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AIの愛を込めた哀歌

先日こちらの記事に書いたアニメVivy -Fluorite Eye's Song-の8話を待ちに待ってようやく見ました。最速から3日遅れになるのでネタバレ踏まないかな〜とか気にしてたけどそんなこともなく。検索かけると割と最後のシーンのネタバレツイートしてる人いるんですけどね。

どうやら話題にはなってるもののコアなアニメ好きの間でしか広まってはないのかなと。とはいえ、おそらくこのアニメが話題になるのは終わってからのような気もします。たとえば「まどマギ」みたいに始まる前から(後になって勘違いだったと判明する)期待感のある作品が3話の衝撃シーンでどかっとバズるみたいな感じではないんでしょうね。謎やひっかけが多いストーリーなので「初見は情報なしで見た方がいい」という試聴済みの人の配慮も働いているでしょうし。わかった上で見るとまた新しい発見があるという二度美味しいところもありますし。

それにしても6話までは2話で1章という構成で来てたからてっきりそれが決まりごとかと思い込んでいたら8話はめちゃくちゃ驚きと謎を積み上げた引きで終わりましたね。ED曲の後にも。いや振り回されっぱなし。

で、今日ツイート見てたら「心をこめることが分からないという割にマツモトの喋りには十分心がこもってる」というのを見ました。

これ俺も一瞬思ったけど1話でマツモトがナビに対して言ってる「コミュニケーション回路が発達している」ということでしょうね。8話でも今度はヴィヴィがマツモトのコミュニケーション回路を揶揄してるシーンがありますし。「音階をなぞっているだけ」と同様にプログラムの演算で導き出された作り物でしかないということなのかな。

ただ「悩む」「怒る」「困る」「喜ぶ」どれもが実際登場するAIが表出している感情表現なのですが、感情と心は似ているけど「心を込める」はまた別の意味合いになるんでしょう。双方向性のことかなと思ったりはしますが。

ともあれそこは8話でヴィヴィ(っていうかディーヴァって言うべきなのか?)が「初歩の初歩」と言っているところに正解があるんでしょう。

あとなんかSFにしては考証が〜みたいなケチつけられてるというのもみたけど(実際にそのケチは見てないんだけども)制作サイドもSF設定よりもドラマ重視してるって言ってるし枝葉末節にこだわって根本を見ないのはなんというか今の日本の政治みたいなとこありますね。手段が目的になっちゃダメよ。

追記
ケチつけてるツイート見つけた。ツリーでめっちゃ文句書いてるんだけど見るのやめればいいのにwと思ったけど、案の定、設定の揚げ足をとってドラマ性には興味ない感じで「設定が正しいか否か」でしか見てないのは「どんなに美味しくてもハンバーガーはパンでハンバーグを挟むものだ」みたいな感じだった。人生楽しくなさそう。


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