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ボルコン初心者のボルコン体験記(レシピもあるよ)

皆さん、ボルメテウスコントロールしてますか?

お久しぶりです。しらのりです。

しばらく投稿期間に穴をあけてしまってすみません。
ちょっとモチベーションがアレだったのと仕事のアレがアレでして…

デュエマはちゃんと続けてましたよ。
ただデッキ組むモチベーションもアイデアもないので停滞はしてます。


はじめに

さて今回の話題。

最近、私らの身内メンバーで大会をやってみようという試みがありました。

事の発端は今から1ヶ月前。
身内メンバーのdattye君の発言がきっかけとなりました。
※dattye君……コントロールとコンボデッキオタク。
 青魔導具と5cコンが好きらしい。あとシャドバが上手いらしい。

「ボルコンミラーって考えること多くて楽しいね」

まあわかる。
ボルコンはそもそもミラーを想定することは無いデッキであるにしろ、
コンボデッキ対決とかにありがちな駆け引きが楽しめるからね。デュエプレ的な感じよね。

このときdattye君はボルコン組みたてホヤホヤだったのですが、
普段から色々考えながらプレイするのでボルコンはお気に召したよう。
感覚で雑にプレイする私とは対称的です。

この「ボルコンミラーの楽しみ」で遊ぼうということで
第一回身内大会、ボルコン杯の開催が決定されました。
たまたま身内6人中4人ボルコンを所持していたこともありますが。

この記事はその感想になります。
みんなに許可が取れたので全員の構築も晒してやります。

ボルコンみたいなデッキは個性が出やすいので
他人の構築を見るのも楽しいものです。
なので大会終了後にKP表も作成しました。
私みたいな初めてボルコンを組む人の参考にでもなればと思います。
※KP……被りポイント。要するに各カードごとの採用人数。


大会概要とその準備

今回、あくまでも「ボルコンミラーを楽しむ」ことが優先のため、
「ルール上はセーフなボルコンにガン有利なデッキ」
の登場を予防するため、多少の制限を設けることが必要でした。

そのため大会ルールとしては、
・名前に「ボルメテウス」とつくクリーチャーを1枚以上入れる
・「天使と悪魔の墳墓」を1枚入れる
・超次元GR含めハイランダー(40枚すべてピン、同名カードの採用を禁止)
・あくまでもミラー用ではなく大会に「ボルコン」として持ち込めるデッキ
の4つとし、各参加者にはこれに沿ったデッキを作ってきてもらいました。
まあ最後のは若干紳士協定感はありますが
身内大会なのでそんなに卑怯なことするやつはおらんだろうということで。

ちなみに今大会はメンバーの一人であるほり。君が
卒業とともに引っ越してしまったのでリモート開催になりました。
今後リモートでのイベントに参加する練習も兼ねます。
※ほり。君……コンボデッキを好む人。
   まつがんとクソコンボを愛している節がある。
 私と趣味がダダ被りしているので色んな界隈でつるんでいる。

そして私しらのりはボルコンを持っていないので組む所からスタートです。
組む上ではデッキコンセプトからお勉強を始めます。

世間一般の「ボルコン」の定義としては、
「ハンデス等で相手の除去手段を枯らしてボルメテウスで安全に勝つ」
が大まかにあります。

このため、最低限ハンデスとボルメテウスが必要なわけですが、
時は令和。
まともに今のデュエルマスターズを考えるならそんな悠長は言えません。
メタカードの存在は必須であると言えます。
加えて、現代は除去の手段もかなり多彩であり、
「除去をさせないように動く」
ではなく
「除去をされてもリカバリーがよく効く」
の方が強いと判断しました。
ハイランダーとなれば尚更です。同じカード何回も使いたい。

これらから、
・墓地回収を多めに入れる
・盤面の取り合いに強くなれるようクリーチャーを多めに入れる

の2点を考えて構築することにしました。

そうして出来上がったのがこの構築です。

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各種メタカードに加え、最近増えているハンデス系カードにも強い
「奇石ベイブレンラ/スーパー・エターナル・スパーク」の採用。
後から考えたらダークネスに対するガンメタになりうる「墓守の鐘ベルリン」の方が強かったです。
除去トリガーって言い訳しておきます。
墓地回収が優秀、ブロッカー付与で盤面にも圧が強い
「凶忍連結ヒドラサマル」も入れました。

