本編を履修しないまま、スタツアを勝手に解釈する~セシルソロから聖川ソロ~

トリッドラヴ

ぽやぽやフィジカルモンスターエッチな王様アラカルト。
普段の話し方とかオタクの反応からしてセシルくんは可愛いキャラだと思うし、なんかこう、ぽやっとした子で間違いないと思うのだけど、彼のパフォーマンスは王道にレベルが高いように見えている。なんとなくだが、基礎値が高いのだ。
ファンサにしてもフリにしても王道。おそらく10年以上日本(?)で活動いただいているようだが、日本語は丁寧というか、一つ一つ言葉を常に選んで話している。日々語彙を増やしているのだろうし、彼自身がその辺をもどかしく思わない無垢な性格なのかもしれない。そんなかんじを一から十までうけるので、グループメンバーも彼を構いたくて仕方がないみたいな、そんな感じだ。
王族としての傲慢さは彼からあまり感じることのできない要素である。
と、同時に生まれが高貴なものゆえの嫌味のない不遜さが、ここでは感じられる。
そもそも論だが、この玉座に寝そべる優美な褐色の王族愛島セシルという構図に性癖が爆発して死んだオタクは想像に易い。王道でオタクを殺すシンプルな処刑台みたいなもんだ。イマジナリー愛島セシル担は彼の地元へのふるさと納税の仕方を探すと無限によくわからないインターネットの画面をクリックしていた。先にお礼品が届いたそうだ。振込先を探している。私の知っているふるさと納税となにかが違う気がするけれど、オタクってそういうものなので私は国が違うと納税ってできなくない?と心無い声がけをしておいた。
私の声など完全にスルーして、年貢におにぎりをたくさん食えるようにと、米農家になりかねない勢いで彼女は何かを検索し続けている。これについては別に今日に限った奇行ではないと思う。まあ、この記事に出てくるすべてのオタクは、わたしがうたプリのことをかんがえると脳内に出現する概念としての存在でしかないのだけれど。
改めて優しい歌声とダンスの話をしよう。セットの使い方があまりにセクシーで、また何人が死んでしまったが、キュートさは死なない。
床だったり、いろんなものをなぞるときの手付きがセクシーすぎる。音也、レン、セシルと、セクシー!セクシー!セクシー!で殴ってくる。ビューティー!!ビューティー!!!!ビューティー!!!!でも殴られているので、オタクの心臓はボコボコだ。救心飲む???
改めて、元気に歌の合いの手とか入れて、一糸乱れぬペンラ振りをしている現場のオタクは訓練され過ぎではなかろうか?情緒が死んでも。体と声帯はオートで動くようになっているのか。まあ、7人いるので支え合い、助け合い、共に応援しているのだと思う。各担当ごとに。
いくら何でも自担が出てくるごとに、全て最高でぶん殴られて平気なわけがない。心臓がオリハルコンだとしても、納得がいかない。腕とペンラとC&R用の声だけが外付けフルオートになっていなかったら不可能だ。
いや、だってこの愛島セシル見えてる?
▷息を飲む
▷失神する
▷拝む
▷放心する
選択肢これくらいしかなくない?合いの手入れてる余裕ある??たぶん映画館の担当で慣れてないやつはペンラを緑に変えるところまでで絶命してると思うよ?二桁回見る様になってようやく振れたんじゃない?ちょっと我々と同じ地球に居るオタクが脆弱すぎるのかもしれない。こちらの鍛錬不足だとしたら先方のオタクには酷い言いがかりである。
しかし、このセクシーアラビアン衣装ときたら、今までで最も露出が高い彼の衣装だ。あの、褐色に直接冷たい金属が触れていることもさることながら、その金属に彼の体温が移っているなんてことを考えてしまうに決まっている。あのアクセサリーは国宝か聖物にするしかない。ダメだ、脳内のセシル担のオタクが、また死んでしまった。
こういう露出が多いというか、肌に直接触れる分厚い布系の衣装は現実でもたまに見る。激しく踊っていると落ちてしまう類なので、透明な紐とかで前が止まっていたり、あの衣装のデザイン的には首飾りみたいな形のバンドをつけるのが一番ありそうな作りだと思う。個人的にはそうやって上着を止めている補助器具が割と好きなデザインとして性癖を押してくることが多いのだが、彼のネックレスはちゃんと首からかかっているように見えるんだよな。とすると上着その物の構造がかなり特殊な素材と作りになっているのではないだろうか。
