第1 はじめに
アークナイツに程々、もしくはどっぷり浸かっている皆様、今回のイベントは如何でしたか?
今回はこれまでのストーリーの中でも屈指の大ボリュームに圧倒されたドクターも多数いたかと思われます。そして、ストーリー本文以外でも新聞記事という形で作中の出来事に対する追体験ができましたが、こちらはイベント終了後に読めなくなる可能性も…(自分も『青く燃ゆる心』でフェスタイムラインを見逃した一人です。)
そこで、ここで備忘録として記事を残してみることにしました。
長くなりましたが、コーヒー等片手にゆっくり思い出に浸ってみてはいかがでしょうか…。
※記事の時系列はストーリー進行順に上から下の流れになっています。
第2 四都スポーツ(KAWALERIELKI SPORTS)
黄色い見出しが特徴の「四都スポーツ」です。主に作中の舞台であるカジミェーシュの一大イベントである(カヴァレリエルキ)についてがメイン内容となっています。
現実世界で言うスポーツ新聞みたいな感じですが、そういった新聞の中ではお堅い印象になっているという感じです。ちゃんと広告が付いてるあたり芸が細かい。
1. 「予選終了、八つの大騎士団がメジャー進出」
2. 「錆銅、起訴再び。審判の結果は試合後公開」
3. 「商業連合会代弁者独占インタビュー『試合の進行は何者にも、何事にも影響されない』」
4. 「試合中の反則行為及び引き分け判定の正当性について」
5. 「間もなく決勝戦、歴代チャンピオン対決振り返り」
※ちなみに、「鐧」は下の動画のような武器です。黒騎士の戦闘スタイルが何となく分かってきますね。
6. 「『耀騎士が感染者』は誤解! 騎士協会から正式な回答」
以上が四都スポーツの記事になります。スポーツ記事だけあって、内容もメジャー一色に染まっています。閲覧数も1万を超えるのは当たり前、優勝決定戦の直前には4万以上のアクセスを集めるなど、現在のカジミエーシュとメジャーは切っても切り離せない関係性にあるのが感じ取れます。
同時に感染者関係に関しては厳しい態度を取る文面も多く、今回の記事の中でも特にカジミエーシュの光と闇を同時に表現したようにも受け取れました。
第3 中央ジャーナル(CENTRAL JOURNAL)
次に紹介するのは「中央ジャーナル」です。こちらはカジミエーシュのニュース全般を取り上げるもので、今回のメインイベントであるメジャーの周囲で語られた、主にレッドパイン騎士団や無冑盟が関係した出来事をカジミエーシュの市民目線で受け取れるような内容になっています。
1. 「カジミエーシュメジャーいよいよ開幕、開幕式に監査院上層部出席」
2. 「世論の高まりに国民議会応答:感染者については必ず対応」
※余談ですが、「輿論(よろん)」の意味は「世論」と同じです。
3. 「ウルサス辺境軍隊増加に呼応、征戦騎士団が合同軍事演習」
4. 「速報:一部地域で停電、関係者は原因の特定と早急の修復に尽力」
5. 「リアルタイム速報:商業連合会が征戦騎士の入城に厳重抗議、監査院未だに返答せず」
6. 「公告:カジミエーシュメジャー円満終了、耀騎士マーガレット・ニアール優勝再び」
以上が中央ジャーナルの記事一覧です。改めて見ると他の2つの記事と比べると全体的に閲覧数が10分の1程度とかなり低いです。
メジャー期間中でそっちの話題が得意なスポーツ誌に取られているのかは分かりませんが、ただでさえ企業戦士 a.k.a. 社畜が多いカジミエーシュではこの閲覧数で大丈夫か!?となってしまいます。余談ですが。
第4 ザ・レッドワイン(THE RED WINE)
3つ目の新聞記事は「ザ・レッドワイン」、内容は皆大好きゴシップ記事になっています。
閲覧数も凄まじく多く、中には10万以上の閲覧数を記録したものも…。文○砲ならぬワイン砲ともいいましょうか。
テラ世界でも結局皆こういうのが好きなんでしょう?という世情が表現されていることと、現実世界のゴシップ記事の詳細をきちんと調べていないと作れないような内容は流石と言ったところ。
1. 「一匹狼?それとも訳アリ?独立騎士たちの沈黙の掟を大公開」
2. 「燭騎士の美しさに息も止まる、その一瞬を記録 観客『二度と忘れられない』」
3. 「大騎士領に姿を現した征戦騎士、目を引く高級装備。 制作に関わった企業は? 秘密を大公開!」
4. 「追魔騎士、耀騎士の家族に暴力!?片思い報われず」
5. 「英雄の幕引き!? 血騎士がカジミエーシュでの騎士身分を放棄と表明! ニアール家の脅しか」
7. 「ノヴァ騎士団内部調査結果公開、燭騎士に告発多数か」
以上がザ・レッドワインの記事紹介です。ストーリーを読んできた皆様なら、記事のぶっ飛びっぷりはご承知の通りだと思います。
後半になるにつれて、「血騎士が耀騎士に恫喝を受けた」、「燭騎士の隠された内部事情」など内容が露骨になっていることとを鑑みると、この会社がただのゴシップネタを扱う会社ではなく、もっと大きな「上」と繋がりのある会社だということを嫌でも連想させられるような造りになっているのがニクい演出ですね。シーボーンを送り込みたくなります。
第5 ハイビスの業務日誌
1. ハイビスの業務日誌、4日目!
2. ハイビスの業務日誌、10日目!
3. ハイビスの業務日誌、14日目!
4. ハイビスの業務日誌、19日目!
第6 おわりに
今回、記事をまとめる際にストーリーを思い出していましたが、濃密なストーリーを補助する新聞記事も凄まじいボリュームだな…と思い知らされました。
こういった作品で、立場が変われば同じものでも捉え方が違うということを分かりやすく表現しているのが今回のストーリーの特に興味深いところに感じます。
個人的には、これからのカジミエーシュの行く末がどうなるか気になるところですが、そこはひとまず置いといて…。アークナイツらしい「騎士道精神」に溢れたとにかくいい話でした。