宗門の依頼に応じるということ

-宗門(曹洞宗)僧侶向け執筆依頼を受け-
-坐禅に関し何を知りたいですか?-

現在、私の宗派である曹洞宗の、ある団体が作る冊子から依頼が来て、坐禅に関する執筆をしております。これは新著「幸せになる坐禅」とは全く別の依頼で、たまたま重なったものです。

私は活動を始めた2012年から約10年になりますが、宗門(曹洞宗)関係から執筆や講演の依頼を受けたことがほとんどありません。知名度も知見も宗門との縁も薄いので当然なのですが、今回坐禅に関する禅宗の本丸を主とした依頼。大変有り難い機会と感謝しております。

私は今まで「曹洞禅グラフ」という冊子には4年16回連載しております。こちらは宗門系ではありますが一般向けです。また、曹洞宗でない他宗派からの依頼による講義・講演はたびたび行っております。しかし今回はほとんど同宗僧侶しか読まないだろうという冊子からで、光栄でやりがいはありますが、少々荷が重いというのが正直な気持ちです。

禅の観点や作法を、日常の生き方や実践に活かしていただこうと思案し伝授している身としては、どのように伝えようか、依頼を受けて以来悩み続けています。ある意味新著「しあわせになる坐禅」よりも内容構成に関して悩んでいるかも知れません。

もとより私は文章がうまいわけでも早く書けるわけでもなく愚鈍ですので、書きたいことはたくさんあるのですが全然まとまりきっておりません。どのように書いたらよいのか悩み続け、締め切り間近になりながらも未だ構成が固まっていない状況です。

〇依頼されたテーマとして言わなければいけないこと。
〇宗門僧侶として言いたいこと。
〇宗門の一端としてどこまで言って大丈夫なのだろうかということ。

これらのせめぎ合いでこの数週間思いを巡らせ、構成になり得るであろう各断片を考慮し少しずつ書き続けています。

しかし、締め切りが近づいてきたことで切羽詰まり、いよいよ追い込まれてきました。

私の発信する文章や禅セラピーなどを体感していたいている皆様。特に宗門(曹洞宗)関係者の皆様。私から、坐禅に関しどんなことが知りたいでしょうか。参考にさせていただければと思いますので、コメントやメッセージなどいただけると有難いです。

どうぞよろしくお願いします。

2021.7.4
zafu代表 藤井隆英 拝

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