【ポケカ】モジャンボLv.Xで頑張る【WCS2010】
自己紹介
ポップコーンはキャラメル派のしそちゃです。今回は400円くらいでショーケースに飾られていた「モジャンボLv.X」をなんとかして活かしたいと思った僕の活動記録です。使ってみて戦える性能はあると感じたのでカード紹介やデッキレシピを踏まえて紹介できればなと思います。
「時間がない、デッキだけ教えろ」という方は、目次から『デッキ変遷④〜これが私の結論モジャンボ〜』に飛んでいただければ大丈夫です。
Lv.Xについて（知ってる人は飛ばしてOK）
この記事を読む人の中には現行勢や2010を知らない人もいると思いますので、軽くルールやキーワードについて紹介します。
①先行1ターン目はトレーナーズ（今のグッズ・サポート）が使えない※スタジアムは出せます。
②先行1ターン目から技が使える
先１ワンキルされることも普通にあります。たねのHPも大事です。
③Lv.Xについて
対象のポケモンに重ねることでそのポケモンを強化することができます。バトル場のポケモンにしか重ねられないという制約はありますが、通常の進化とは異なり、下敷きとなったカードの能力や技を引き継いで使うことができます（Break進化に近い）。
ちなみに、Lv.Xは別名称として扱われないため、Lv.Xとその元となるカードは合わせて4枚しかデッキに入れることができません。（モジャンボLv.Xを2枚デッキに入れたら、その元となるモジャンボは2枚までしか入れられない）
モジャンボLv.Xについて
メインとなる能力は【ポケパワー：モジャヒール】です。HP100を超えたら高耐久の部類になるこのレギュレーションでは、コイントスが必要とはいえHP40回復はなかなか魅力的です。HP130という高い体力、技【だいせいちょう】の盤面形成能力も含め、耐久デッキの軸となるには十分な性能でしょう。
さて、モジャンボLv.Xを軸にするにあたって一番大切なのは、下敷きとなるモジャンボです。モジャンボLv.Xは攻撃に関するテキストはないので、攻撃性能は下敷きとなるモジャンボで全て決まります。
2010レギュレーションにおけるモジャンボは３種類。どれもそれぞれの特徴を持ちながらモジャンボLv.Xとマッチしたカードになっています。
1.モジャンボ（からめてすいとる）
下技【からめてすいとる】は、打点+回復+妨害の三役を一度にこなせる優秀な技です。上技【パワーウィップ】もLv.Xの技【だいせいちょう】とシナジーがあります。
モジャンボ（さいせいりょくそ）
【ポケボディ：さいせいりょくそ】が地味ながらも強力な回復能力で、下技【つるをのばす】は60という中打点を出しながらベンチ狙撃もできる優れものです。このレギュレーションにも、ベンチ保護の効果や道具は存在しますが積んでいないデッキは多く存在します。
モジャンボ（まるのみ）
下技【まるのみ】は、相手の HPが自分より低い時に120という高打点を出すことができます。モジャンボLv.Xの高HPと回復能力を合わせれば毎ターン120ダメージを出すこともできます。
3種のモジャンボについて理解が深まったところで、いよいよデッキ変遷です。
デッキ変遷①〜原点にして底辺〜
【からめてすいとる】のモジャンボを基盤に、タイマンでの戦いを想定したコントロールデッキです。できるだけ長くモジャンボ1体で戦いたいため、「ふっかつそう」と「モーモーミルク」をフル投入。戦略としては、モジャンボを育ててからめて吸い取り続けるシンプルなものです。
オシャレポイント（笑）のロズレイドです。モジャンボLv.Xの技【だいせいちょう】を使うことで、【パワーブロー】の大火力を狙えます。モジャンボに足りなかった火力不足をコイツで補えると思い採用しました。
形になったこのデッキで、とりあえず2戦しました。結果は以下の通りです。
ドンファン ×（普通に負け）
ドダイトス ×（ボロ負け）
よえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
回してびっくり驚きの弱さ。攻撃も防御も想像の半分程度くらいしか動くことができず、頭を抱えました。
戦ってみて感じた大きな課題は１つ、圧倒的火力不足です。多彩な回復ギミックと中打点があれば殴り合いを制することができると考えましたが、モジャンボの回復ギミックはどれもコインありきのため、長期戦を安定して戦うことができないうえに、そもそも「ふっかつそう」などの回復グッズが足りなくなるという、コントロールデッキのはずなのに終盤に行けば行くほど苦しい謎のデッキが生まれました。結果、そもそものモジャンボの捉え方から間違っているのでは？という結論に至り、そのほかの問題点を含めて、改善に手をつけました。
デッキ変遷②〜じゃあ強めに殴ってみよう〜
主な変更点
・「モジャンボ」【からめてすいとる】×2→【まるのみ】×2（下で説明）
・「ポケモンいれかえ」を一部「ワープポイント」に変更
（【からめてすいとる】の逃げロックがなくなったので）
・「たつじんのおび」2枚追加（下で説明）
・「ポケモン通信」を抜いて、代わりに「ミズキの検索」を追加（意外と使うタイミングがなかった）