あの上着が落ちないようにとか、乳首が見えないように完全ガードされている服の縫製や設計が気になってしまう。
やはり王族の乳首なんて高貴なものを下々が安易に目に入れていいはずがない。多くのオタクが防振双眼鏡(10万円前後)で必死に覗き込んだはずだが、ガードされていたことだろう。
また、魔法の国の王族とのことだが、胸元にある入れ墨はおそらく下に肌着を着てない証拠ではないかと考察するわけだ。そもそも、あの入れ墨(?)ってファンは見たことあるものなのだろうか。
あ、アニメやゲームで私生活を垣間見ているこちら側のオタクは、知っているんじゃないか?と思っている。なんか意味ありげなデザインだったし、原作乙女ゲーならやっぱちょっとセクシーなスチルもあるだろうな~とおもうので。こう、なんか突然雨に降られて一緒に濡れた彼が、おもむろにシャツを脱ぐとか、無邪気な彼と水遊びをしたら彼が上着を脱いで入れ墨が見えるとか、そういうやつだ。乙女ゲーには詳しくないが、各種漫画にはそれなりの造詣がある。特に二次創作界隈に詳しい私としては、少なくとも二次創作では絶対に口づけを落とされるタイプの入れ墨だとおもう。
彼への誓いをこめて、あの入れ墨に口づけするやつは、n番煎じですが…とかオタクが言い出すやつだろう。
セシル君の胸元に触れるなんて許されるわけないでしょう!とモンペ国家が大暴れするパタリロみたいなテンポの作風じゃない限り、やっているはずだ。彼の入れ墨に触れた瞬間に、シュバババと湧き出てくるタマネギ部隊みたいな親衛隊めっちゃおもしろい。本人は気にしてないのに、周囲がめちゃくちゃ騒ぎ立てる奴だ。原作では流石にそういうんじゃないと思うが、そういう同人誌は過去に10冊は出ていると見た。
ただ、入れ墨について、アニメで出てきてるかは微妙かもしれない。そもそもアニメうた☆プリってどれくらいヒロインと恋愛するんだろうか。私はアイドルの彼らのことはめっちゃ気になるので、スタツアや友人との会話の端から得られるエッセンスを拾い上げて克明な幻覚を眺めてきた。だから、なんだか何もかも知ったような気持ちでここまで書いているのだけれど、本当に原作、というか、本筋を何も知らないのだ。
乙女ゲーム原作の彼らのことを、そもそも気にしていない。アイドルとして生きている彼らの生きざまだけを勝手に夢想している。彼があの女帝とどんな甘酸っぱいLOVEを繰り広げ、もどかしい思いをするのか、何も知らないし、正直全然想像がついていない。私の脳内にぼや~っと展開されているイマジナリーうたの☆プリンスさまっ♪(アニメ)はアイドルになるまでの熱血仕事人によるスターの卵発見記録~才能の発掘、開花ストーリーだと勘違いしている気配さえある。だから、ヒロインといい雰囲気に全然なっていない。
最初の内は乙女ゲーだし、ヒロインを女の子だと思って話が進んでいたはずが、後半になると頼りになる名コーチになってしまう。いや、ぶっちゃけ普通にどんなストーリーか一個も想像ついていない。多分なんか個性あふれるイケメンがそれぞれ独自のアイドルやってたはずが、成長のためみたいな感じでグループ組むことになって、なんやかんやマジラブ1000%でデビュー!みたいな感じなんじゃない?くらいだ。あの、なんかパッケージ?とかdアニの表紙は見たことあるので、制服?とかあった?気がするので、学園物かな?と思っている。アイドルデビューもさせているので代アニみたいな専門育成学校?の生徒から始まるのかな?見たいな…プリリズのエーデルローズみたいな感じで、学校も提携してて~みたいなやつかな?と他ジャンルの設定をなんかうまくミックスさせてぽやぽやさせたみたいな認識だ。さっきまでさんざん断定口調で書いているのにすごい?ぶりである。
