16さいと夏休み
イマドキの季節を聞かれたから
唾を吐いてやったんだ
僕の嫌いな季節
僕の夏
僕の誕生日
15歳は無敵だったけど
まだ歳は少ししかとってないし
でも僕の人生振り返ってみても
辛いことばかりで
春は不安すぎてキスしてしまう
おとこで不安なんて消え去らないし
空見上げてみて桜は咲いていても
恋心は少しも見えなかった
君が抱きしめてくれた季節は
ほんの少しでも安心していたよ
出会えてよかった2年前の夏を思い出しても
寂しかったけれどね
僕が僕を探す冬は
寒い心を人に与えていたけど
君の言葉がなぜか嫌いになれない
どうしてだろう
会いたくなってきた
秋も悲しさで溺れ泣いていた
アイツの嫌いな場所しか見えないけど
僕を見つけてくれた君を
本当に愛している予言だった
少しだけ隅に座った教室
君と再会したのも夏で
2年前の夏もチャリの後ろ乗って
二人で雨の中走ったよね
バイバイ
やっぱり忘れないよな
僕の夏休みはここ
迷いを嫌っていた
僕だって引きこもりでしかなくて
それでも君の音楽を愛してるよ
なんてね
ふたり出会った季節 夏休み
君の隣を歩く夏祭り
やっと16歳になった僕が
やっと経験した夏休み
空見上げてたら
晴れて眩しかった
16歳と夏休み
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