前回の反省から、ミッドレンジに寄せた構築に変更。回復ギミックで高いHPを維持し、【まるのみ】の120点を連発を目指します。結果は以下の通りです。
ドンファン ×（一進一退の攻防も回復が間に合わず負け）
サーナイト ⚪︎（普通に勝ち）
ドンファン相手には負けてしまいましたが、WCS2010環境トップに君臨するサーナイトデッキには終始テンポを譲ることなく勝利。サーナイトの技によってポケパワーが封じられてしまうのは厳しかったですが、基本的に中打点で殴るサーナイト相手ならばグッズによる回復だけでもHPを全回復でき、【まるのみ】を連発することができました。
環境デッキであるサーナイトに有利！と言いたいところですが、相手が早い段階でポケパワーを封じたり、こちらが後続のモジャンボを育て切る前に、大火力が狙えるエルレイドの技でモジャンボが倒されてしまうと厳しく、個人的には五分五分だと考えています。
その他の感想として、取られるサイドの枚数が1枚増える代わりに、HPと攻撃を+20するポケモンの道具「たつじんのおび」が【まるのみ】と相性良く、「モジャンボLv.X」+「たつじんのおび」が揃えば、たいていの相手には120打点の【まるのみ】を決められました。強い。というかHPアップする「たつじんのおび」はどのモジャンボに合わせても強いテキストなので、最初から入れるべきだったなぁと使ってから反省しました。
ミッドレンジに寄せたことで、デッキとしての戦える形が見えてきました。ここからは、欠点を補いつつ、長所を伸ばす工程に入ります。
デッキ変遷③〜作ろうクソデカモジャンボ〜
主な変更点
・ロズレイドライン→シェイミラインに変更
モジャンボで火力を確保できることは確認できたので、火力要因のロズレイドはここでおさらば。
シェイミLv.Xはポケボディで自身以外の草ポケモンのHPを40アップ。最大HP190のクソデカモジャンボを爆誕させどんなやつにも120で殴れます。それ以上に語ることもないので対戦結果です。
サーナイト ×（普通に負け）
ワタッコ ⚪︎
マンムー ×（普通に負け）
速度の速いワタッコ相手には苦しめられましたが、モジャンボが完成してからは1体で全てを捲れました。サーナイトは危惧していた通り後続を建てる前にエルレイドに粉砕。マンムーは初めて当たったデッキでしたが、モジャンボを１パンしてくる超火力でボコボコにされてしまいました。回数重ねてないのでわかりませんが、微不利対面って感じを受けました。
負け越しましたが負け試合は２試合ともコイン運もなく仕方ない部分もありました。負け惜しみというわけではなく、こういう形でモジャンボ使ってる以上コインはある程度ブレるので、裏ばっか出ることもあれば表しか出ないこともあります。特にコインに左右されるデッキなので、コイン裏負けは他のデッキ以上にありえます。握る以上覚悟を持ってください。
次のデッキレシピが、私の結論デッキになりますが、内容としてはこのレシピとほとんど変わらないです。「負け越したのに結論？」と思う方もいると思うのですが、コインが絡む要素が多く、これ以上の安定は無理だと考えたため、ここで私のモジャンボデッキは結論とさせていただきます。
デッキ変遷④〜これが私の結論モジャンボ〜
主な変更点
・ポケモンいれかえを削除し、クロツグの貢献を追加
（「夜のメンテナンス」だけじゃ足りないような気がしたので採用）
（ここだけ見る人もいると思うのでざっくりデッキ説明）
このデッキは、モジャンボの高いHPと回復力を活かして、HPが相手より多い時に火力が上がる技【まるのみ】の連発を目指します。やることは至ってシンプルですが、回復ギミックが全てコイン表要求するので、握る時は神に祈ってください。
1.使い終わったユクシーやアグノムを盾にベンチでモジャンボを育てる。
（ここの間にシェイミLv.Xが完成していると良い）
2.モジャンボが完成したら【まるのみ】で殴り続ける。
3.モジャンボがダメージを受けたら【モジャヒール】や「ふっかつそう」で回復。
相手が130以上のダメージを連発するデッキや弱点で殴られるデッキでなければ、相手残りサイド１からの逆転も十分狙えるデッキです。サイド差がつけられても焦らずにモジャンボを育ててください。
最後に
さて、長々とデッキ変遷を語ってきましたが、正直まだまだ課題は多いと思います。
・Lv.Xが3枚あるのであと1枚「プレミアボール」が欲しい
・シェイミの下はこれで良いのか
・「ポケモン通信」が欲しい
・表しか出ないコインが欲しい
etc……
今でもこれだけ思っていることがあります。ただ、ここに関しては枠の都合や何を優先するのか、個人の好みの問題など様々なので、実際に使ってみて変えていくのが一番いいです。この時代にWCS2010を始める人はほとんどいないでしょうし、いたとしてもモジャンボなんか組む人はいないと思いますが、もしモジャンボを組んでみたいという人は、このnoteや他のデッキをもとに試行錯誤して自分に馴染むデッキにしてみてください。ではノシ
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