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親子で競技と向き合うメソッド

はじめまして、お久しぶりです。京都で小学5年生の息子とポケカを楽しんでいるhiroと申します!!
シティリーグ&チャンピオンズリーグ、そしてPJCSも終了し2024シーズン残すはPWCSのみとなりました。今期は息子が2024シーズンのCSPランキングを1位で抜ける事ができ念願であった世界大会(PWCS2024)の参加資格を獲得出来た為、自身の記録の意味も込めてnoteに纏めておこうかと思い久しぶりに執筆しました。
そこまで大した内容では無いのですが〝ジュニアリーグ〟において息子とどの様にデッキを決めていたか、〝世界大会出場〟を目標としてこのシーズンをどの様に動いていたのか等、前回のnoteでは〝親子でポケカを楽しみたい〟というテーマで書きましたが、今回は〝競技シーンで子供を勝たせてやりたい〟というテーマで書いてみたので、興味のある方は読んでいただけると幸いです。

自己紹介

ポケモンカードを始めたのは2019年10月頃、パックで言うと【タッグオールスターズ】からで初ジムバトルが2020年2月、競技としては2021シーズンからの参加になります。
テンプレですがnoteを見てもらう通過儀礼として主な実績を

hiro(親父)

【2021-2024シーズン】
シティリーグ優勝×1、ベスト4×1、ベスト8×2
CLはDAY2に上がった事は無く(最高6-3)、自主大会はボチボチ入賞したり、今ひとつ。

まこと(息子)

【2021-2024シーズン】
シティリーグ優勝×3回(ジュニアリーグ)
準優勝×2回(ジュニア、オープン共)
ベスト4×1(ジュニア)
ベスト8×1(オープン)

CL愛知2021ベスト8
PJCS2021 DAY2ベスト32
CL&JCSにてベスト64×4
自主大会優勝、準優勝、入賞ぼちぼち。

よく居るタイプの子供を応援しつつ、親もそれなりに競技シーンで楽しんでる系のポケカ親子です。

シティリーグ2024シーズンの結果やデッキ選択の経緯について

シーズン1 (ポケセンオーサカ16人)
予選⭕️⭕️❌ 本戦⭕️⭕️❌ 準優勝75p🥈

【ロストギラティナ】使用

S1のジュニアシティの結果を見てるとミュウvmaxの勝率が目立ってたので(ポケセンシティの結果は全部チェック)ミカルゲを入れるか迷ったけど、それよりサイド落ちプラン崩れを嫌ってウッウ、ヤミラミ両2枚採用
マナフィ、ジラーチも入れて超安定構築

S1、10日前くらいに息子がインフルエンザを発症し熱も下がり登校出来るようになったのがシティ3日前くらい。満足に練習出来ないままデッキを決めることになった為、ある程度練度に自信があるロスギラ使用。この時期は全てのデッキに対して雪道の刺さりが強く〝取り敢えず雪道〟が出来るロスギラは全対面そこまで不利はなく戦えそうと息子と話してた記憶。フュージョンミュウも練度はあるが対リザードン戦のプレイングが怪しかったので見送り(ミュウが直近で勝ってるとリザ増えそう読み)

環境読みの難しいジュニアにおいて〝取り敢えず結構使える〟デッキを1つは持っておく事はお勧めです。
今ならロストギラティナやルギア、次レギュならミライドンとリザードン、ライコポン辺りがずっと強そう。



シーズン2(オープン64人)
予選⭕️❌⭕️⭕️❌ 14位15p

【パルキアサーフゴー】使用

S2はジュニア抽選全落ちにつき、追加エントリーを妻に張り付いてもらいオープン64人の枠を何とか確保。目標はトナメ上がりで25p取得しS1で取りこぼした優勝分に追いつく事、シティリーグが抽選制になってからポケセンジュニア抽選全落ちなんかは当たり前の様に起きてます。その場合僅かな希望からキャンセル待ちを拾うかオープンに出るか考えますよね、、、オープン取っちゃうといざキャンセル見つけた時の動きが鈍くなるし。
現状のCSPレースを考えたら〝取り敢えず出る〟事が何より大事だと思います、子供本人が「オープンは嫌」と言うなら無理強いはしない方がいいですが、優勝入賞は難しくてもBest16以内の15pがかなり大きいと思うので。

