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亡くしに逝くふたり

私が自分の性格を自覚し始めたせいか
夢の続きをみることになった


この判断は、elmさん?
それとも、来夢さん?



(返答のない二人)



ま、いっか、、



濃霧の中
重なり合う心と心

かすみさんは
しあわせそうな
恍惚とした表情
吐息


それは


私の想いで
そうなったのではなく

黒い彼に抱かれている
妄想の果ての状態


黒い彼は
そんな彼女を心から軽蔑している、と、
私に、強く訴えて来るかの様に、
交わる私を、突き刺して来るかの様に、
じっと見ていた、、


「それをしたらツケ上がられるだけやで。」
「勝手な俺の妄想して、、おえっ、
本当に、本当に、、やめてくれっ」
「なぁ?あなた(霞)の相手しとるのは
琉生やで?俺ではない。」
「俺やったらなんぼ金くれてもお断りや。」
「卑しくて欲深い人には幻滅や。。」
「・・たぶん、じぶんがそうやから、、」


・・え?(琉生)

るい、女は顔ではない、心が重要や。

なんぼ綺麗な容姿しとっても
表情とか性格がゲロやったら
性欲なんて萎えるだけなんやで。

怒って無理矢理なんてなぁ、、
あー、、思い出しただけで、吐く。。
無理やぁ。。おえっ、

・・・(下向く琉生)

だいたいなぁ、
俺はいつから灰色さんの彼になったんやぁ?
おれ、あんた(霞)なんか全く知らんし、、
初対面であんなことするか??
なぁ?そんなん、自分がされたら、、
きもちわるいとおもわんか??
安易にトラウマ植え付けてくんなや。

・・・(るい)

琉生、よう、そんなゲロを抱けるなぁ?
あー、、・・わからんわ。。

・・・(怒る目つきの琉生)

・・え、、なんや?そのキツイ目つきは??
なんで、おれがにらまれなあかん?(来夢)

・・・(るい)

・・来夢さん、ですから、、
逆効果ですよ、、いまは、もう、
何も言わない方がいいです。
やめましょう。(elm)

え??なんでや??
悪いことを悪いと言って何が悪いねん?
そんなん、おかしいやろ??
なんで、悪い奴があんな風にされて
ええ思いすることになるんや??はぁ?

しかも、してくれる相手(るい)のこと
なんか、どーでもええかのようやで?
頭の中はあいつの都合の良い妄想や。。
気持ち悪い俺でいらんことさせてるし、
ほんで、、(来夢)

俺(来夢)が言葉を続けようとした途端、
蔦が手の形の形状になり、「シュッガバッ」
と、、俺の口を塞いできた。

「・・・」(なにするんやっ💢)(来夢)
来夢さん逆効果と言いましたよね?
聞く耳がないのですか?(怖い表情のelm)

・・・(考え込む来夢)




あ、あ、あ、、

琉生が霞の要求を叶える度に
霞の頭の中の(見たくない妄想の俺)を
みせられることになる日々が続く、、

「みたくないんや。みせるなっ」(来夢)

そう、なんぼ俺がほざいても、
二人は無視や。

・・俺は、それが、
気が狂いそうに、嫌で嫌でたまらんかった、

elmは
他の策を考えている様子やったけど、
良いアイデアが浮かばん様子やった。
苦悩して病み気味になっとる、、



ある日
琉生に異変が生じる


「え、、」

「何?やめないで。続けて。」

「・・・」

「ふふふっ、今更、気付いたの?
何傷ついた顔してるの?」

「あのね、男と女に親とか関係ないから。
子供なんて作りたくて作ってないから。
ただの性欲の結果。みんな綺麗事。」

「こんなこと普通にやってる人いっぱい
いるし、みんな本性は変態だから。
そんなに驚く事じゃないのよ。
子供のため?そんな人は少ないのよ。
それが現実。わかった?」

「・・・」(目が凍り付いている琉生)

「・・・」(霞)


ねえ?ムードが壊れる、早く続けて。(霞)

「・・・」(るい)


(ぐいっ)

「キャッ」



・・・

・・・

!!!


・・いい、全然あの子と違う、、
素敵、、すてき、、、


「・・・」
(失恋した様な喪失感のあの子の心)



(琉生、これでええんやろ?これで、、)



「・・・」
(俺に背を向けて静かに泣く琉生)



(・・なんやぁ?うそなんかぁ?)

(黙り続ける、るい)


(・・そうかぁ、あいかわらず、、ははは、
わからん子やなぁ、、うれしー笑ー。。
・・俺は、いつも、いつもなぁ、、
あなたをこんな風に、、こんな風になぁ、)


「・・逝く♡」



(・・おえっ)



かすみさん、それは、よかった、、
(凍り付いた瞳、心ふるわせて霞に伝える、るい)



うふふ、、あははっ、(幸せそうな霞)


・・・(心にヒビが入った様子のelm)


・・・(目を見開く、るい)


(・・あいしてるんや。。)


両耳を塞ぎだす琉生


「おれはるいだけを愛してるんやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーわぁーーーーーーーーーーーーーーーーつ」
(来夢)

(ビクッとする霞)


(両目を強く瞑る琉生)


「がぶっ」


「・・いやぁーーーーっ痛いぃーーーーっ」(霞)


「・・うるさい、だまれ。」
(冷め切った様子で呟く俺)





目が覚めると
あの時の朝のように


私の腕には噛み跡が付いていた


来夢さんの歯形、、


あのひ、かすみさんのふとももを
おもいっきり、かみついた、歯形、、
みたいにみえた、




らいむさん、、
このきじかいていて、
なんどか、はげしく、
どうきがして、めまいがして、
くるしかった、



読んでいて吐きそうになりながら、
おもった、
わたしはうそつきだと、、




・・からだにわるい。













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