また、ランダムハンデスでは確実にテンポをとれる自信がなかったので、
ハンデスはピーピングとオールのみ採用。
ダークネスは入れてもよかったかも。

そして個人的な趣味枠として
「神の試練」を入れました。

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ある程度ハンデスやらメタカードやら使って手札が減ったところに
大型ドロソとして当てれば強いと思っての採用です。
ボルコンは7に強い動きが多いのでその直前にマナ置きが楽になる大型ドロソは偉いと思いました。
ツインパクトが多いといっぱい引けてうれしい。

この構築がボルコン有識者の方々の目にどう映るかはわかりませんが、
個人的にはいい感じにまとめられたと思います。

それではこれを持ってボルコン杯に行ってみましょう!


大会本番

今大会は総当たり戦にしたので全員との試合を軽く振り返っていきます。
他の卓はあんまり見れなかったので私の試合だけ書いていきます。
BO3形式にしたので書くことが多くて嬉しいね。
※BO3……2本先取の試合形式。
また、試合終了後他の試合の偵察はアリにしました。
時間かけてもいいけど構築バレるよって形に。

1戦目 VSあま
※あま君……デッキの好みの幅が広い人。
 昔のカードのコレクターでもありボルコンも元から所持しているため知識が広くて強い。

1試合目はお互いゆっくりとした立ち上がり。
あま君が爆鏡ヒビキを召喚したため若干の動きづらさを強いられます。
お互い盤面にクリーチャーが増えないまま進行します。

そしてあま君の6ターン目。
あま「じゃあ6コスト、ヒビキを進化

ん?進化……?


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あま「アルカディアス・モモキングを召喚」

これにはびっくりです。
次ターン以降打とうと思っていた神の試練とロストソウルが腐りました。
ボルコンにはこのパワーに対する術は多くありません。万事休すか。

あま「このままビートダウンしたら勝てそうだな…?」
  「アルカディアス・モモキングで3点!」

ぐええまずいぞ、デュエマはTブレイカーが3回殴ったら人が死ぬんだ。
手札に回答がない以上盾でなんとか返すしか…

しらのり「シールドトリガー、」

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しらのり「S・S・S」

あっ……

なんかアルカディアスモモキングが進化元ごと吹っ飛びました。
これは嬉しい。

そして返しのターン。

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しらのり「6コスト、メガマナロックドラゴン」

そのままサッヴァークも並べてゴリ押しして勝ちました。

やっぱこのカードダメだわ、雑に勝ててしまう。
ちなみに2試合目もマナロック引けたのでブン殴って勝ちました。
コイツはプレ殿します。そのうち。

というわけで1戦目は2-0で勝利です。
2試合計30分かそこらで終わってしまいました。
他の卓はまだ試合してますね。
他は1時間半ほどかけていたので自卓の決着はかなり早かったようです。


2戦目 VSほり。

前述のほり。君との試合。
この人はビックリドッキリメカみたいなカードを入れたがる人なので
何が飛んでくるか冷や冷やしながらの試合でした。
また、今大会で私以外では唯一ボルコンを大会のために組み上げた人です。
セオリーが通じなさそうでさらに怖いですね。

そして見えたカードは「かっ飛ばす者 ラカン」

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確かに呪文を主体としたコントロールであるボルコンにはいいカードです。
これと英知と追撃の宝剣やサイクリカで理不尽ムーブを強いるのでしょう。

実際はハンデスやリアニメイトを連射しても強かったですね。
1試合取られてしまいます。

その後の試合でまた面白いカードが見えます。

ほり。「5マナをタップ、」

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ほり。「神の試練。」

自分以外にも採用してる人がいました。
まあドロソとして強いので妥当ではありますが。

返しにロストソウルぶちかまして勝ちました。
いくら手札が増えようが全部叩き落せば勝ちです。

後の試合もサッヴァークでゴリ押ししたりして勝ち。
クリーチャーの取り合いに強い構築にして正解でした。

2-1で2勝目。いい感じの滑り出し。


3戦目 VSベス
※ベス君……ボルコン有識者のひとり。
 最近青黒スター進化で公認優勝したらしい。すげえ。
 ボルコンへの知識がかなり深いため今大会の要注意人物。