だってあのエンディングの頼もしい表情をみてしまうと、もう、彼女と恋愛しているようには見えなくない?あの七海女史がアイドルに手を出すとか、私はとても信じられないのだが……。まあ、でも彼女も乙女ゲーヒロインなわけだし、付き合ったりとかそういう甘い気持ちも有るかもしれない。彼女のエネルギーと能力を考えると、その気持ちが恋人一人に行くより、アイドルグループに行った方が健全だと思うし、この中の一人と付き合って、最後にゴールインしながら全員の面倒を見るくらいの度量を彼女なら持ち合わせているかもしれない。まあ、乙女ゲーの最強無敵系ヒロインだというのはなんとなく感じるので、全員抱いてるのかもしれない。
いやだよ、そんな大奥みたいなアイドルグループ。
まあ、二次元オタクの私はそれはそれとしてアリだと思うのだが、そんな奴らのライブになると、流石に引いてしまう。実際はどうであれ、何も知らずに見ていたい……。ってなってしまう。もしそうなら俺は一生うた☆プリを履修しないでコンサートだけを見たいところだ。あと、本当に彼らがグループ内で痴情のもつれをするのすごく嫌である。それをプロデューサーがやらかしてるとしたらキレてしまう。
このコンサートを作ってくれた俺の知ってる七海春歌はそんなことしないが
!!!!????(ガンギレ)

勝手に考えて勝手にキレるんじゃない。
そのへんはまあ、本編見たらなんか思う所があると思う。
メタな話をすると、これが人気乙女ゲームのアニメ化な時点で、アニメ本編では恋愛色はかなり薄まっているんじゃないかというのが率直なイメージだ。だって、こんなアイドルツアーコンテンツに発展させる程度の塩梅をうまく乗りこなしている作品である。主人公との恋愛色を強くすると怨念が大変なことになってしまう。ヘイトコントロールは作品展開の基本であり、制作側だってかなり気を使ったに違いない。ゲームをプレイしているときの主人公と、勝手に動き出す「七海春歌」を別物ととらえて浮気されたと感じる夢女だって絶対に居るのだ。そういう厄介オタクが含まれるのが明らかな市場で生活し、成功しているコンテンツなのだから、その辺はかなりうまい事やっているはずだ。ペア制度といい、間違いなく腐層だってターゲットに入っている。そういう世界におけるヒロインってかなり取り扱い注意だ。私でもわかる。だから上手く扱っているに違いない。
とはいえ私は、彼女と彼らが会話しているところを一度も見たことがないので、その辺の男女の接触については何もわからない。
私にわかるのは、七海春歌女史はST☆RISHの全員を平等に最高のアイドルとして愛しており、このグループを世界で最も素敵な宝物だと思っているということだ。彼女は彼らに対して深くて強い愛を抱き、彼らの魅力への信頼を持ち、そして圧倒的な才能と、絶対的な実力、そしてアイドル達への深い理解を武器にこのステージを作った仕事人だ。オタクは喜んで彼女のATMになって来たのだろう。なら、私生活のことは私が口を出すところではない。
いや、本編一生履修しないつもりでいるわけじゃないんですけどね…!?
さて、本当に派手に話題がそれたが、入れ墨をオタクが知っていたかという話である。実際どうなの?キンプリ(プリズムの方)は死ぬ程服を脱ぐが、うたぷくんはそんなことは無いイメージではあるんですけど、上半身くらいは脱いでくれそうというのが、今のところの私のイメージだ。
とりあえず、あちら側のオタク、これが初見だとしたら死んでしまう。いや、大丈夫、アイドルとは露出するものなので、あ~~だめだ~~王族ストップの可能性ある~~~!!と脳内で先方のオタクの心情を慮ったら頭を抱えている。いや、どっちだろう。デビューのころは有ったけど最近は見なかったのを久々に見せられた新規殺しの可能性が一番高いと踏んでいる。私はそこにベットしようかな(???)
しかし、やはり改めて彼の乳首が心配だ。擦れたりしないだろうか。ニップレスはつけているのだろうか。いよいよセクハラで国家警察に捕まりそうな気配がしてきた。
ちなみに、あの入れ墨に気付いて真っ先に思ったのは、もしかすると彼は日本国内で銭湯や温泉に入れないのかという不安だった。きっとこの世界の日本なら大丈夫だと思いたい。こちら側の話をすると、大江戸温泉物語コラボは大丈夫だろうか(?????)
