自己紹介とiGEMの振り返り、 来年の目標(iGEM Japan Advent Calendar 2023)
お忙しい中こんな辺境までお越し下さりありがとうございます。
Japan-Unitedの魔法少女ぴくせるです。
今はシゲキックスを食べてます。すっぱすぎる。これ好きな人狂ってますよね。
自己紹介
都内某私立男子校の高校二年生です。アニメとマンガが大好きです。普段は千葉大学GSCプログラムでVRを用いた自傷行為依存の治療方法を考案したり、三人称視点と身体移転という神経科学のテクニックを用いることでVR暴露療法(VRを用いたPTSD治療方法)をより安価に、より手軽にできないかなという研究をさせていただいています。
一応UnityやらPythonとかをいじくっているエンジニアなので自分で考案したこれらのシステムの実装もやってます。分野としては精神病理学、VR精神医学、ヒューマンコンピューターインタラクションみたいな所になると思います。
あと高校落語研究部の部長でした。志の輔師匠が好きです。
その他の活動として中高生の研究者をインタビューするwebメディア、Larva06の発起人をやってます。最近調子が良い！やったね。
僕が将来学びたいと思っているVR精神医療の分野では、ハードウェアやデザイン・思想・医学・文化学など本当に色々な分野が関わり合って進歩していくことが必要となっています。なので研究業界を盛り上げようと思いLarvaを立ち上げました。なのでLarvaは継続できそうな体制になったら第一線からは離れて、将来はベンチャーとかやってフルダイブ人口を増やしてより面白い世の中にしたいなぁとか思っていたりします。
僕とiGEM
Japan-Unitedに加入した経緯
たしか2022年の7月とかに誘われました。
なので最初期のメンバーということになります。千葉大GSC同期のインジゴカルミンと同じタイミングで入りました。
始まってから4,5ヶ月はほとんど進捗がなく、ぶっちゃけ僕とインジゴは出場すら諦めてました。決定するべき事柄は全て後回しだったのでヤバかったです。あの状況から世界一まで持っていった大竹には畏怖の念を覚えざるを得ません。
モチベ低下と回復まで
そんな感じでかなりの長期間、インジゴとグズグズやめようやめよう言っておりました。
大竹の加入当初、最初はイカついロン毛入ってきたな…と思ってたんですが、喋ってみるとめっちゃ良いやつで信じられないほど優秀でした。僕はあんな感じのビジョンを持って頑張ってる人間が好き(僕はモチベに波があるからああはなれない)なので定例会かなんかでよく雑談とかして、仲良くなりました。あと3月かなんかのjapan meetup（初対面）の時に。てかjapan meetupにいたメンツ、半分蒸発してるんだなぁ…怖すぎ。
そういえば彼の参加当初に彼から「チームと馴染めないんだけどどうしたええ…」みたいな相談を定例会後にされたのが思い出です。なんで俺だったんだろう。多分当時同年代で同性のメンバーが僕しかいなかったからですかね。勝った今となっては笑い話です。
とはいえまだその時点でも地獄のようなモチベは続いており、また当時所属先千○大学さんでやっていた研究が上手くいっておらず、大竹がチームに適応して、チームとしての体制が安定したらすぐにでもやめようという話をインジゴとしていたのを覚えています。僕は当時完全に精神がイカれてたので高校を中退してイラストレーターになろうとしてました。絵描けないのに。
そして彼がリーダーになり、僕とインジゴ（と失踪した創設者）がサブリーダーという感じになりました（サブリーダーとしての仕事はゼロでした。僕は途中で発狂しだしたので休止という扱いにしてもらいました）
また、地獄モチベ・優秀な新メンバーが沢山いる中で大きな役職を持つのはさすがに誠意がないと思ったので、新人が入ってきて少ししたタイミングでweb班、渉外班、HumanPracticeのリーダーを引き継ぎました。（とくにN元、ごめん、ありがとう；；助かりました）
大竹が優秀だからどうにかなりそう＆仕事を人に任せてだいぶ余裕ができるたことで精神が安定しました。
ここらへんで辞めたい度が90から30くらいになりました。
事件発生、発狂
こんな感じで軽快な無職ライフを送り、ちょくちょく仕事をしながら、あとちょっとでiGEMも終わるしここでまできたら辞めないでもいいか〜ぐらいに思ってたのですが、7月頃、プライベートの恋愛トラブルにより、精神が完全に破壊されます。この出来事によりフラッシュバックと抑うつが発生し、本格的に精神科に定期通院するようになってしまいます。仕事を放棄しながら床で寝ながら思索に耽り、ひたすら絵を書いたりアニメを見たりするという終わってる状況に陥りました。
そんな感じで完全に頭がおかしくなって一ヶ月ぐらい連絡を断っていたのでチームにめちゃめちゃ迷惑をかけてしまい、大竹はもちろん、N本君とか内T君とかには本当に申し訳なかったと思っています。
この時期はLarvaの方もかなり連絡が遅くなっていて、めちゃめちゃプロジェクトの進みが遅れました。人生の暗黒期と言えたと思います。
人間としてだいぶ終わってました。本当に申し訳なかったです。
復帰できた理由
こんな感じでほぼ疾走していたのですが、結局僕は夏休みの間かなり実験をやります。酷い時は朝8時〜夜11時まで大学のラボにいました。
直前まで人間らしい生活をしてなかったのに、なんで急に復帰できたのか？そのキーマンは我らが大竹です。事件発生直後、彼に相談したのですが、なんか明らかに面白がってました。コンテンツとして見てました。
