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猫のお母さん

(悲しい表現が苦手の方は読まずに閉じてくださいね💦)








ある猫のお母さんの記憶を見たことがある
お母さん猫はフサフサの黄色の長い毛に長いしっぽで
お父さん猫は虎柄で灰色?の短い毛にしっぽはなかった

お母さん猫は3匹の子猫を産んだ
お父さん猫はいつのまにかいなかった

乳飲子の3匹のうち
1匹は手にたくさんの皺がある手の男性が連れてった

もう1匹はカラスから狙われた
三、四羽のカラスだった
助けに行けば、自分もやられる
自分がやられればどうにかくわえて逃げた最後の子は生きられない

最後の子を逃がさないといけない
でも、カラスたちの中にいるのも自分の子

目もそらせず、体も動かなかったそうだ

目の前に何もなくなってしまった頃
やっと体が動き、最後の子をくわえて歩き出した

なぜお母さん猫が動けたのか…
体を失ったけれどお母さん猫の前に我が子が座っていたから
私たちにはお母さん猫とくわえられた最後の子、2匹が歩いているようにしか見えなかっただろう
でもお母さん猫は3匹で安全に暮らせる場所を探すために歩き出した

ある旅館にたどり着いた3匹はそこの看板猫になった

私はその旅館に縁があって(旅館に着くまで知らなかった💦)
そしてお母さん猫と出会い、記憶を見せてもらった

記憶を見終わると足首にスリスリ感を感じる
見れば毛並みや尻尾はお母さん猫に似て、毛色はお父さんに似た猫がいた(ちょっと透けてる💦)

『連れて行って』
お母さん猫に言われた
お母さん猫ももう年で、一つの体に自分と我が子の命を抱えるのはキツくなってきたそうだ。
子供猫にどうするか聞くと、私についてくると言うので肩に乗っけて帰った

それからは仕事に一緒に行ったり、出かけたり
いつも肩の上で初めて見る世界に興味津々だった
名前は『🍊』とつけた
お母さん猫を忘れないように

それが突然姿を見せなくなった
成仏したんだろうか…
でも長くとどまっていたせいか、最近、尻尾が二本に見えるようになったけど…
一カ月近く探しながら心配している日が続いた

そんなある日、突然実家から☎️がきた
『屋根裏で赤ちゃん猫を拾った』
ん?拾ったというのか、それは??

写真が送られてびっくり!(◎_◎;)
『🍊』にそっくりじゃないか!!

実家が屋根裏で拾った赤ちゃん猫は病院に連れて行くと産まれて4週間ほどの猫

お母さん猫の話を聞いていた実家の家族が
『🍊』と呼ぶとニャアと返事をするって

あー、🍊がきたんだなぁ

不思議な縁で来た『🍊』
今度は家族に愛されて体だから出会う幸せを謳歌してほしい

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