みんなで仲良く風呂上がりの瓶牛乳を飲んでひげを作って欲しい。半数以上が銭湯未経験だろうが、番組企画で行ったあとに気に入ってメンバー連れて行ったりしている。私は視た。
また話がそれた。バックで出てきたルレの話もしたい。なんか楽しそうに出てきてウインクしてくれる音也くんはずっとかわいい、さっきのソロを知ったあとに見る一十木音也なのだと思うと、脳内のイマジナリー音也担が心臓を掴んで死んでしまった。新しい音也君も最高だがいつもの音也君も本当に最高なのだ。両方知っているからこそ、鮮明に死んでしまう。同時にその後カメラに気づいているのにアイドル顔を作りきれていないスンとした顔の一ノ瀬にイマジナリートキヤ担も死んでしまった。レアだったらしい。
脳内に屍が山となっているが、やはり改めてそのダンスの質の高さが恐ろしい。バネといい、体幹といい、セシルくんのフィジカルの強さが浮かび上がってくる。それを優美に見せているところも、汗一つ見えないところも全て高貴な輝きを受け入れる他ない。あの衣装で汗かくのスケベすぎるもんな…。いや、現場に居たら汗も見えていただろう。この辺りは配信の動画の解像度と画面処理の問題である。
曲が可愛らしく優しい歌声で響くところも含めて、天女のようだとイマジナリーセシル担が息を呑む。酩酊した様子なので、酒も飲んでるかもしれない。多分セシル君の魅力で酔っているだけだが。
空を飛ぶ直前のフリやカメラワークも完全にワイヤーつけてる振りと間であるが、その感じの実家の様な安心感といったらない。まあ、別に帝国劇場は実家ではないのだが……。
それにしても、何度見ても美しいフライングだ。やはり、スモークとレーザーによって作られた光の絨毯を滑ってほしい。あのポジションキープの力を見ると、このステージ上空は彼の物であるとしか言いようがない。もっといろんな幅のある演出が見たい。あと、どうでもいいのだが私にはあの途中で出してもらった柱がラダーに見えるので二階席に降り立たないかハラハラしてしまう。そもそも、2階席に降り立つことに毎回ビビり散らしてるのは、私という弱きオタクくらいだ。普通はワクワク待つものである。しらん、怖い。2階席センター前方はこわい。(港北の映画館の二階席センター最前でスタツアを見て本気でビビり散らした。飛んでくるかと思って椅子にめり込んでしまった。もちろん飛んでくるはずがない)
ゴージャスとセクシー、素材の良さを遺憾なく発揮した圧倒的個人技、本当に女帝はファンが見たいものを知っている。
愛島セシルのパフォーマンスってなんだか一つ一つが丁寧に思える。所作が優美で美しいからだろう。話し方もそうだ。カタコトではもちろんあるのだが、彼の言葉はおっとりと丁寧に伝わってくる。わからない単語があったり心が急ぐとどこか言葉を急ぎたくなるのだが、彼の言葉はいつも丁寧に柔らかい。人として、王族としての心の余裕だろうか。そういう丁寧さがパフォーマンスにもにじみ出る。そこにやはり基礎力も感じるのだ。
あと、何よりピュアだ。純粋で純真ななにかがある。
私はアイドルにそれぞれの業やクソでか感情を見出したり、何かを重ねたりしがちだが、彼について語るべきことはあまりない気がしてきた。
綺麗なものは綺麗だから見て楽しめれば十分だ。クリスタルみたいな綺麗さとピュアさを彼から感じて、救われるようなパフォーマンスだ。
そして、素直にパフォーマンスのここがいいとかは、こんなおぼろげな記憶なんかじゃ語れない。画面停止しながら確認して話すことである。
ごめん、あまりないの定義が狂ってる自覚はあります。

Snow Ballade

いや、これはさ……もう、あの、KinKiKidsでディープ・ラーニングした分野すぎる。(※個人の偏見に基づく発言です)
まじでなんか、セシル君を御曹司のソロの話で挟むの申し訳なくなるんですけど、こいつらからお出しされる業が雄弁すぎるよ…。
なので私は、今からたくさん無責任なことを書きます!!!
