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スタミナのない人の戦い方


私たちY世代はこどもの頃からの教育で
根性だ」「努力だ
と言われて育ちました。

今になって
根性論では解決しないことは
たくさん明らかになってきましたが
その時は気力でなんとかするもんだと
誰もが思っていたかもしれません。

ただその時代でも
うまく手を抜く要領のいい人がいたり
人よりも体力のない人がいたり
そのような個性のある人たちの存在
というのは確認できていて
どんな昔の漫画でも
腕力や気力自慢のキャラクターがいれば
少し腕力には欠ける
参謀的なキャラクターがいます。

これを東京卍リベンジャーズのキャラクターに例えたいと思います。
(知らない人はすみません)

若い頃私は主人公の武道のアクションを
取っていました。
マイキーにはなれないと思ったからです。

強さや戦いのセンスや頭の良さがなくても
根性でなんとか補填できると思っていました。

ただここで見落としがちなのは
主人公の武道は何にも才能がないように見えて
何度もピンチに追い込まれても戦い続けられるメンタルの強さとスタミナがあるということです。
このポジションにも適性があるのです。

一方の私はその手法を取ったところで
謎に体調を崩したりメンタルを病んだりして
積み木崩しに遭ってきました。

努力し続けることが出来るというのも
ひとつの才能なのです。

心身共に人より弱く腕力に自信のない私は
人より多くの知識を身につけることに
興味が湧いてきました。
私は武道になる適性もないと
ある時に悟ったのです。

私は決して頭も良くないし
スキルもないのですが
好きなことをやっていく過程で
マニアックな知識やスキルの入り口だけ
気がつけば足を踏み入れていた
ということが度々あります。

そういった意味で
東京卍リベンジャーズの中で
一番感情移入できたのは
敵役の稀崎鉄太でした。

ドラえもんで言ったらスネ夫ポジション
民族で言うとユダヤ人
いわゆる参謀キャラ
あまり人から好かれる立場ではありません。

ただ彼らに共通するのは
腕力がない、土地を持たないなど
人よりも不利な条件の中で
自らが輝くために逆境に打ち勝つ頭脳を手に入れた
ということです。
正攻法では人に勝てないからです。

実在する人物でいうと
手足のないハンデを持ちながら
口八丁で仕事を手に入れ
女性たちを虜にする
乙武洋匡さんなんかがまさに参謀キャラ
だと思いますし
私が憧れる人物の一人です。

そのような参謀キャラに私がなれるかは
わかりませんが
せめて歳を経て
村の長老のようにはなっていたいと
考えています。

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