自分の投稿した動画と、番外編でちょっと他の方の作品も紹介がてら感想をつらつらと書き記していこうと思います。

あ、note初心者なので変なとこあったら目からビーム出してご覧ください。


東方怪綺談2面をWin風にアレンジした


まず先に投稿したこちらの動画から。

色々あって「夢想時空」「霊天」をWin風に、大体地~星辺りを意識して作ることにしました。

ドラムのLM-4 MarkIIとSuper Quartetのピアノ音源は
DOさん(@dododo8901)に鳴らしていただきました。毎度ありがとうございます。
エレキギターのVGに当たる音源はXpand!2の音色を使用しました。そのため細かいバッキングはできないので大人しめに鳴らしています。

「ドラムとピアノも鳴らしてもらったならギターも鳴らしてもらえよ」
と思うかもしれないですがVGは鳴らし方がマジでイミフでチチンプイプイなので正直「テメェのVGイッペンオレにヨコセや」って感じになります。


音源談義はこの辺にしておいて

最初に夢想時空をアレンジし始めてミックスし終えました。その時点で既にめちゃくちゃ満足感があってセルフ鬼リピしてたんですけど、自分でこの続きの面を見たくなったのでボス曲の霊天も勢いで作っちゃいました。

本当は曲と共に色んな人に頼んだりして怪綺談2面を現代風にアレンジした動画(つまり弾幕等有で)作ろうと思い立って相談するところまで行ったんですが、この時ニコ童祭から約2週間前と言うタイミングで
ニコ童祭があるということを思い出しました。

私はすぐにこの話をなかったことにし、もう一つの動画が完成しなかったときに備えた保険として作業に取り掛かりました。それが


紫煙漂う丁半博打


自分の中で毎年恒例にしている
「二ッ岩マミゾウをモチーフにしたテーマ曲orアレンジ」シリーズ

元々このシリーズの思い付きはきさらぎさん(@Kisaragi_1004)
1面ボスのレミリアが弾幕ごっこを仕掛けてきた!という動画を見たのがきっかけです。
この動画、もとい曲を聴いた時に「そういえば既存キャラをモチーフにした自作曲とかアレンジはあんまりないな」と思いました。

原曲で言えば「ゴーストリード」や「フラワリングナイト」みたいな第二のキャラテーマとか、
「華狭間のバトルフィールド」のような書籍キャラのテーマ。
「おてんば恋娘の冒険」とか「サニーミルクの紅霧異変」みたいな準アレンジ・マッシュアップ的な曲がこのテーマに当たりますね。

私が一番最初に作った「狐狸街変化の二ッ岩」は「憑坐は夢と現の間に」と同じような構成で、去年末に作った「化け狸のリジッドパラダイス」は準アレンジ式。
そして今回の紫煙漂う丁半博打は上記の両方を併せ持った構成になります。
題材は東方酔蝶華「第30話 山野の鬼火で煙草を呑む ≪後編≫を曲にしたため、結果的にさっき上げたテーマの全てが入ってる曲になりました。

丁度何を題材に曲を書こうか悩んでいたところ公式がネタを落としてきたので好都合、しめしめと曲を作り終えたのがニコ童祭まで後1週間と言う頃。
そこから今度は動画を作る必要がありますが、毎回マミゾウ曲の動画はなるべく凝るようにして作っているので今回も凝らねばと思案。
思いついた動画を作るには最低でもイラストが3枚必要というところまで至りました。
この段階で既にニコ童祭まで残り3日……1日1枚のペースで描かなければ間に合いません。

間に合いました。

なんとかギリギリ間に合いました。
出来上がったものがこちらになります

ほんとはもっとやりたいことあったんですけど流石に時間も手数も技術も足りません。
使用素材の8割くらいを自作したところで動画制作に移り、ニコ童祭最終日の9時過ぎにようやく投稿出来ました。いやー焦った焦った。