まずは曲が始まる前のオタクによる口上、君ら本当に訓練されてるけど、誰がそのなんかすごい英語の口上揃えさせたの?多分SNS発信の企画だと思うんだけど、すごいね。ぜったい真斗様って読んでる類のクラスタだと思う。ちなみに私はなんか毎回聞き取ろうと思うのだが、アイラビュー真斗フォーエバーしか思い出せないし、そもそも英語が苦手。解散。
なんというか、本当にただの偏見ではあるのだが、聖川と聖川のオタクの間ではすぐ永遠を約束する感じがある。聖川本人もオタクも安易に未来の約束をしまくるタイプでしょ。
いや、その瞬間お互い本気なのはもちろんわかっている。君らのことを嘘つきだと思っているわけじゃない。昂るとすぐに未来永劫までこの気持ちが続くと確信するタイプの情緒をお持ちだと思っているだけだ。これは一本気で情熱的で素敵なことである。あと、単純に言葉が強いのだ。濁すということを知らない。お陰で激重のファンが生まれそうと思う反面、こういうのを素直に口に出せるタイプは、結構さっくり別の推しに流れてしまったりするんだよな、というイマジナリー諸行無常を噛みしめてしまう。
もちろん、激重のファンも健気で一途なファンも、ライトなファンも居る。ファンが10万人はいるんだからなんだって居る。ちょっとした市の人口くらいはいる筈だから多様性があるのは当然だし、彼の魅力をもってすればいうまでもなく新規も流れてくる。オタクの出入りなんて、界隈からしてみれば新陳代謝みたいなもんだ。
とはいえ、冒頭でいきなりオタクから真斗様へのLoveがフォーエバーしてしまった。
私はこれからこの男がこの歌を自身のシンメとの友情を歌っている解釈についての話をするのだが、ファンの中でこれを私とのラブソングだと思っているのが2割、私の旦那(聖川真斗)と旦那の親友(神宮寺レン)の友情だと良妻顔をしてるのが4割、残り4割を腐女子や二人の友情に感動するオタクだと思っている。これはST☆RISHの活動している時空への偏見なので、我々のいる現世時空は比率が変わると思う。どうなるかは言及を避ける。おそらく最後のやつがギューンとなる。(避けてないな)
話の流れが不親切なので、誤解のないように言っておくと、キンキにこういうファンからの口上みたいなものはない。
本人たちも言っていることなのだが、キンキ担は前奏の時点から口を半開きにして、ステージを凝視するので精一杯だ。キンキがそこに立っているだけでもうインプットが限界なので、アウトプットする余裕なんてない。ましてやあの長い英文を暗唱する知能や協調性、余裕、何一つない。(キンキ担の異論は引き続きすべて認める)
我々は電飾係。KinKi Kidsの作る宇宙にある数多の星のひとつであり、星は言葉など持たないのだ(詩的な婉曲表現)まあ、多分キンキはそういうのされたら大喜びしてくれると思う。どう喜ぶかはキンキ担がいたら一緒に心に秘めるか私とお話しよう。若い頃のキンキ婚ならそういうのもあったかもしれんし…。
今回自担と関連付けたのはこの後の解釈の話だ。脱線してばかりで申し訳ない。なんか脱線が本編みたいな記事である。話を戻そう。
これから勝手にパフォーマンスの構成について解釈していく。
まずいきなりオタクの口上で、Foreverを約束されたわけだが、この世界観には永続性や不変性と、可変性の要素が強く絡まっていると思うのだ。
スノードームみたいなセットの中のに作られた美しい世界。
明かりは彼の灯したランタンである。
スノードームとは、不変の世界だ。その硝子の中で、雪は雪のまま、美しく閉ざされている。振れば永遠に雪が降り、その世界は変わらず輝いている。構造的に何年経っても、スノードームの中にある雪は解けずに輝き続ける。
閉ざされた美しい不変の象徴である。
また、そもそも、氷は有機物の腐敗を止めるものであり、コールドスリープを始めとして、凍らせて閉じ込めるということ自体も、「変わらないこと」を想起させる。
美しいまま時を止めるというメタファーとして、舞台のセットの構成は非常に分かり易い。
これまで世界をめぐってきた中で、単純な雪国の風景ではなく、あえてスノードームをモチーフにしているのは、閉ざされた不変を表していると考えるのは自然な流れの筈だ。
その中にともした灯りはランタンの小さな炎。それは非常に頼りない、限られた時間の灯火だ。彼の冷えた美しい世界に入り込んだオレンジ色の異物でもある。
既に世界には不変と変化が同居している。
