無職になる
noteをひらくの、すんごい久しぶりになってしまった。
先月会社を退職した。
こんな何の計画性も無く自分が会社を辞めるなんて、数年前の自分が知ったらびっくりするだろうな。
今後の方針なんてひとつも考えず、まずは身体を休めたいという心の声を優先することにした。先の人生を考えると途方に暮れそうにもなるんだけれど、会社を辞めてから、自分の心に溜まったよどみが、日を追うごとに薄まっているような気がして嬉しい。
辞めていちばん嬉しかったのはご飯が食べられるようになったこと。
減りかけの体重もすこしづつ戻ってきていて。
体重がぐんぐん増えていることに若干の不安はあるけれど、「プラマイゼロなのだから安心して良いのだよ」と、いつも自分に言い聞かせる日々。
ゆっくりコーヒーを飲めること、読みたい本を読めること、美味しいご飯が食べられること。こんな小さなひとつひとつが、私の心をゆっくり満たして、癒してくれる。
会社に行っていたころ、通勤電車に乗る人たちの生気が宿らない目を見るのが辛かった。みんな機嫌が悪そうで疲れた顔しているのが、たまらなかった。何より、自分もそのうちのひとりなんだと思ったときに、すごく虚しくなってしまった。でも会社に着いたら、なんとか笑顔を張り付けて元気に挨拶をしている自分がいた。人間ってすごい。
またこんな日々が戻ってくるのかもしれない、まだ何にも分からないけど。でももう、自分の心を抑えて抑えて最終的にむなしくなるのは嫌だなあ、と思っているわけで。
これからのこと、ゆっくりじっくり考えて選びとっていきたいな。
夏の暑さに今にもへたばりそうな8月だけど、今日も幸せを噛みしめながら生きる。
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