動画で使ったZUN絵風イラストは自分で描いたものですが、あまりにも手数が足りなかったため物部毒鼓(@monodoku)先生に協力していただきました。大変助かりました。ありがとうございます……!!
主に下書き段階の添削をしていただきました。身近につよつよ絵師がいてマジで良かったぜ……
少し反省するならばマミゾウの立ち絵を最後に描いたんですが、毒鼓先生の添削をほぼなぞる形で仕上げてしまったのでかなり毒鼓先生味が残っちゃってます。次回はちゃんと自分の力で仕上げていきたいですね。

何はともあれ一週間強で一本の動画をそこそこのクオリティで作れたのはある意味挑戦的でもありました。上手くいって良かったです。



番外編


今回のニコ童祭、自分自身の動画以外に私が間接的に関わっている動画が二本ほど投稿されています。
感想を述べて行こうと思うのですが、一本はすごく長くなってしまいそうなので短い方から行きます。


「ケツに釘が刺さった知り合いに東方風テーマを(勝手に)付けてみた


とんでもねぇタイトルの動画ですが、よくご存じの方であれば界隈一の問題児でお馴染み或兎さん(@aruto155328601)の作品です。

こんな、そもそもニコ童祭に投稿すること自体がはたして正しいのだろうか?となるタイトルの曲とキャラを生み出してしまった原因にこそ私が関わってしまっているのですが

説明しよう!

あれは私が小学3年生だったころ……

私の母の実家は自宅から10分程度で行ける距離で、学校終わりには自宅に迎えが来て祖母家で遊んでいました。
なぜ祖母家に態々来る必要があるのかと言うと、母の実家は木工業を営む家系に入っており、なんと祖母家そのものが工場の中に建設されていました。
そして母もその工場で事務として働いているため、祖母家から子供を迎えた後買い物などを経て自宅に帰るというルーティンが存在していました。

そんな祖母家から一歩外を歩けば、フォークリフトが行き交い、おがくずがつもり、木製パレットが大量に積まれている現場世界に入るわけですが
当時の私はその広々とした工場で遊んでいました。その時は祖母も近くで見守ってくれていましたが、ある時積みあがる木製パレットをジャングルジムに見立てて登って遊ぶという、今考えれば現場猫案件な遊び方をしていました。
パレットの中には木が劣化して釘がむき出しになっている物もあり、私は一応気を付けながら遊んではいましたが(そもそも遊ぶな)登ろうとしたパレットがバランスを崩して私の体が倒れてしまいます。低く積まれていたパレットだったので下敷きになるとかそういうのはなかったものの、私は尻もちをついてしまいます。尻もちをつくときの記憶が正しければ、私の尻の辺りには釘が上向きにむき出しになっているパレット片があったはずで、勢いよく尻もちをついた私は自分のケツに釘が刺さったと思い泣き出します。しかし冷静になった私は立ち上がり、自分の尻と地面を見ますが血の一滴もなければズボンに穴も空いていません。しかし確実に私のケツに刺さっていなければおかしいコースで尻もちをついていて、おかしいなと思いながら十数年が経ちました。

単純に何とかして命中コースを逃れたと考えるのが妥当ですが、どうしても納得できないため面白エピソードとして話して回ったのが2年くらい前の話。これをずっと擦ってる悪ガキが或兎さんです。

あえて曲の感想は言いませんが、よくもやってくれたな。



「東方円蒼月 ~ Blue Moon Rhapsody.」


ちゃまさん(@tym_b4)による東方全編風自作曲集です。
とても良い曲ばかりの曲集ですが、どのようにして私が関わっているのかと言うと、この作品は私の「東方覇天港」に触発されて作られたらしいのです。
私の作品に影響されて何かを作るというのは嬉しいことですね。

