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二輪免許取得記13。

バイク教習16時間目。
未だに第一段階。

前回からまた三週間くらい開いてしまった。
外周を何度か回って、まずは前回のおさらい。
S字、8の字を3周、クランク、坂道発進。
一緒に走っている人が、おそらく自分と同じような進度の人なのだろう、相手が8の字を出るのを待ったり、坂道発進を譲り合ったり。
8の字を回りながら、スピードが怖くて後輪ブレーキをかけていたら実は3速だったり、坂道発進でエンストを繰り返したり、なんとか転ぶこともなくコースを回る。
教官がもう一人の人を止め、自分もその後ろに止まる。
ギアをニュートラルにしてエンジンを切って、バイクから降りてサイドスタンドを立てる。
もう終わりか、と思ったら、スラロームに入るという。
スラロームといったらあれでしょう、ぶおん!ぶおん!ってアクセルを踏かしながらぐいんぐいんとパイロンを避けていくあれでしょう、
アクセルとクラッチと後輪ブレーキと、タイミングを間違えたらロデオ状態になって吹っ飛ぶやつでしょう?
イメージトレーニングの時点で、全くできる気がしない。
まずは教官のお手本。
最初はアクセルを吹かさずに、一定のスピードでクリアできるように。
目線は遠くに、早めにハンドルを切るように。
何度かやってみて、最後の一回だけアクセルを吹かしてみせてくれた。
とりあえずぶおん!ぶおん!というのはやらなくて良いらしいということに安堵しつつ、自分たちがやってみる番。
バイクを起こして、サイドスタンドを払って、バイクにまたがろうとして
、バイクごと転んだ。
今日初の転倒は、何もないところでの立ちゴケ。
教官もこちらの体力のなさは知っているので、特に驚きはしない。
教習の後半になると疲れてきてしょっちゅう転ぶのも、教習の後半になると一気に理解力が落ちるのも。
なんとかバイクを起こし、前の人に続いてスラロームへ。
・・・意外とできる。
さすがに人よりも長く乗っている分、いくらかバイクの操り方が身についているのかもしれない。
アクセルを吹かすのはまだ怖いけれど、なんとか転ばずに通過はできる。
目線は遠くへ、早めにハンドルを切って。
定速で何度かやってみて、今日の教習は終了。
疲れて力が入らない手で装備を外していたら、一緒に教習を受けていた人が教官に質問をしている。
横で聞いていると、スラロームでのアクセルの開け方の話らしい。
「実際にやってみようか」という教官に、自分も一緒についていく。
停車したままのバイクのアクセルを吹かす。
アクセルを開けることよりも、戻すことを意識する。
ぱっと握って、すぐ戻す。
アクセルを回せる幅に余裕を持って握ると戻すのが大変なので、手首を返して握って、開けたらすぐ戻せるようにしておく。
加速するのではなく、バイクを起こすきっかけとしてアクセルを開ける。
8の字で、バイクを起こすためにアクセルを開ける、と言われて、
単純に加速して後輪ブレーキで減速をして、というのをやりつつ、なんとなくぴんときていなかったけれど、
おそらくこの「ぱっと握って、すぐ戻す」が遅かったのだと思う。
じわっと加速、じわっと減速では、バイクの挙動もじわっとしか変わらない。
目線は遠くへ、ハンドルは早めに、ぱっと握って、すぐ戻す。
忘れないうちに次の教習に進みたいけれど、仕事の都合で次は一週間後。

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