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【スプナー・インタビュー企画】vol.2 匙投亭七草さん_インタビュー

音声アプリSpoonの配信者を1人ピックアップし、その人について深堀りするインタビュー企画。第2回は、匙投亭七草さん。Spoonで精力的に企画を行い、アマチュア落語家としても活躍する彼の価値観や信条に迫りました。

"ラジオアプリ"の文字に
惹かれてSpoonスタート。

しお:七草さんって、いつからやってます?
七草:2019年の5月からなので5年目ですかね。
しお:古参ですね…!リリース当初から?!
七草:いや、Spoonは2018年リリースですよ。だから、2期生みたいな感覚です。
しお:へぇー。そもそも、Spoonとの出会いは?
七草:本当にうろ覚えなんですけど、ゲームばっかりやってたんで、他のアプリで面白そうなのないかなと思って、違うジャンルのものを見てたら配信系が出てきたんですよね。
しお:ふむふむ。
七草:ラジオアプリって、当時は珍しくて、”みんなラジオができるよ”みたいな謳い文句に惹かれました。素人が顔出しもしないで声だけで話す、ラジオみたいなものがあるんだと思って。

ラジオは実は好きでもなかった。

しお:じゃあ、ラジオはお好きだったんですか?
七草:いや、ラジオ自体は会社に行く途中に聴いたりとか、気が向いたら、オールナイトニッポン聴くとかその程度でしたよ。あと、田舎住まいなので、ローカル番組やコミュニティFMも聴いてましたね。
しお:LIVE配信はどうでした?
七草:一通りハマりましたよ。コメントを書く面白さとか。やるにつれ、仲間が出来てきたのも楽しかったですしね。
しお:LIVE配信はやったりしましたか?
七草:最初のうちはやってました。
「落語」もやったりしていたのですが、”枕は〇〇師匠の方が〜””このサゲは~~””この演目やって”など有難い言葉をいただくようになって。
しお:わ〜、そういうのしんどいっすね。
七草:いろいろと大変になって辞めました(笑)CASTなら自由に作れるし、逆に聴かれないからできる!と気楽に作れて。CASTが自分にあっていたのかもしれませんね。


”お笑い”がひとつのキーワード。

落語を始めたきっかけは…

しお:ところで、七草さん、アマチュア落語家であられるかと思いますが、始めたきっかけの話を聞いてもいいですか? 
七草:
落語はね、仲の良い一回り以上離れた会社の先輩が好きだったんですよね。それで誘われて一緒に聴きには行ってたんですけど。あるとき、「落語の団体に入ったから聴きにきて」って言われて。落語会に行ったのがきっかけですね。
しお:あ。それがすごく面白かったんですね…!
七草:いや、違うんですよ(笑)先輩がすごい面白かったとかではないんです。「これだったら自分がやったらもっと面白くできるな」みたいな、っていう調子ノリなきっかけです。
しお:おお…でも、なんか、いいですね!笑
七草:そもそも、大学時代もお笑いコミュニティ組んで、路上ライブやってたりしましたしね。
しお:路上ライブ?! すごい…!
七草:私の場合、本当に笑ってる声とか、笑ってる顔を見ることに極端に幸せ感じるんですよ。Spoonにおいてもそれを達成することが、自己承認欲求が満たされる瞬間ではありますね。

「企画者」としての七草、誕生。

しお:話をSpoonに戻しますが…CASTで企画を始めたきっかけは?
七草:
私がCASTを始めたとき、あの当時だとジャンル的に4種類くらいしかなくて。そのうちのひとつがTwitter(現X)に動画を出していて。
しお:ほうほう…!
七草:
昔は動画なんて珍しくて、それ見たときにものすごいワクワクしたっていうか「企画」っていうものがあるんだ!CASTで人気になったらこういう企画っていうものに出れるんだ!やってみたい!が最初でしたね。それが、CASTを頑張るモチベーションにもなりました。

