VtuberによるFPSゲームの配信需要はあるのか

Vtuberを見ていて、最近だとAPEXをやっている人をよく見るのだが何故彼らはFPSゲームをやるのだろうか。
むしろそう言った需要はあるのかふと気になった。
私自身FPSゲームが好きではあるが、FPSゲームの配信は全くと言っていいほど見ない。
その理由含めて整理の為、書いてみようと思う。


〇FPSゲームの人気は高いのか?
日本国内であるとそこまで高くないが、海外での人気は高い。
元々DOOMやCS、その他もろもろゲームとして人気が高いのは軒並みFPSである。
私自身もCoDのCS版からはじめ、今ではBFシリーズをやったり色々なゲームをやっているという所だ。
しいて言うなら最近主流のバトロワ系(PUBG、荒野行動、Fortnite等々)が苦手でそれはやってないくらいである。

現在もFPSゲームは非常に活気があり、あくまで海外ではあるが随時新作が出ている。


〇日本におけるFPSゲームの需要は何故低いのか?
日本におけるゲームにも対人ゲームと言うのは存在しているがFPSは少ない。
これは、日本という国が戦争に負け、文化的に戦争を毛嫌いしている現実があるように私は考えている。
戦争は絶対悪であると大人たちが叩き込み、その結果として今の日本が出来上がっている。
過去の共産主義者による赤軍事件も、革命と言う名の戦争によってテロや事件が多発していた。
こういった過去の経験から日本での需要は低い、むしろ作られない原因となっていると私は思う。
その為、FPSゲームの日本視聴者もほとんどいないと言わざるを得ない。
とある有名な配信者が、FPSゲームをやると視聴者数が低下するのはコレが理由であると感じている。


〇視聴者はFPSゲームの何を見るのか
Vtuber達のFPSゲームを見て何を得るのだろうか。
有名なプロゲーマ―と呼ばれる人達の配信を見る事は、その人のノウハウであったりそう言った物を吸収する事ができる利点がある。
見ている人たちが軒並みプロゲーマ―のように強くなる事は出来ないが、それでも自分自身強くなりたいのだ。
FPSゲームをやっている人たちの殆どはそう考えているだろう。負けっぱなしより、大量キルをして自分が英雄のようになりたいと思う人が大半だ。その為に技術を磨き、強くなろうとする。
プロゲーマ―の配信を見ている人たちの大半がそう言った人たちではないだろうか。


〇Vtuberの実況におけるFPS
Vtuberという人たちはそもそもとしてFPSゲームに特化している人は少ない。
むしろFPSゲームが得意で大会に出場するのであれば、ゲーミングチームに所属する方が強くなれる。
Vtuberというカテゴリーはあくまで配信としての生業をする物であり、正直彼らがFPSゲームをやる必要性は無い。
その為、どうしてもゲーミングチームに所属している人たちと比べるとプレイはそこまで上手い訳では無い。
これはVtuberではなくともYoutuber、配信者として行っている人全般に言えることだ。
彼らのプレイを見て一体何を得るのか、FPSゲームをプレイしている人たちからすると、そこが無い配信者のプレイは見る必要は無いのだ。

本人たちは楽しんでゲームをしているかと思うが、FPSのお粗末なプレイを見て上手くなれる事は無い。
また、それは正直求められていない。


〇結局のところどうなんだろうね?
ここまで書いたのは、あくまでもFPSプレイヤーが思う配信についてだ。
確かにFPSゲームをしている人たちからするとVtuberのFPSゲームを見て楽しむ事はあまりできない。
しかし、彼らは配信者である。配信者の根底はそのゲームをプレイし、楽しんでいる様子を見せる事にある。
ただでさえ日本におけるFPS人口が少ない中で彼らの存在は非常に大きい。
彼らが楽しんでプレイをする様子を見て、私もボクも同じゲームをやってみたいと思いFPSゲームをやる人が少なからずいるはずだ。
そう言った人たちを増やす事、これはFPSだけではなくRPGやレーシング、パズルにおいても同じだ。
彼らの配信はそう言った人たちを増やす事に一役買っている。
ゲームが上手くなるために配信を見る物ではなく、彼らの配信は楽しむその入り口。それを見せてあげるのが彼らの役目だ。

少なくともFPSゲームをやる配信者の方々は、本当にそのゲームを楽しんでいる様子を見せてほしい。
いちFPSゲーマーとして、もっとゲームをする人口が増えてくれればなと思う。