どこからが『できる』?
私は料理ができない。
何も作れない訳ではないけど、料理ができるうちに入らない。
そう思ってたし、今でもそう思う。
だからこそ、料理すると写真に撮りたくなったりnoteにも貼りたくなる。
料理の仕事の経験のある身近な人物2人から、それぞれ
『料理できてるじゃん』
って言われた事がある。
昔の事を思い出した。
中3の冬、私はギターに夢中になっていた。
貯金おろして電車に乗って買ったフォークギターで、好きなアーティストの好きな曲を弾けると嬉しかった。
でも弾けてるうちには入らない。
曲の途中、Fのコードの1弦と2弦が鳴っていない事に気付いて、スポーツ店で握力を強化するグッズを買ってニギニギしたりしていたっけ。
そんなある日
学校の教室でクラスメイトの会話が聞こえた。
『私ねー、ギター弾けるよ!』
『えーっ、すごぉい!何弾くの⁉️』
『ベンチャーズの前奏のテケテケテケテケ~ってやつ。すごくゆっくりだけどね。お父さんに教わったの』
『すごぉい、すごいじゃん!』
ん?弦1本しか使ってないな。
それは…"ギター弾ける"なのか?
弾けてるうちに入るのか?
自分を認める基準は甘い方が幸せそう。とうらやましくも思うけど、
理想を追求している途中って意外と幸せなんだ。
うん、私はそんな感じでいいや。
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