ABCsapporo vol.2 orion 解説
こんにちは、札幌でBass musicやアニソン、アニリミでDJをしてるたっくんと申します。
今回は僕、ハナカミリュウくん、kaputtくんがfounderを務める札幌発のアニリミDJmix collective、Ani-song Boot Campで公開するはずだった記事の供養をさせてください。
実はABCsapporoで、リリースされたmixを毎週僕らで解説していこうという企画がありましたが、僕を抜かすと一本目であるorionさんの解説記事を書いたところで「これ毎週続けるの無理じゃないか」と頓挫してしまいました。
しかし記事自体はよく出来たと思うので個人的に公開させていただく次第です。
今後は別の企画でnoteを更新していく予定ですので、是非そちらも読んで頂けたらと思います!
というわけでその解説記事がこちらです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
今日はリリース第2弾、A-light Happinessや北海道アニクラ感謝祭の主催であるorionさんのmixを解説していきます。
1.不可思議のカルテ(Mokelmbe Bootleg)
皆さんご存知タコ泣きアニメの『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』EDテーマ 不可思議のカルテ のFuture Garage Remixです。
トラックメイカーは言わずとしれたLADY'S ONLYのメンバーでGrime/Bassline producer、Jacotanuさんのアニリミ名義であるMokelmbeさん。
Mokelmbeさんのbootは全国各地で使われており、札幌でもよく使われるので聞いたことがある人も多いと思います。
例えばこれ↓
元々UK BassのproducerということでUK GarageやBasslineに定評があるMokelmbeさんですが、Future Garageを作っても耳に残るピアノのフレーズや最早メロディの一部になっているカットアップ等、クオリティが高くて尊敬の一言です。
ちなみにFuture Garageですが、"Future"と冠していてもFuture Bass系のサウンドではありません。Mokelmbeさんが影響を受けたとツイートしていたのがこちらのsorrowという方です。
ambient、foley、lo-fi等のサウンドをGarageに持ち込んだジャンルで、どちらかと言えば"Future"よりもPost Dubstepの"post"の方が合うかもという印象です。
2.もってけ!セーラーふく(tak-kun grime remix)
ありがとうございます。僕の曲です。
僕より使い方上手くて笑っちゃいました。
この曲は特にリファレンスとかはないんですが、原曲のAメロの詰めた感じのボーカルがGrime MCっぽいなと思ってインスピレーションだけで作ったらいい感じに出来ました。
アニソンGrime Remixはまだまだ数が少ないので流行ってほしいですね。
ちなみにABCsapporoの3人も所属?している地球会がよく歌っている
"何にでもなれる全て超えてくThat's my shit" "雲の上の上"っていうのは↓の曲の歌詞です(これは壊れましたことkaputtくんのRemixですが原曲はGrimeです)。
3.鏡面の波(CoNoSyuNya Exclusive Garage Edit)
3曲目はD'n'BやBass musicでDJをしているCoNoSyuNyaさんのExclusiveです。札幌の女性DJonlyパーティー女の子の日とコラボした際にもCtrl+A crewとしてDJしていましたのでご存じの方も多いと思います。
アニリミもD'n'Bを中心にBass music等のジャンルで制作されています。
特にエモいLiquidfunkに定評があり、サンクラの再生数も数万単位の曲がゴロゴロとあります。
LiquidfunkはD'n'Bのサブジャンルで、簡単に言うとエモくてチルい雰囲気です。日本でもLuquidfunkを中心としたパーティーがあり、それがCoNoSyuNyaさんも出演されているAQUANAUTSというパーティーです。
4.星屑のインターリュード(Serji Remix)
こちらはBass musicでのDJや作曲をされているserjiさんのbootです。有識者(kaputtくん)によるとジャンルはFuture BassのサブジャンルであるNeonっぽいとのことです。イントロがDubstepっぽいのでUK BassからUS Bassへ移行する際に重宝できそうです。
2番Aメロのリードがめちゃくちゃ気持ちいい。そしてカットアップがめちゃくちゃ上手い。
serjiさんはアニリミだけではなくオリジナル曲も制作しており、Lilium records等のコンピに楽曲が収録されていますので、是非チェックしてみてください。
あとTwitterがめちゃくちゃ面白いのでそちらもおすすめです。
5.リトルリドル(the sub account Flip)
続いては我らがサブアカちゃんのbootです。
サブアカちゃんと言えばJersey clubのイメージが強いですが、この曲のようにGarageも作っていればD'n'Bを作ったりもしています。
さらに言うとアニリミ以外にもJ-POPのbootやオリジナル曲↓も制作されています。
惜しまれながらも現実世界での活動を終了したサブアカちゃんですが、楽曲のリリースは続いているので今後も要チェックですね。
6.ネオンライト feat.星宮とと (HIMAGO remix)
次は2019年界隈を問わず有名になったネオンライトのRemixです。
HIMAGOさんと言えばMashupを思い浮かべる人も多いんじゃないかと思います。それもオケとボーカルを合わせるだけのMashupではなく、いろんなトラックの要所要所をサンプリングしてそれを組み立てて作曲するという手法です。
ということもありこの曲のイントロやカットアップ等曲全体を通してサンプルの使い方が上手い印象が強いです。
HIMAGOさんはブログでMashupの作り方を解説して下さっているので、これからトラックメイクに挑戦しようという方は必読です。
7.KIRA☆Power(Be Forever Aikatsu Remix)
最後の曲はStarlight Sounds 3というアイカツのRemixコンピに収録されているKIRA☆PowerのRemixです。
トラックメイカーはアイカツとアニリミを好きな人なら一度は名前を目にしたことがあるであろうHiRoSYOさんです。
アニリミのトラックメイカーとしてはかなり古参の方ですが、現在もサンクラでRemixをリリースされているので是非チェックしてみて下さい。
この曲はビルドアップの部分が一番好きで、原曲イントロ部分のボーカルが入ったブレイクからの1/2拍で刻んだシンセが続いてカットアップが乗っかってきて2拍1フレーズだけ入ってドロップへ行くのマジで完成度が高すぎて初めて聴いた時はため息が出ました。
しかもこれアルバムの一番最後のトラックなんですよね。神?
その曲をmixの最後に持ってくるorionさんもDJが上手すぎる。最高。
熱くなってしまいましたが、この曲が収録されているStarlight Soundsはvol.4までリリースされており、どのアルバムのどの楽曲もクオリティが非常に高いのでダウンロードしてクラブでかけましょう。僕が踊ります。
おわりに
長くなってしまいましたが以上でorionさんのmixの解説は終わりです。
アニリミ以外にも純粋なクラブミュージックも少し紹介していますので、気になった方は是非聴いてみて下さい。
もちろんアニリミも沢山聴いて沢山digって一緒にアニリミシーンを盛り上げて行きましょう!
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?