お互いベイブレンラを採用していたためハンデスへの牽制が多かったです。
加えてギャラクシールドで置いた蒼刀の輝将がマグナムルピアに焼かれたりと、割と一進一退の攻防が出来ていたように思います。

ドラヴィタホールやエンドオブランド、チェンジザ等で
リソースを減らさず動いてくるのはかなり厄介でした。

が、試合を分けるはやはりマナロックとサッヴァーク。
ヒドラサマルも加わり盤面を有利に進められました。

途中カレイコ効果でジエンドオブエックスが効果なしになるハプニングもありましたが、基本に忠実に詰めていって勝利。
1試合取られたため2-1で3戦目に勝利。

ここで過半数勝ちました。かなりいい調子。


4戦目 VS dattye

今大会言いだしっぺとの対決。
かなり知識も深くプレイングもよく考えて動くため
感覚でデュエマする私にとってはかなりの強敵です。

この時点で全勝で来ているのはこの2人だけだったため、事実上の決勝戦でした。

お互いハンデスやドロソでテンポを取る試合。
その中でも「その先の未来へ」や「オニシュラホール」、
「執拗なる鎧亜の牢獄」等で細かく盤面を取ってきたため、しらのり側は早めに大型でテンポをとっていく必要がありました。

しかし気づけば7マナ帯、dattye君側のバトルゾーン。

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圧が強い…!

これはキツいかと思った返しのターン、

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我ながら完璧な返しです。

サッヴァーク単体でもまあキツいですが
ヒドラサマルで蓋できたのでヨシ。

というかマナに見えたドルファディロムが出てこないことをひたすら祈る試合でした。
アイツ出てきたら流石に死ぬんよ。

結果ドルファディロムは最後まで出てこずに勝ち。

お互いいかにサッヴァークを退かすかの試合だったように思います。

ヤバいかと思った場面は多々ありましたがなんとか
2-1で勝利。

この時点で優勝が決まってしまいました。
主催がセルフ優勝しちまって本当に申し訳ない。

でも総当たりなので全試合ちゃんとやります。
せっかくなら全勝で気持ちよく終えたい。


5戦目 VSぐりないぶ
ぐりないぶ君……コントロールを愛する男。
    デスザークやドルマゲドン、ボルコンを長く使用しているためよく考えてプレイしている人。
    ここ最近デュエマに触れられておらず王来篇への知識が薄いとのことだがそれがどこまでのハンデになるか。

1試合目はハンデスでドロソを抜かれて苦しい展開。
ボルメテウスがお互い見えないのでまだ大丈夫と思って
モタついている間にぐりないぶ君側の盤面。

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Oh……

流石に返せませんでした。
1試合目は負け。

しかし2試合目以降、カードパワーの差が見え始めます。
神の試練、ヒドラサマル等のリソース稼ぎが上手くハマりました。
またサッヴァークやダークマスターズを早めに引けたこともあり、
そのまま押し切ることが出来ました。

やはりクリーチャーコントロールはゴリ押しできていいですね。
そのまま2勝して2-1で最終戦も勝ちです。

なんだかんだ全勝です。
ボルコン組んだばかりでも全勝優勝まで行けました。
とても嬉しい。そして図らずも自慢記事になってしまった。すまねえ。

総当たりの結果は以下の通りになりました。

めんどくさくて手書きの雑な表でやってました。ごめんね。

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1位 しらのり 5-0
2位 dattye 4-1
3位 ほり。 2-3
4位 ベス 2-3
5位 あま 2-3
6位 ぐりないぶ 0-5

勝ち数が同数だった三人は直接対決の結果も三つ巴だったため
マッチ内の勝ち数負け数から順位を決定しました。

みんな自信作を持ってきただけに結果が悔しい人はいたと思います。
その辺は公認に持ち込むなりリベンジマッチを吹っ掛ける等して鬱憤を晴らしてもらって…

それでも「ボルコンミラーを楽しむ」という当初のコンセプトは達成できたんじゃないかなと思います。
みんなありがとう。次の大会もよろしくね。
次の大会は私じゃない人が主催してくれてもいいのよ。


