音楽ライターのつぶやき 9.6

愛用のイヤホンでBase Ball Bearの『ドラマチック』を聴いていたら、自然と涙が出てきた。

というのも、今日はそんなBase Ball BearがLIQUID ROOM(恵比寿にあるライブハウス)にてライブを行ったのだ。アンコールを除く、ライブのトリを飾ったのが、『ドラマチック』である。

現在、音楽ライターという職業に強い憧れを抱きてはいるものの、やはり音を言葉で表現し、多角的に読者に伝えるというのは容易ではない。そうした中で今、果たして自分なんかが目指し続けて良いのだろうか、ムダに終わってしまうのではないか。そう考えることさえある。
ただ、今日のライブで『ドラマチック』を聴いてそのモヤが晴れた。

<ドラマチックチック止められそうにない 止めたいと思わない>

音楽ライターを目指そうと決意した日の、あの胸の高鳴りは今でも鮮明に覚えている。ドラマチックで、湧き上がるような感情は、簡単に止められそうなものではなかった。この想いだけはどれだけ挫折を重ねても止められそうにないし、止めたいと思わない自分で居続けよう。

そう強く心を動かされた曲が『ドラマチック』だ。
ライブ中は聴き入りすぎて涙を流す暇さえなかったが、ライブ中に感じたあの湧き立つような感情がライブ後も真空パックされていたのか、帰宅後、イヤホンを両耳につけ、ドラマチック』を流すと、両目からは塩辛い雫が垂れていた。

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