駄文を恐れるな。だから枕草子は生まれたんだ。
最近、ほんと「冬はつとめて」と夜中がいと寒きですよね。
ここ沖縄なんですけど。
それなりにいと寒きなのです。
急に枕草子の一節を思い出し、ふと頭をよぎったことがある。
もしも清少納言が「常に崇高なことを書かなければ」と思っていたら、枕草子は生まれなかったのではないか、と。
おさらいとして、原文と現代語訳を引用する。
【原文】
春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
夏は、夜。
月のころは、さらなり。闇(やみ