35年の時を経て突然上空へ現れた飛行機[都市伝説]
消息不明となっていた飛行機が35年後に白骨化して現れたという事件がある。今回はこの事件の真実を解き明かしていこう。
①着陸 1989年10月12日ブラジルのポートアルグレ空港に一機の飛行機が管制塔の許可を得ず着陸した。機体はロッキード コンステレーションという旅客機で1940年代から1950年代にかけアメリカの旅客機メーカーによって製造されたもので、当時ではあまり見かけなくなっているほどの古く、くたびれていたという。機内を調べると乗員乗客合わせて92名が白骨死体となっていた。
②調査 機体にあったフライトレコーダーを調べてみると同機は1954年9月14日、西ドイツのアーヘン空港からポルト•アレグレ空港に向かっている途中で行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明した。 1990年3月号、並びに2001年9月放送ンプTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」においても紹介された。これらのマスコミは、バミューダトライアングルに消えた飛行機が帰ってくる「逆バミューダ•トライアングル現象」と報道した。
③真相 ここまでこの事件について見てきたわけだが、事件に関する物証はないことが明らかになっている。つまりこの事件自体がウィークリー•ワールド•ニューズのオリジナルフィクションであると考えられる。そもそもウィークリー•ワールド•ニューズの主な記事は冗談混じりのニュースである。 操縦士も白骨死体となっていたことから通常の着陸を行うことは不可能であるため自動操縦による着陸と考えられる。しかし自動操縦による初の着陸成功は1966年のことであるため1954年に離陸したこの機体が自動操縦装置が存在しないため着陸は不可能である。 真実と嘘が交じり合い作られた虚偽の事件である。そして、ウィークリー•ワールド•ニューズは、着陸日時が違うだけの全く同じ内容のニュースを報じている
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