この時はレギュ変更直後で息子はレギュ落ち後を見据えて年末までは〝パオジアン〟を練習してました、しかしセグレイブを立て続けながら次のターンも考えた上でのエネ貼りなど、高いパワーに見合うプレイング難易度も兼ね備えており難航。そんな中、息子にとってポケカの師匠でもあるマスター選手の『ばなな』さんが好んでサーフゴーを使っており、レギュ変更直後に開催された京都の自主大会(64人)にばななさんとパルキアサーフゴーをリスト共有して出場、オポ落ち9位だったか10位でトーナメントには上がれなかったけど好感触を掴みS2本番に向けてサーフゴーで練習開始。

S2本番の前週にマスター強者の中で〝暗号マニア搭載ビーダル型リザ〟が流行り、回してみるとあまりの強さに「これは、サーフゴーキツくないか、、??」となり「リザードンにしたら?」と言ってみるも息子の〝サーフゴー〟に対する意思が強くサーフゴーで突撃すると決定。本番数日前にばななさんが同じデッキを使用し、シティオープンでTOP4を取っていた為、電話でデッキの改善点や対LOに対するプレイングレクチャーを受け出陣

結果は3-2にて惜しくも予選敗退、負けた2試合は両方共〝ビーダル型リザードン〟勝てない訳では無いが、お互い勝利に対しての要求値を比べるとリザードン側の方が要求値も低めで考えれば考えるほど

〝S3は、完全にリザが環境の中心になる〟

と予想、帰りの車の中で息子に「リザ練習してみない?」と説得してた記憶あり。

シーズン3(ポケセンオーサカ16人)
予選❌⭕️⭕️❌ 本戦⭕️⭕️⭕️ 優勝100p🥇

【ビーダル型悪リザードン】使用

S2を最終盤の日程で取っていた為、S2当日前にS3の抽選結果が出てるという何とも忙しない状況の中、何と今シーズン2回目のポケセン16人当選というチャンスを掴むことが出来ました。S2は本音で言うと当日前にS3ポケセン当選が分かってたので、僕も息子も少し気楽な感じで「15か25p刻んでおきたいね」と話していた為、トーナメントは逃してしまいましたが15p獲得といったS2の結果には僕も息子も満足

しかし当選したポケセンシティS3の日程がS3最速日程でS2からまさかの2週連続シティリーグを戦う事に(笑)

S3開始時点ごろは、まだWCSにCSPランキング上位何人までに参加権利が付与されるのか名言もされていませんでしたが、ジュニアCSPボーダー予想(WCSに出場する為に必要な最低CSP値)がランキング上位20人なら205p、上位30位までなら180pと予想されており、息子のCSPはS2終了時点で120p(トレリ完走で)、S3優勝出来たら+100pでボーダー超え、準優勝でも+75pでお祈りラインには届く為、このポケセン16人のチャンスを何としてでも掴んで欲しいと〝僕は〟考えていました。

そしてS2終了翌日から僕は〝息子が使おうとしてる全てのデッキを黒リザで潰す〟という事をしていきました、、、、S2終盤からS3序盤にかけて環境は完全に〝ビーダル型の黒リザ〟のほぼ1人勝ち状態だったと記憶してます。頂への雪道のレギュ落ちによりリザードンを2面先に作る必要が無くなり、また苦手デッキであったサーナイトの減少(この時期はほぼ消滅してた)、その中で最後にサイド1を押し付けられるサイドレースの強みなど、どこを取ってもこの時期は〝黒リザ〟より強いデッキは無いと確信していました。

強いて言うならチラチーノを新たな相棒として復権してきたルギアと、ほぼ無理かなと思っていたカビゴンLOなどキツイ対面も存在していましたが、それらを差し引いても黒リザ一択と僕の熱がヒートアップ、、、、息子は最初は自分の好きなポケモン〝サーフゴー〟でリベンジを図ってましたが、家での練習でサーフゴー、ロスギラ、パオジアンなど全ての候補デッキを徹底的に潰し「ほら、リザードン最強やろ?」と息子に結果で見せつけました。