解説の方はちゃまさん側で何かされると思うので今回私は感想だけここに述べて行こうと思います。


・タイトル「東方円舞曲」
タイトルテーマの曲名が作品タイトル風で、しかし作品タイトルとは少し違うというのが良いセンスですね。
曲自体も不穏な雰囲気を出しながら神秘的な音使いなのが意味ありげで良いタイトルテーマです。

・1面道中「賑やかすぎた逢魔ヶ時」
曲名だけ見ると東方虹龍洞と何か繋がりがあるように見えます。
1面道中らしくワクワクするリズムで、しっとりしている音使いや音色は鬼形獣に近いですね。

・ナイトフェアリーダンサー
一面ボス曲大好きマンの私からするとかなり満足一本曲です。
曲名はどことなくよいやみさん味があります。分かりやすい横文字タイトルを付ける方の曲はツボにはまりやすい傾向があって好きですね。
テンション高めの曲調と、はちゃめちゃに暴れてる感じは1面ボスらしい曲でした。

・2面道中「騒音の森を駆け抜けて」
2面は前面の中でも雰囲気が変わる面だと思っているのですが、この面で和風に突然変わるのはその形が生かされていて良いチョイスです。
割と東方だと2面道中はしっとりしがちですが、この疾走感は紺珠伝2面道中とも重なります。
東方にしては長めの2面道中曲でしたが、私も人のことは言えないし、長い曲を書けるのは素直に羨ましいのです

・2面ボス「ランペイジウルフ」
まさかこの曲がここで来るとは。元々ちゃまさんのチャンネルで個別に上げていた曲の一つですね。最初この曲を聴いた時はちゃまさんの成長ぶりにとても驚いたものです。
ところでランペイジにウルフと聞くと仮面ライダーファンとしては仮面ライダーバルカンを思い浮かべるのですが、そこはたまたまでしょう。

・3面道中「サテライトブルームーン」
変化球タイトル回収ですね。リバーブのかかり具合が宇宙とも違い不思議空間って感じがします。夢の中のような。
跳ねリズムがありどことなく水っぽいイメージも持ちました。この面でも疾走感があって紺珠伝を彷彿とさせます。
静かになるタイミングで会話文が表示されるビジョンが見えます。体験版でこの曲を聴いたとした場合興奮すること間違いなし。

・3面ボス「病める女王 ~ Fourteen Heart」
ナイトフェアリーダンサー、ランペイジウルフと来て「病める女王」という内面を表情で表す曲名が来ました。今までのボス曲が種族を表すものならば、この3面ボスはアリスや庭渡久侘歌のような固有の存在である証明でしょうか。
元々3面ボスはネームドが出る面なためこの曲名は東方のセオリーに遵守している良いタイトルです。
曲もカッコいい曲というわけではなく不思議調でキャラそのものを表しているようで良い曲です。
やはり3面は盛りやすいですよね。

・4面道中「蒼い月のワルツ」
そろそろセンスの良さに妬けてきました。4面でワルツというチョイス、そしてタイトルとテーマ回収。展開がアツ過ぎますね。
4面はそれまでの面とは違って異界感を出す必要があるので、突然やってくるワルツはその雰囲気を出すには良すぎます。
特にこの曲や今までの紺珠伝感を鑑みるとこの曲で一気に世界観の奥の方に引き込まれた感じがします。神秘的で良い曲です。

・4面ボス「ペガサスライター」
4面らしいストレートなカッコよさと切なさを併せ持つ綺麗な曲ですね。
どこかの4面ボス曲さんとは大違いです。
どことなくピアノの打ち込み方にxi氏の曲がチラつきます。にわかなのでファンから怒られるかもしれないですが。

・5面ボス「洗練された音色の星空」
ピアノ~~~~~~~!!
5面道中と言えば一度落ち着きますよね。この音階が変わるときにピッチが勝手に動いてる音色は何て音源の音でしょうか。安井洋介氏辺りの曲でよく聴く音なイメージです。

