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エキゾチックの追求


前回の投稿で
海外旅行に行きたい理由で
日々の日常の有り難みを思い出したい
という話をしました。

日本人にとっての「非日常」を追求する時に
私は身の回りのエキゾチックを探してみたりします。

近所を散歩していても
あれ?こういう場所って
 実はあんまりなくない?

という場所をみつけたら嬉しくなります。

幼少期に住んでいて
離れて旅行として行ってみた時に
「ここって今思うと変わった立地だったな」
と思うこともあります。

日本全国旅してみた私だからこそ 
日本中どこでもある景色と
あんまりない景色
というように意識して見るようになります。

その観点では
私が幼少期に育った長崎なんかは
日本中他に類を見ないような景色に
溢れていたんだと気づき
嬉しくなりました。

日本中あんなに老舗だらけで
あんなに山の中腹まで家がぎっしり建ってて
パズルのように家が建てられていて
和洋折衷のカオスのようなところは
ありません。

行かれたことのない方は
そう言った意味で長崎はすごくおすすめです。笑

そういう土地で生まれ育った私だからなのか
西洋風のレトロな建物や
神社仏閣
中華街
教会
などではあまり異国情緒を感じません。

アメリカンなお店や
アジアンリゾートや
最近では韓国風のお店も
見慣れてしまいましたね。

そんな中最近強烈に興味を持ったのが
エジプトや中東系のカルチャーでした。

そういえばイスラム圏の文化って
日本にはあまり馴染みがないですよね。

教会や寺院などはたくさんありますが
モスクって日本にはそんな立派なものは
ないですよね?
せいぜい東京の東京ジャーミイ
くらいでしょうか?

アジア系外国人が多いので
ハングルや中国語や英語は街に溢れているのに
アラビア文字なんて見かけないですし
アラビア人の知り合いもいません。

イスラムっていうと
過激派組織など日本人にとって
とても怖いイメージが先行します。

ただイスラム教というのは
先行する一神教のユダヤ教、キリスト教に比べると寛容な教えも多いようです。
自然の厳しい環境で人々を統治するために
権力者たちが独自の解釈を加えたことが
過激派組織に利用されたという説もあります。

過激派組織というのはどこの宗教もありますし、ひとたびそう言った偏見を取り除けば
私と同じようにイスラム圏に
興味を持っている人は今後増えてくると思います。

ちなみに最近では
美術館のエジプト展が流行ったり
エジプトの香水瓶を出店するお店が増えたり
シーシャバーが増えたり
静かにブームの足音が聞こえます。

イスラム文化は海外旅行に行けずに
エキゾチックを感じられなかった日本人に
最高のエキゾチックを感じてくれる文化圏
だと思います。

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