構築とKP表

というわけで無事に大会は終わったので構築披露タイム。
ボルコンは個性の出るデッキなのでここが楽しめるところだと思いました。

今回はみんなに構築の掲載許可をもらったので
私の感想も交えながら見ていきます。

dattye君の構築

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全体的にカードパワーの高さがうかがえます。
ボルメテウスでなくてもドルファディロムや正義帝で
無理やり詰めに行ける点も面白そう。
対戦相手目線ではロストソウルや蒼炎に怯えることに
なるのでそれが入っていないのは意外な気もしますが、
その分軽量除去に長けているのでスター進化の類には
強く出られそうな雰囲気がありますね。

ほり。君の構築

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かなり個性が見えますね……
ラカンが入っているのを見るに、
かなり呪文主体のコントロールに見えます。
ジョバンセンやワーグレンツォもいい味出してる。
個人的おもしろカードは鬼寄せの術ですね。
ディスペクターはこれで早出しすると盾の総数が減らないので防御力を落とさずに早出しが出来ます。すごい。
ただひとつ言わせてもらうとすれば
マリエルを退かす手段はもうちょいあってもいいんじゃない?

ベス君の構築

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ボルコンのセオリーを疑ったのか大型ハンデスを切った構築。
その分除去や詰め性能、リソース維持に長けたカードが多い印象です。
手札を抱え込まないデッキも多い今、ボルコンの定石も
環境に合わせて見直す必要があると考えさせられます。
デッキが光っていて拘りを感じられるのもいいポイント。

あま君の構築

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こちらもカードこそ違えどベス君と同じく
除去や詰め性能に長けている印象です。
一部明らかな身内メタに思えるカードがありますがそれはいいでしょう。
※少し前に身内環境で天門とフシギバースが暴れたことがありました。
今大会で一番ボルメテウスが多い構築でもあるので、
どちらかというとテンポ取れ次第すぐに
ボルメテウス投げる構築なのかもしれません。
今時自分の動きに徹したデッキも多いのでそれは正しそう。

ぐりないぶ君の構築

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王来篇にまだあまり触れられていないとのことなので
少し前の構築にも見えますが、
ボルコンのコンセプトである
メタ+ハンデス→除去+リソース→ボルメテウス
にかなり忠実な印象を受けます。
メタの方向が広く、ハンデスも多いので
序盤でテンポを取ることに寄せているようにも思えます。


各々の構築に個性が出ていて見てて楽しいもんですね。
私の構築に対する感想もお待ちしてますよ。

最後にKP表も乗っけます。
上手い載せ方が分からなくてスクショなのは勘弁してください。

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そのカード数なんと全118種。
多いよう。

KP6のカードは、ルールである墳墓を除くと、
「ボルメテウスブラック」「サイバーダイスベガス」
「鬼札王国」「テック団」
の4枚でした。
意外と少ない。
ボルコンの要である除去+焼却を兼ねるブラックと、
現代で優秀なSトリガー3種はみんな共通のようです。

KP5のカードを全て入れているのは
私しらのりひとりだけという結果もありました。
個性のないヤツめ。

KP表はKP1を見るのが醍醐味って意見もありますね。
私もそう思います。
意外なところでは「ロストマインド」「T・T・T」
がKP1だったところでしょうか。
あとジョー星とかいなかったんですね。
ここは見てて面白いので私が色々言っちゃうのも無粋でしょう。
皆さんの感想をお待ちしています。

ちなみにKP1を入れていた数を集計すると
ぐりないぶ(12)→ほり。(11)→あま、しらのり(7)
→ベス(6)→dattye(4)って感じです。
ここも個性が出て面白いですね。


最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。
こんな感じでまた身内大会やる機会があったら書いていこうと思います。

個人としてもデュエマも頑張りたいし
ポケカのシティリーグが控えているのでこれから
熱を入れていきたいと思います。
記事は熱量と時間が両立できたときに書きます。

ご意見ご感想は私のTwitter(@siranori_dm)のDMでもリプでも、
またはここのコメント欄でもぜひお聞かせください。
もしくはボルコンに対するアツい想いを語ってくれてもいいですよ。

また、リモート環境をある程度整え終えたので
リモートデュエマやポケカのお誘いもお待ちしてます。

それでは。

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