狭い世界に生きる私

さあて、外に出たわけだが

人と関わる機会にストレスを覚えやすい私は、一見客のように見せかけて、実は人一倍気を使ってしまう、お客様である。

私が立場上では上に立っているとしても、店員個人の意見として「嫌な客」に思われないだろうか。好きになってもらえるだろうか…と特に気にするのだ。

今だって、外食中だが、noteを書きながら料理が来るとする。料理にすぐ手をつけないと、あまり店の人は良い気はしないのではないかと予測を立て、書きものが途中だとしても、いくら気になっても、すぐに食べる。

それに、メニューはスラスラと頼みたいので、何度も頭の中で復唱する。店員が「ん?」という表情をする、その瞬間が嫌なのだ。「あっ、失敗した」と、そうなるのだ。

このように、私は社会にうまく馴染めない人柄で、よく不安に思うことがある。

外食なんて、一人で入れたら大したものだ。その先に、どんな世界が広がっているのか、まるで予想がつかないというのに。

だから、一人でこうして入れるレストランは、ひいきにしている場所に限る。

どうか、この狭い世界に閉じこもっている私を、誰か解放してくれ。不安を消し去っておくれ。

そう何度も、何日も、何年も、思い考えるのだ。

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