灯の力は強くないが、不安定でもない。そこに確かに灯っている。
閉ざされた世界は、非常にシンプルに考えて、聖川真斗だろう。
彼に備わっている美しさは、環境に適応して変わっていく常に可変なものではなく、自らの内側に閉ざしていく不変性の中にあるというようなストレートな表現である。雪のように白い肌、ストレートの艶やかな青髪をクールビューティーと表現するならば、彼の美しさは夜闇に光る純白の雪と重ねることに不自然はない。
また、「御曹司」らしいという彼の設定や堅苦しい彼の言葉遣いから合わせていくと、「旧家のお坊ちゃん」としての彼が立たされていた世界がそういう冷たくて閉鎖的なものだったという一面があるのかもしれない。正直、彼は親からの愛情に飢えた人間特有の雰囲気を現在の姿から感じていないので、少なくとも今は家族と良好な関係を構築していそうだし、他のメンバーとの距離感からしても家庭がそもそも冷え切っていたタイプにはあまり見えない。少なくとも乳母とか彼の近くに彼にたっぷりの愛情を与えて育てた人は居ると思う。作中に描かれる部分はあるのかもしれないが、むしろ愛情を受けて育ったからこそ、成長の過程で何らかの孤独を抱えていて、それをヒロインと解決したというケースが自然に思える。
まあ、実際のところはわからないが、少なからず旧家の御曹司として、息苦しさを抱えていた若かりし日の自分が在り、それを重ねた表現と考えるのはストレートで彼らしいステージであると捉えられるのではないだろうか。
分厚く美しい防寒服(余談だがスポットライト全力で浴びてあの服はめちゃくちゃ暑いと思う、世界観の作り込みのために暑さなどものと見しない表情を作る根性がすごい)、分厚い手袋。
世界と彼の間には、分厚い布の壁がある。
これは凍えるような寒さから彼を護っている防護服だが、この重くて美しい衣服は、彼の血に流れる責任のメタファーかもしれない。
この冷たく美しい環境の中で美しく在り続けるために必要な、美しく高級で厚い服。
歌詞をそこまで咀嚼できていないので、正確な記憶はないのだが、ここのワードに確かに「過去」があったとおもう。
つまり、ここのスノードームは過去の彼を示していると考えるのが自然だ。ここまで凡そ推理みたいな解釈をしているのだが、これにピンと来るところがうた☆プリを履修した皆様の中にあるのだとしたら、彼のストレートな表現をそのまま受け取っただけである。
そんな閉ざされた世界で、彼は火を点した。
これは、アイドルを志すことを表しているのかもしれない。そして、その火がオレンジ色であることは、炎ってものを考えると当たり前なんだけど、なんだか意味があるような気がしてくる。
火を点した彼は、自身の意志でその手袋を外し、外気に曝け出された掌が伸ばされる。
彼自身のの手がスノードームを割る。
これは自らの意志による変革だ。
そして、その変革は彼の誓いと連動している。
曲と振り、セットの構成は実に直接的でシンプルな表現なのだと思う。
彼の誓いによって破壊された世界の時が動き出し、自ら灯したランタンを露出した手に取って、歩を進めて、世界に出ていく。
遥か高く、上の方にひっそりと美しく孤高の様に存在した彼が下界に降りてくる。その途中で、彼から灯を託されるのはランタンの灯火と同じメンバーカラーを持ったシンメである。
彼の点した炎を託され、ランタンの炎を吹き消す彼から伝わることは、その火がなくともそこに変わらぬ灯火が在ることだ。
共に歩み、共に生きていくことを歌う男が、無数のキャンドルに迎えられる。
一つ一つは非常に弱いオレンジの炎だが、その炎は優しく彼を照らして迎え入れている。それはペンライトでもそうだし、確かにファンのことなんだとも思う。彼を待ち、彼の眼下で揺れる灯はファンそのものだ。でも、まずその色はシンメの色で、それは、この景色を作り出した存在として、共に歩んできた友の存在を表しているのだと思う。
その中で未来を歌い、彼の掌がそのオレンジを掴んだ後、オーロラが輝く。彼が生み出したオーロラは様々な色を孕み、美しく輝いている。オーロラは寒いところで見るものだ。彼は別にすべてを変えて雪解けを迎えて春になったわけではない。冷たい世界の中でどこまでも広がる地平線を知り、その向こうに複雑な色合いのオーロラを生み出すことができたのだ。寒いだけでも冷たいだけでもオーロラは作れない。多くの影響を受けて、それでも変わらないものがあることで見つけられる、それは壮大で神秘的な光景だ。
