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大人になっておたふく風邪にかかった話②


次の日から高熱が始まりました。
食料を事前に買い込んでいたので
いよいよ来たかと思いましたが
初日は高熱の割にまだ動けた印象があります。
ただ熱は39度台のため
動けても動かずに横になって早くやり過ごそうと思いました。

1日目は大好きな三浦大知さんが
その地域にリリースイベントで来る予定でしたがそもそも仕事の予定で行けないとわかっていた日でした。
まだ頑張れば行ける体力があるかな、
とふと思えたのですが
ただ感染症の私は泣く泣くその場所を通り過ぎて買い出しにだけ行きました。

ただ次の日も39度台
その次の日も39度台
さすがに食料も体力も尽きてきました。

食料をコンビニに買いに行くタイミングは
39度から38度台に下がった時を
見計らってでした。
まだ38度台の時は少し動けるからです。

ただ3日目のそんな日
さすがに歩いて数分のその場所ですら
歩くのが辛過ぎて
救急車を呼ぼうとすら考えました。

そんな時に限って彼氏がいなかったのです。
連絡まだとっても大丈夫かな、
と思えるような元彼もいましたが
男性の方が重症化しやすいとも聞いていたので頼めずじまいでした。

4日目にようやく熱が下がってきたのですが
さすがに3日連続で高熱だと
ごっそり体力が奪われて
食事もすぐ胃がもたれてしまいます。

5日目でそろそろ出勤できるかなと
出勤するもその時に限って遠方への応援で
通勤中に力尽きてしまい
その日も出勤を断念しました。

6日目でようやく出勤するのですが
なかなか体力が元のようには戻らず
考えてみればその月は 
ほぼ1ヶ月本調子じゃなかった気がします。

当時まだ接客業でマスクは御法度の時代でしたが、その時ばかりは2週間ぐらいマスクをして仕事をしていました。

その時にふと男性社員から言われた
「えーうつると精子がなくなっちゃうんで
 近寄らないでくださいね」
と言う一言や

あまりに長引く休みに上司から
「甘えているんじゃないか」
と言われたことが地味に傷ついたのを覚えています。

今はコロナのせいかおかげか
そういった無神経な発言をする人が
減ったことと
風邪や感染症に罹っていても
「接客業だからマスクNG」
とは誰も言わないのが
少しよかったなと思います。笑

一方で
「そんなにきつかったなら
買い出しに行ってあげたのに」
と元彼にも上司にも言われ
「ああ、もっと周りに甘えてよかったんだな」
とちょっぴり後悔のような
安堵のような嬉しいような
複雑な気持ちも感じたのを覚えています。

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