初企画は「シャッフルラジオ」

しお:初めての企画は?
七草:「シャッフルラジオ」です。華の無い花屋さんっていう私の盟友が誰かのCASTをオマージュするみたいなことやっていたんですね。
それがすごい面白かったので、これを大人数でやったら、もっと面白いかなと。花屋さんに相談したら「面白いと思うし、協力しますよ」って背中押してくれて。
しお:いい友情ですね…!
七草:それで、勇気をもらったっていうか、企画をやってみようみたいな気になりましたね。またそれを快く引き受けてくれた仲間たちがいたのもうれしかったですね。
CAST1本あげるにしても、その人なりの工夫っていっぱい詰まってて。実際やってみると、リスペクトが生まれるじゃないですか。そういうのが良いなと思いまして。リスペクトがないと、貶すまではいかなくとも、軽く見ちゃう人が結構増えちゃいますしね。

約150人がCASTに参加。
1日限りの”おまつり企画”。

しお:一番印象深い企画は?
七草:
そうですね、私が一番やりたかった企画って、新しく始めた人も、昔からやってた方も、グループとかも関係なくみんなでキャストを楽しむみたいなそういう”おまつり企画”で。日本を東西に分け、1日のうちに上がったCASTの数を競う「東西CAST合戦」という企画を考えました。
1人1CAST、所属地域に関する内容ならなんでもOKという、かなり自由度の高い企画です。
しお:なんか、とてもおもしろそうです…!
七草:皆さんが界隈とか関係なく、第1回は150人近くが1日で上げてくださって…
しお:凄すぎますね
七草:それが本当に楽しかったんですよ。共感してくれる人たちがいるというのも嬉しかったですしね。やっぱり「みんなで楽しいからやる」っていうだけの企画を、華の無い花屋さんと2人でやってそれが成功できたっていうのが、私にとっては1番の思い出ですかね。
しお:いいですね。そこから何回かやられてるんですか?
七草:ええ。毎年やってますよ。今年は10月6日に決行予定です(※下欄参照)。よろしければご参加ください♪

「企画」をするうえで
意識している3つのこと。

しお:ところで七草さん、企画するうえで意識していることはありますか?
七草:主に3つあって。1つはまず「参加してもらう方が楽しいことを一番に考える」、2つめは「企画者の我を通さない」。
しお:…というと?
七草:例えばリレー企画だとすると、リレーが途切れずにゴールすることが企画の成功みたいに思われるかもしれないんですけど。
私的には、別にそんなのどうでもよくて。具合悪くなることがあるかもしれないし、収録しようと思った日に、用事が入っちゃってできなくなるかもしれない。それで、締め切りが守れなかったとしても、別にそれは他の日に移せばいいし。
しお:心が広い……!
七草:
企画の成立よりもみんなで楽しみきることが成立として考えていますね。趣味でやってるのが楽しくなかったらしんどいじゃないですか。
しお:たしかに…素敵です。あとひとつは…?
七草:病みツイートをしないってことですね。
しお:それ、わたしに刺さります(笑)
七草:私はね、本当は企画してなかったら、SNSはあんまりやりたくないくらいですよ(笑)
でも、やっぱり、広めるには有能なコンテンツなので、やる以上は、企画に参加してくれる人が嫌な気持ちになるようなポストはしないっていうのは、守ってます。「楽しい」を発信する人が、ネガティブだったら、嫌だと思うので。本当になにか言いたくなったら、本当にフォロー0フォロワー0のアカウントの裏アカウントを作るか、花屋さんにDMでヨチってもらおうと思います(笑)

"みんなで楽しむ”が信条。

しお: 全体を通して、七草さんの企画には
「みんなで楽しむ」がずっと根底にありますね。
七草:そうですね。企画やる理由のひとつとして、せっかく面白い人がいても、誰かのグループとかに入らないと、なかなか数が伸びずで辞めたりするわけで。
「一緒にやるのも楽しいよ」っていうのを配信者に知ってもらったり、「面白い人いるよ!!!」って他の人に紹介したいのもありますね。
しお:なんか、Spoonに対する愛が深いです笑
七草:ただ、楽しいことをしたいだけです、
基本的に。それ以外に、何にもないですね。


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東西CAST合戦ふぁいなる

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