オーロラが見せる色彩は彼の心の彩りを表しているのではないだろうか。一人閉ざされた空間の中にはなかった複雑な色が、彼の中に蓄積されて、ここで噴き出したのではないだろうか。
これを生み出すために彼は、オレンジの光に出会ったのだと思わせる。
非常にシンプルでまっすぐに、神宮寺レンと彼自身の友情を歌い、作り上げたステージであったと思う。
私はST☆RISHというアイドルは、基本的に二人称や三人称をファンに当てはめるように歌うアイドルなのだと思っている。このコンサートにおいてもその印象は変わらない。

しかし、このパフォーマンスだけは、そこに登場する”お前"は歌われている共に歩く相手は、神宮寺レンだったと思う。

正直曲の歌詞をきちんと確認していないので、細かく解釈すればもっと深くて細かい二人の過去と照らし合わせた解釈が可能だと思う。曲の編集もそうなってたんじゃないかと思う。(多分コンサートサイズに編曲されてるやつだよね?これ)
何より、過去のことを知っている人間はもっと丁寧に読み解くことができるだろう。そもそもなんで途中に推理挟んでるんだこれ……。
本来のこの曲はファンのあなたに向けた曲かもしれないが、今回のステージにおける、このパフォーマンス上では、神宮寺レンと歩んできた歌であり、これから歩んでいく歌だ。
聖川真斗にとっての神宮寺レンと自分の歌だ。
きっと、ファンから見た関係とも異なる二人の歌で、神宮寺レンにとっての聖川真斗との関係とも異なる歌なんじゃないかと思う。
聖川自身が、自分の視点で彼との関係や未来を音楽にのせたパフォーマンスなのだ。
ちなみにここでいうファンはうた☆プリの世界の二人のファン=彼らのオフは知らない前提で生きているファンたちの話である。彼らのオフを見ている漫画のオタクは彼らの当時の心情なんかも詳しく見ているだろうから、そこが相似や合同になるかもしれない。そもそも私は何も知らないので完全に検討外れかもしれない。
聖川真斗という男は、こちらが恥ずかしくなってしまうほどに真っ直ぐな男なのだと思う。
真正面から受け止めて、真正面からぶつかり、そして、真っ直ぐに相手に向き合ってしまう。そんな男なのではないだろうか。
一方で、神宮寺レンと言う男は、うまく変化する男である。自分や相手の状況を見定め、感じ取って、良くも悪くも、適当に柔軟に捌いてしまう。
神宮寺のソロの時にも言及したが、それゆえに彼は良い所で手を抜いてしまう男でもある。
その柔軟さは若い頃の聖川にとって妥協に見えたり、逃げに見えてしまうようなものだったのではないだろうか。私が初めてスタツアに登場した帰りに聞いた「二人が昔は仲良しだったのに、ぶつかり合うようになった」という関係の本質は、その性質の違いからくるものであるように感じる。
これで女の取り合いだったら、夢見がちドラマチックパロ設定大賞に応募するので是非二次創作の糧にしてほしい。
しかし、10年の年月を仲間とともに歩いて、互いに若い頃は耐え難かった性質の違いを善悪ではなく、それぞれの個性であると理解できるようになり、そして、互いに影響され、変化してきたのではないかと思う。
それは大人になるということの素敵な部分だ。
そして、ST☆RISHの単独コンサートをすると決まり、その十年を振り返って、自分一人のステージを表現する場を得た聖川真斗が、ファンに見せたかったことが、彼との友情なのではないだろうか。
自分が歩んできた中で見つけて寄り添った大切な変化があり、変化の中で欠かせないものこそ、神宮寺レンとの友情だったのではないかと、強火のシンメオタクは想像するわけだ。
ここで、真っ直ぐに神宮寺にあの役割をやって欲しいと頼む真っ直ぐさに、きっと神宮寺は苦笑してしまったに違いない。
変わらない真っ直ぐさと、変わってきた彼の考え方や、彼との関係は彼にとって非常にむず痒く、数年前の彼ならばあやふやにして逃げ出してしまうようなこそばゆさがあったのではないだろうか。
しかし、ST☆RISHとして10年以上歩んできた神宮寺は、それを請け負える男になっているのである。
シンメのドラマ性に敏感なオタクは正直二回目くらいからもうそうじゃん!!!と勝手に決めつけてなんで感想ツリーで御曹司担がしたり顔でこれはさぁ……と解説を長文で語り出さなかったのかについて理解できずに暴れてしまった。
いや、これ全部私が見た幻覚なので何もかも違うかもしれないんですけど、そういうことじゃないんですか!??????
