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よい子とわるい子

「あっ、○○ちゃんいたっ」

(木に抱きつくように隠れるあの子)

また変なことして、、
へんな子。

・・・

何?この木?

(ねえちゃんはエルムの木に手を当てる)

・・・(elm)
・・・(来夢)
・・・(あの子)


ふーん、そうゆうことか。
るい、それは、弱ってるからやで。(来夢)

・・・(あの子)

来夢さん
僕の服に触れてください。(elm)

はぁ?なんでや?(来夢)

貴方が知りたい彼女達の情報です。(elm)

・・・(来夢)


(俺はelmの服に触れた)


(1つのパンを半分にちぎる姉)

はい、○○ちゃんにあげる。(姉)
え?わたしに大きい方くれるの?(あの子)

いいの。たべて。(優しく笑う姉)
・・ありがとう。(控えめに笑うあの子)


あ、机にお金おいてあったよ。
これで一緒に何か買って食べれるねっ
○○ちゃんっ(あの子に抱きつく姉)

うん、、ありがとう。
(気を使う様子のあの子)

なんかね、眠れなくて、、
星空が綺麗だね、、(優しく笑う姉)

うん。きれい。。
(姉の表情をきれいと思うあの子)


○○ちゃん、、毎日辛いね、、
お母さん、今頃、何してるのかな?
きっと、大変、、わたしたち、、
不幸だね、、
(涙を流しあの子を抱きしめる)

・・うん。(あの子)


ある日

年上の女性達と一緒に遊び会話をする
あの子のねえちゃん。

そこへ、あの子が話しかける。
上手く話せない。言うことが変。

ねえちゃんはあの子の言いたいことを
人に上手く伝える。

(ねえちゃんを優しいと思うあの子)

年上の女性達はあの子のねえちゃんを
褒める。そして、妹(あの子)はダメな子、と、

黙った重い空気が漂い始める。

・・・(下を向くあの子)

○○ちゃんは、心が幼すぎるから。
変わってるし。
だから、私がしっかりしないとっ
あははっ(姉)

・・・(あの子)

(意地悪な雰囲気が強くなっていく)


黙ってelmの服から手を離す俺。


・・・(下向き、怒りのオーラの俺)

・・良い子の闇です。
この子だけではなく、
お姉さんも苦しんでいる。(elm)

・・うん。(あの子)


・・・(下向いたままの俺)

・・らいむさん?(あの子)


そんなん、おかしないか?(来夢)

え?(あの子)

・・・(elm)


そんなん、都合ええだけやろ。
大きい方のパンなんか要らん。
生活する知恵、確かに有難いけど、
なんか、、引っかかる態度や。。
・・大袈裟っていうか、あなた(あの子)に
対して、うそ臭い。

・・なんや?何やねん??
あの変な笑顔、、
あんたを使って悲劇を楽しんどるみたいに、、誤魔化してるみたいに、
おれには、みえるんやけど、、
これは、言い過ぎか?(来夢)

・・・(あの子)

・・来夢さん、
あの方はあの方で苦しんでいる。
良い子になろうと頑張っている。
それは確かです。嘘ではないです。
そのおかげで
この子(るい)は、助かっている。
(elm)

・・・(納得いかん俺)



AM2:00頃


空はもう明るいか?

あかるい、、

(外を見に行く加害者)

はぁ?明るくないだろ?

・・・


いつもと違い
隣の部屋で寝ている女性達を気にするあの子


・・人なんて、自分の事ばかりなんだ。

・・え?(あの子)

お前が死にかけようが、苦しもうが、
のたうち回ろうが、
どうでもいいんじゃねーか?

・・・(あの子)

それどころか、心の中でざまーみろって
アイツらにお前は笑われてると思うぞ?
自分さえ可愛くみえたらそれでいい
自分に向けられる興味、自分にしか関心ない
SEX出来れば、誰だろうと誰でもいいんだっ
(自分の母親が脳裏に過ぎっている様子の
加害者)

・・・(来夢)

それだけだろ?女って。

・・そうかもな、(来夢)
・・・(あの子)

見境なくて汚いのが女の本性。
汚いのは全部男のせいにしやがって。
顔がカッコ良ければ何でも許すし、
性格はエコ贔屓と狡さばっかりだし、
ヘラヘラと自分が可愛いことをアピール、
自信過剰の嫌な女なだけだろ??
本当は女の方がエロいし気持ち悪い。

だから、お前みたいな奴は、、

・・そんなこと、、ないよ、(あの子)

そんなことある。
お前は、俺と同じで誰にも関心持たれて
ないからな。諦めろ。(笑う加害者)

・・・(服を脱ごうとしだすあの子)

・・もういい。もういいって言っただろ。
お前、、生きてる方が地獄だろ、、

・・・

・・・

・・うん。



ある日
母親が泊まりに来た


母親に抱かれて幸せそうに眠るあの子

夢の中


いつものように
あの子にあまいをおしえるおれ。

はだかで
だきあうふたり
急に嫌がりだすあの子

背中に執拗な俺
少し戸惑い、逃げるあの子


濃霧が漂い始める


「・・え?誰や?あんた?」


来夢、、して、、

・・・(気持ち悪い笑顔や。。)

あの子にしたみたいに、して、、

・・嫌です。(来夢)

はやく、ほら、(見たくないもの見せる)

うわ、汚ない。しらん。(来夢)

!!!(怨念の気配)



うわっなんやねんっくさっ
やめろっお前やめろっ
気持ち悪いことすんなっ
離れろっ離れてくれっ💢💢💢

嘘つき。
好きでしょ?
本当は好きでしょ?
私のことが好きであの子とは遊び。
そうなんでしょ??
嫌いは好きの反対、、うふふっ


あーーーーっやめてくれーーーーっ


「バシッバシッ」


キャッ


○ねっこのクソボケ女っ
臭いねんっあっち行けってっ💢💢


(闇の気配は深く拡がりだす)


その時
蔦が心の世界を覆い尽くし
辺りの濃霧が薄れていく、、


来夢さん、あの人(女)は危険です。
キレると逆効果です。(elm)

・・ほな、どうしたらええねん?
嫌やで。あんな臭い女の、、なんか、
だいたい、なんやねん!?急に?
何を勘違いしとるんや!?
気持ち悪すぎなんやけど。。(来夢)


してーーーー
してーーーー
してーーーー
してーーーー


・・うわっ(ドン引きする俺)

・・・(濃霧の方に歩き出すあの子)


え?どこに行くんや?
おれからはなれるなっ
迷子になるで?(あの子に笑いかけるおれ)

・・・(下向き歩みを止めないあの子)



え、、



るいっ
るい、やめろーーーっ
そいつにそんなことすんなーーーーっ




るい?(elm)




あ、あ、あ、、、



・・かすみさん、、















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