海外勢による流入は喜ばしいことなのか

海外の方々も入ってきたことにより、類を見ないブームとなっているVtuber界隈。
さて、この海外勢の流入に快くないと思っている人たちもかなりいる。だがこの流入は果たして悪いのだろうか?


〇海外ニキと呼ばれる方々のコメントは一体どういう感じなのか?
言わずもがな英語で記載されているが、スラング等々が含まれるので中学英語だけでは把握がし辛い。
日本語もそうだが、英語でも記述や文法をすっ飛ばして書く為、中々判りにくかったりする。(見慣れればわかるようになるが最初はとっつきにくい)
基本的に重要な英単語をいくつか覚えていれば意味が判るのでそうでもないかと思うが、英語が苦手なのが日本人の大半だろう。
自分たちは和製英語だったり輸入された言語として英語を使ってるのに判らないというのはなんだか子供の良い訳を見ているような感じがする。

私自身、学生の頃の英語は下から数えればトップ10に入るほどの英語嫌いだったが、自分の興味のある動画や番組を見始めてから大分わかるようになった。
本人のやる気として覚えないと正直つらいところではあるだろう。

さて、書いてある言葉だが、正直日本語で書かれたものと大差ない。普段日本視聴者が使用している「草」だったり「www」というようなものと同様だ。また、ライバーが視聴者に聞いた際には、判りやすいようにその単語だけ載せたりしている。
彼らの感覚は、日本人の私達と全く変わらない。むしろ判りやすいように少し配慮してくれているというのが面白い。



〇海外からの流入は良い事なのか?
コンテンツにおけるユーザーの増加はとても喜ばしい事である。
それが国内だろうが海外だろうが関係ない。コンテンツを守るようにしているのはなぜか日本の悪い癖のように感じるのだが、何故だろうか。
やはり自分の物として他の国が進行してくるのは良いとは思ってないのだろう。日本の歴史においてアメリカが占領した問題もあり、心の中ではそう思っている可能性もある。
だが、今の時代彼らがむやみやたらに入ってくるのを拒むのはおかしいという所だ。学校や社会では多様性を認めろと言い、差別をなくす為に全ての人たちを受け入れなさいと言っている。それは宗教でも同じだ。昔からずっと言っている事でありそれができないのならそれは反社会的な人間という事になる。
我々は、人間を嫌う事を拒絶された社会で生きなければならない。

話が脱線したが、海外勢の介入によりこういったコミュニティが盛り上がるのは経済的にも拍車がかかる事でありとても良いことだ。
嫌う理由は私怨であり、この世界において悪という存在だ。



〇デメリットは無いのか?
海外からの人気が上昇し、それが継続する限りはデメリットらしいデメリットは余りない。が、考えられる事として海外における同業者の増加と売り上げの減少という所だろう。
国内において人気であるという事は、海外においても同様に人気なのだ。それを模倣して行おうとするのはいつもの事。
Vtuberという存在が海外でも増えてきているのがそれだろう。
また、技術の流出も懸念される。これはオリジナルとして開発していた技術が海外に流出し、差別化を行う事ができなくなる問題だ。
丁度DRAMのメモリーと言った物がそれにあたる。技術流出で日本メーカーが撤退したのに加えて対応できなくなってしまった。

現時点におけるVtuberの技術やノウハウは日本が最先端を走っているだろうが、VRというくくりでは遅れている。
海外では技術がある状態である為、日本のちょっとした技術やノウハウが流出すれば途端に崩れ去ってしまうだろう。
そう言った点は、デメリットとして考えられるところだ。


〇日本が海外勢に対して行わなければいけない事は?
この現状を維持するだけではなく発展させて最先端を行く必要がある。
アニメや漫画と言った2次元の物が海外に輸出されている状態で、海外に負けてしまう可能性は非常に高い。
そんな中で生き残る為には何とかして維持するだけではなく伸びていく必要がある。
ここで言う伸びと言うのは、社会に浸透させる程の強い認知と人気だ。
現在、にじさんじがNPBとコラボしてグッズを出したりしている。まだ知名度はネットの中でしかない彼らだが、それが一般的に知られるようイメージ定着として頑張っている。ネットの知名度や人気は非常に移り変わりが激しい。
一般社会における知名度や人気を確立し、テレビ番組等で常に出て来る日本国民が知っている存在となる事がまずは必要だろう。


〇総括
ここまで書いてきたが、やはり海外勢の人気は容認すべきことであり、喜ばしいことだ。
コレを拒絶する理由は全くない。後はどれだけ日本のVtuber達が頑張れるかだ。
ホロライブENのサメちゃんは近々登録者100万人を突破しようとしている。
これはVtuberにおける登録者数の増加、もしかしたらyoutuberにおいても歴代一位の達成かもしれない。
そんなEN勢に人気を取られ、日本は衰退の一方になる可能性もある。
今のところは日本のVtuberが人気を集めている状態ではあるものの、今後の動向では逆転する可能性もある。
果たして今後のVtuber界隈はどうなるのか、私個人としては日本のVtuber達に頑張って頂きたい。