俺は何も知らないので、自分の見た幻覚で完璧にあってしまった解釈の辻褄に、完全に名探偵の顔をしてる。キャラクター解釈も正直本当にあっているか知らないのだけれど、なんかこれめっちゃしっくりきちゃったのだ。
じっちゃんの名に懸けて、真実は一つに決まっている。
ちなみに私の中の御曹司のオタクは、感情が爆発しすぎてこのステージを言語化してまとめることなど到底できずに「これ…あの…これ……すごいんだけど……あの、二人が……もう、これがすべてだ」しか言えていない。
イマジナリー御曹司のオタクはずっと「もう…、歴史じゃん……」と嗚咽してるし、毎日家でキャンドルをたくようになったらしい。一酸化炭素中毒には気を付けてほしいものだ。
アルコールなど入れて多少落ち着いて舌が回るようになった彼女は、ドラマティックでエモーショナルなパフォーマンスについて、一通り語ったあとに、いや……もう……あれが全てだ……っていって机に沈む。
「御曹司はさあ、グループに居るときはあくまで全体で他のメンバーに気を使ってたりするし、二人の世界を作るって感じじゃないんだけど、いざ、二人でってなった瞬間にあの二人、途端に他を拒絶した世界を作りはじめるんだよ……!!!あの……あのさぁ……!!!(言葉をつまらせる)もう、あれが……すべてよ………」と親指を立てて溶鉱炉に沈む勢いで机に沈んでいる。
「レンはグループのとき、絶対にファンを見てくれているし、真斗はどちらかというとメンバーをみてるんだよね。いや、真斗もファンのことはよく見てるし、レンもメンバーに目を配ってるから、どっちもそうなんだけど!ふたりともファンに誠実で、グループを大切に思ってるのはめっちゃわかるのよ……。でも、いざ、二人にされるとその二人が突然周りを遮断してくるの。ソロも翔さんと踊ってるときは真剣な姿で届けたいものの先にファンが確かにいるって感じられるんだけど、真斗ソロのとき……あれ……あれさあ……………もう……………あれが全てだ…………スタツアを見ろ……」
「いや、でも、本当に、なぜ……あの……寒い真っ白な世界に灯るキャンドルの光はオレンジなんだよ………おえっ(嗚咽)」
最終的にあのソロを見ろ……に帰結するのに突然思い出したように御曹司の関係性に呻いてえづいてる。イマジナリー御曹司のオタク。5人くらい集まって全員潰れているイマジナリーオフ会を誕生日席で眺めながら食べるえいひれはめちゃくちゃうまい。
いや、でも、の逆説使ってずっと会話ループさせてるからメビウスの話題になるのを、うんうんとうなずきながらエイヒレに七味マヨをつけて齧る。最終的に言葉を探して唇が震え、「あのステージがすべて」という説明しかできなくなってしまった。お前が説明しなくてどうする。門外漢の私が説明していいのか?って感じだが、あれがすべてなのだそうだ。
オタクがこれまで見てなかったものや勝手に妄想していたものも全て飛び越えたものがお出しされてしまい、オタクは何もかもを投げ捨てて、「いや、でも、本当に、あれを言語化するなんて烏滸がましいよ、あれがすべてだ」と私の話題もループする。
まって、なんで感想ツリーで御曹司担がしたり顔でこれはさぁ……と解説を長文で語り出さなかったのかってこれなの?とイマジナリーオタクを見つめることしかできない。ちなみに、実際の私はエイヒレも食べていない。
ちなみにこの脳内劇場の登場人物は、すべて私の脳から生まれているのでご機嫌な自問自答でしかないし、そんなオタクは実在していない。(多分)訳知り顔なオタクたちを脳内に飼っているが、ここで明確に見た幻覚の中で、本当に訳を知っているやつは一人もいないのだ。
まあ、本当に私は御曹司のことは何も知らないので、普通に色合いとランタン渡すなんてもうあんまりにエモーショナル!最高!くらいのもんかもしれないんですけどね!
いや、でもあんなにストレートに歌詞と画面をリンクさせる演出させといてそんなことないでしょ。俺は詳しいんだぞ!(まったく詳しくない)

ちなみに、冒頭のディープラーニングに触れると、KinKiKidsでも「あの日のぼくたちの友情を歌詞にした」と明言された歌が存在する。CDにもなっていない。コンサートのアンコール曲で、コンサート円盤でだけかみしめることができる。私が履修したというのはそういうことである。
そこで歌詞にされたずっと隣に居続けた相方はそういう風に、他人に自分たちの関係を詳らかにすることをあまり好まない。自分の隣に居る男がこの瞬間を歌に変え、自分たちで歌いたいと望んだ時に、それを受け入れて答える男気と誠実さがある。彼がその歌詞の内容について語るところを私は聞いていないし、そういうのが苦手な男だから語ったりしていないと思う。私が見たコンサートでの彼は黙って話す相方の言葉を聞いていた。
そういう友情の形を私はKinKiKidsで知っている。
あと単純にスノードームといえばキンキだよな!!!!!!(偏見)

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