・5面ボス「ヒプノティストコンダクター」
何て良い曲書いてんだ……
曲名にめちゃくちゃツミキ感を感じていますがこれは私がツミキファンだからですね。
マジで良い曲ですね。アレンジしたいんでmidiくれないかな(耳コピしろ)
Youtubeのコメントでどこぞのそれいけ的なヒーローの曲に似ているというのを見ましたが、それ以来もうそれにしか聴こえなくなったので鼓膜潰してきます。
あらゆる面で好みの曲でした。

・6面道中「幻想狂詩曲」
イントロが終わってからのちゃまさんらしいメロディで感激しました。やはり一貫してテーマが存在するからこそ同じ属性の曲が作れているんだなと感服します。
深いリバーブが眠気を誘います。
あと漢字のみの曲名が高得点です。

・6面ボス「今、魔法が解けてしまう前に ~ Lunatic Rhapsody」
乙女を感じます。
道中曲からの移りがとても自然なので完成されている面ですね。
神秘的で美しい、ループも美しいので文句なしですよ。
マジで大ボス曲書けないんでこの手の曲が書ける人羨ましいです。
あとよく聞くこの高い音の笛は何の音源ですか
全音屋、使用音源と音色を晒せ(願望)

・???「ルナティックラプソディ」
恐らくラストスペル的な曲ですかね。私STGクソ苦手なのでまず6面にたどり着けたことがあんまりなくてラストスペル見たことないんですよね。
私もラストスペルとかスペルプラクティス曲作りたいっすよ
どことなく懐かしい曲調でふと幻想郷に戻されますね。全体通してピアノが神秘的な音を奏でています。

・EX道中「クリスタルシャインロード」
ドラムの音色が変わりましたね。
メインストーリーというよりはサブストーリーや後日談って雰囲気が非常にEXらしいですね。
シンセベルで奏でられるメロディも浮遊感があり、そこに入るトランペットが曲を東方にしています。

・EXボス「月の宮殿の王子様 ~ Chandra Mahal」
かなり意味深なステージ曲ですね。説明にも書いてあるように手癖とノリで作った感はあります。
EXといえばテンション爆上げで行きたいのでこのくらいのノリがちょうどいいです。作品一良い曲を書くつもりで。
最終盤の雰囲気もありEXの威厳もある、両立されてる曲で良いですね。

・ED「硝子の破片」
エンディングテーマを書くのが苦手なそうで、確かに暴れる右手を抑えながら曲を作ってる感じはあります。
みんなも全編風作ろうね!私もやったんだからさ。

・スタッフロール「終宴 ~ Blue Moon Walts」
終わり方としては最高の終わり方ですね。
覇天港ではタイトル曲のアレンジを流しましたが、作中の道中曲やボス曲をアレンジしてスタッフロールで流すのも趣があります。特に今回の場合テーマが一貫していて、その代名詞ともいえる4面道中の曲を使うのは良いはめ方と言えます。
私ならこれしたいがために全編風作りますね。


以上感想になりました。
スペシャルサンクスの欄に私の名前が入っていますが、これは時々ちゃまさんにアドバイスを送っていたからですね。
1時間近くの長い動画でしたが聴きごたえのあるアルバムでした。
これを読んでまだ聴いていない方は是非動画をご視聴することをお勧めします。てか聴け。


随分長い記事になってしまいましたがここまでになります。
ニコニコ動画も人がかなりいなくなったようで前のような再生数を稼げず気分が上がらない人もいるでしょうが、まあめげずに頑張ろうや(馴れ馴れしい)
東方風も随分失速してしまい、全体よりも個人で伸びが変わるようになりましたね。代わりに新規で東方風erが割と増えたので本格的に時代の移り変わりを感じています。
「伸びねぇとやってらんねぇ!」って人にはつらいでしょうが私は自分の作りたいものをこれからも作っていきます。

皆さまも良き創作ライフを!んじゃ!!


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