まぁ仕事しないメンヘラ男が急に恋愛トラブルで相談してきたら普通無視するので返信してくれた時点で感謝しないといけないのかもしれません。
でもあの野郎の返事は「ぽえ〜」とか「はにゃ」とか「人は色々経験して強くなるんじゃないんですかね」とかでした。
そこでなんか真面目に考えていたのがしょうもなくなりまして、もう人生経験ということにするか！って感じで振り切ることができました。
大竹はここまで見越していたのではないかと思っています。多分そんなことないけど。
ありがとう。大竹。ぽえ〜
ここでモチベが復帰し、ときどき発狂して連絡を見なかったり、シンプル怠惰・バカで仕事を忘れたりしながらもそこそこ仕事をしました。特に夏休みの間沢山ラボで実験できたのはよかったです。良い経験にもなったし。僕信じられないほど実験下手くそだったけど。他にも最後の方は自分の専門の知識を活かしてチームに貢献できたり、チームのおかげで密かに憧れだったコミックマーケットへの寄稿をすることができたりと、ある程度やれることはやれたのかなと思っています。
あと、色んなメンバーからさまざまな相談が舞い込んできたのは嬉しかった
です。自分の専門のこと(精神病理学)もありメンタルケア的な面では少し知見があるかもと思ったので色んな人の真摯に相談に乗ったりして力になろう…と思ってたのですが、そこそこ成功したっぽくてよかった。
病んでるのは僕だけでいいのだ（かっけぇ）
そして辞める予定だった僕とインジゴは結局辞めず、やれることをやりながらフランスに渡航します。
正直直前まで僕もインジゴもフランスに渡航するつもりはまるでありませんでした。しかしトラブルがあってから、自分の手でiGEMに区切りを付けて前に進もうと考えるようになり、現地に行くことを決めました。インジゴは直前に電話かけて誘いました。ノリです。なんやなかんやでインジゴとはもう一年半を超える付き合いがあるので、一緒に海外行ったらおもろいやろな〜。ぐらいの感じで誘いました。
そしてフランス渡航、やたら日本食レストランが多くて怖かったです。産まれて初めてのヨーロッパであるパリは冬の山梨県みたいな気候と空気でした。
現地ではjudgingでちょっとジョークを入れて空気を柔らかくできたのが良かったかなと思いました。多分そんな効果なかったけど。
あとGrandPrize発表の直前、吐きそうだったのは覚えてます。あとパニックで過呼吸になってました。例のトラブルが起こったのもiGEMの人とだったので、これで勝てなかったらiGEMがマイナスの記憶として僕の中で残るかもなと思って、本当に怖かったです。本当にそれだけは避けたかった。
なので勝った時は嬉しさより安堵が先に来ました。
勝った直後、インジゴと一緒に泣きました。我々の第一声は、「辞めないでよかった。」でした。少し情けないかもしれませんが、それが僕らの本音でした。泣いていたのは辞めようとしていた我々二名だけでした。大竹はニコニコしてました。普通に意味不明です。
これから
このnoteをもって本格的にiGEMの話をするのは終わりにしようかなと思っているので、区切りの意味も込めて今年の目標を書こうかなと思います。
僕は大竹を尊敬してるので、彼の言ってたように「iGEMを踏み台にして」前に進みたいです。
今年の目標：
論文2本国際誌(addiction behaviors, violence) accept
未踏or未踏ジュニアスパクリ採択
受験うかる
責任を持って自分のキャパシティを把握する
（やれないことをやれると言わない）
地道なことからやる。
人のせいにしない。大人のせいにしない。言い訳をしない。
人から嫌われないような行動を取る。
人生の目標：
南カリフォルニア大学のAlbert Skip Rizzo研究室で博士号取っておもろい研究たくさんする
仮想世界と人間の心理の繋がりを利用して現実をハッキングするVRベンチャーを立ち上げて上場する。世界を変える。
おもしろい人間になる
Japan Communityのみなさん、一年以上お世話になりました。ありがとうございました！！長年の夢であったコミケに出品できたり、国内・現地のどちらでも色々お話させていただいたりと、めちゃめちゃ楽しかったです。
あとJapan-Unitedメンバー、迷惑をかけてしまい申し訳ございませんでした。全て最高の思い出になりました。僕みたいなのと一緒に戦ってくれてありがとうございました。楽しかったです！！もしよければこれからも仲良くしてくれるとうれしいです。気軽に声掛けてください。犯罪行為以外はなんでもします。
advent calenderにお誘いいただいたtax_freeさん、ありがとうございました！！自分の中で整理できてよかったです。
tax_freeさんには3月のミートアップでお会いして以降、色々お世話になりました。尊敬しているiGEMの先輩です。コミケでもありがとうございました！！！楽しかったです！！お互いにiGEMの舞台を下りることになりましたが、どちらも情報系ですしいつか会うことがあるかもしれません。その時はまた色々お話聞かせてください。てかそんなの関係なくどっか遊びに行きましょう！！ありがとうございました！！！
追記：serial experiments lain、おもしろいからみんな見てね。
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