羽毛をまとった霊長類!カラスについて
私たちがカラスと呼んでいる鳥は、スズメ目カラス科カラス属に分類され、その種類は世界に47種が生息しています。
日本には5種類のカラスがいます。
ハシブトガラス、ハシボソガラス、ミヤマガラス、コクマルガラス、ワタリガラスです。その中で季節を問わず常駐してるのがハシブトガラス、ハシボソガラスです。
ハシブトガラス、ハシボソガラスの知能は、人間の7歳程度の知能があるといわれています。
水をかけられたり、石を投げつけられたりした等の被害経験を覚えているだけでなく、自分達に危害を加える人の顔や服装までも記憶し、集団で仕返しをしてくる場合もあります。
カラスの脳について
カラスの脳は思考だけではなく学習、そして、感情を司る大脳が極めて大きいです。
また大脳の中でも高外套・巣外套である知的活動に関係する部分が大きく、よく発達しています。
の巣外套や高外套は、ヒトを含めた哺乳類の大脳皮質の「連合野」(視覚野や聴覚野とは異なり、視覚や聴覚などの複数の情報が交わる領域)と呼ばれる部分に相当すると考えられており、複雑な情報処理を可能にしています。
カラスの賢さがわかる動画
1.箱に餌を入れ、その餌を棒で取れるかを実験。
しかしその棒は短くて餌に届かないことに気づく。
2〜4.カラスは3つの箱から石を取り出すために棒を使う。
5:カラスは、もっと長い棒が入っている透明のボックスの中に石を置
6:その置いた石の重さでボックスの中の仕切りを押していく。
7:空いた仕切りからもっと長い棒を取り出すことができる。
8:最終的にとった一番長い棒で餌を自分で獲る。
カラスの被害の一例
電力インフラ
電柱や送電鉄塔への営巣が送電障害の原因となる場合が多いようです。
カラスの営巣によって、電柱や鉄塔にある電線と電線の接続部に触れて、停電を招くことがあります。
都市部への悪影響
カラスが生ゴミを漁って、ゴミ捨て場周辺を汚染が心配される。
また、鳴き声による騒音、繁殖期では、人間への攻撃が問題になっている。秋~冬においては、都市部の電線や街路樹に大群でねぐらを形成し、騒音・糞害で住民を悩ます。
中には、1万羽ほどの集団が市街地の電線に数珠つなぎにとまり、
その下は糞だらけで衛生面の悪化が懸念されている。
カラスの社会性
カラスは繁殖期以外でもペアで行動する愛情深い生き物です。
集団生活では秩序を守り、子育ても夫婦で協力してきちんと巣立たせようとします。
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