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ブラック受験生だったことを思い出した


最近Abemaで
朝課外についての議論があって

九州以外の進学校には
朝課外がないことを初めて知り
同じ高校出身の職場の後輩に

朝課外って九州だけらしいよ

と伝えたら私と同じように  
かなり驚いていました。

私が中学で転校した先は
割と限界集落とも言える田舎で
通える範囲に大学がなく
高校ですらも
1時間に一本の電車で
40分揺られて行くような場所でした。

駅から歩く時間も含めると片道1時間
さらに朝課外が7時半から 
夕課外というのもあって終わるのが午後の7時半
まるまる12時間学校で勉強したのち
往復でさらに2時間

中学までは授業中に居眠りなんて
したことのなかった私ですら
この生活ではよく居眠りをしてしまいました。
今思うと当たり前でしょう。
そしてなかなかのブラック企業並みです。

そんな生活でいい大学に行けたかというと
そうでもなく
母校からの名門進学率は
進学校の平均以下だったと思います。

私もセンター試験で失敗したその一人です。

なのに地方都市で出てきたら
もっと高校時代に遊んでそうな感じの
街の子が
自分よりいい点数を取っていたりして
衝撃を受けたのです。

日本人が頑張り屋さんなのにも関わらず
生産性が上がらないというその闇が
まさに詰まった出来事だと思いますし
今ならもっと効率よくやれるのにとすら
思います。

私は以前の投稿からお伝えしているように
こども時代以上に暗黒だった時代は
かつてなかった為

周りの同調圧力に流されつつも
たとえ受験に失敗したとしても
 今よりも幸せな生活が待っているよな

と頭の隅で思っていたような気がして
それを思い出しました。

だからセンター試験で
あまり緊張しなかったし
その割には結果がオオゴケしたなぁと。

よく言われるように
潜在意識が働いたのかもしれません。

とにかくこの地獄のような日々が終わればと。

これって私に限らず
同じように朝課外を受けていたメンバーみんな思っていたのかもしれません。

さすがにこれだけの長時間になると
勉強が苦痛になってきます。

私もこどもの頃は勉強嫌いでしたが
大人になって「もうしなくていいよ」と
いうような雰囲気になってから
改めて興味を持ちました。

そういう人って多かったのではないでしょうか。

勉強に限らず
距離を持たせて
自分の中で
「やっぱりやりたい」と思う気持ちが
湧き上がるまで
ほっとくのも時に大事かと思います。

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