どちらかと言うと黒リザデッキが苦手であった(従来のピジョット型は難しく)息子を対戦結果で分からせ、最終的には〝なぜビーダル型黒リザが今強いのか〟という理由を納得させ「分かった」と黒リザを練習しだしたのが本番4日前、全対面のサイドレースの進め方と対ルギアの練習、慣れてきた頃には「このデッキ強すぎるやろ、、、」と唸ってたのを覚えています。

そしてシティ当日2日前には所属してる練習会のシニアのお兄ちゃん(WCS横浜出場)とその師匠でもあるKさんに昼から夕方までミラーを中心に徹底的に練習してもらい、息子も追い込みを頑張った事が功をなしシティリーグS3(ポケセンジュニア)は〝優勝〟〝多分WCS行けそう〟という良い結果を得て終了しました。

ここまで事実を端的に書きましたが、息子のWCSのチャンスを目の前に親である〝僕〟の熱が上がりすぎてたのが伝わったでしょうか?息子の〝好きなポケモンでリベンジしたい〟という気持ちより〝権利を取る為に1番勝てそうなデッキ〟を使って欲しいという僕の気持ちが強く出過ぎてしまってました。結果として〝優勝〟出来たからこそ息子も笑顔でハッピーエンドっぽく終われましたが、結果が振るわなかったり、ましてや息子の候補にしてたデッキが当日の優勝デッキにでもなったらと思うと、、、、、、、あまりに僕の熱が入りすぎた事に反省しながら〝WCSボーダー暫定〟という結果に妻と息子と喜んで波乱のS3は幕を閉じました。

シーズン4(ドラスタ日本橋3号ジュニア32人)
予選⭕️❌⭕️⭕️⭕️   本戦⭕️⭕️⭕️優勝100p🥇

【レガシールギア】使用

S3終了後、CSP220はほぼ行けると思いつつも毎週の様に落ちていくランキングとCSP230勢の脅威に怯えながら月曜毎朝のランキング確認

そんな中発表されたS4はまさかのカードショップでのジュニア32人の開催拡充。今シーズン最後のシティリーグ、大多数の子はポケセンを第1希望にすると読み敢えて第1希望を32人のジュニアリーグにして落選を回避しようと試みました。
目標は32人リーグで予選を通過し25p取得出来れば合計245となる為〝絶対安全圏〟である230pを超えられるので敢えて、予選を通過しても1勝(Best4)はしないとポイントが取得できないポケセン16人より予選さえ抜けれればポイント取得が出来る32人を選んだという意図もあります。

そして何故〝ルギア〟を選んだかと言うと、レガシーエネが発表された時に僕も息子も配信を見ながら口を合わせて「こんなんルギア最強やん」となりS4のTier1デッキは〝ルギア〟と仮定し翌日から即ルギアの練習開始
ジムバトルではレガシー無しのルギアを使い、家ではレガシー有りのルギアで練習、兎に角アッセンブルスターの確率を上げる為の手順を考え、アーケアーケ出来ない時の立ち回りの練習
また、ジュニアには元々ルギアは多い傾向がある為、CLでルギアを使用し盾を獲得した経験のある練習会メンバーに教えてもらいながらミラー練習をしてもらったりと、CL愛知以降の半月はルギア以外触ってない状態に。

構築的にも新弾直後で〝ジャミングタワー〟や〝水オーガポン〟など新カードに対してまだ対応しきれない子が多いと予測し採用。
ジュニア選手、兎に角マナフィを置くのを忘れがち。(息子もしょっちゅうやる)
ただ、僕も息子も〝ドラパルトex〟の存在をかなり甘く見てしまっており、その強さに気付いたのが当日2日前の練習会「このデッキ滅茶苦茶強く無い?」となるものの2日では流石に無理があると思い付け焼き刃の70チラーミィ採用、対ドラパルトの練習があまり出来ていなかったのだけが不安でしたが、予選本戦1度も当たらなかったのは幸運でした。

そして結果は何と優勝し100pゲット、トーナメントに上がれた時点で胸を撫で下ろしてた僕ですが息子は「このまま優勝してCSP1位目指したい」と漲ってたのを覚えてます。

シティリーグ(ジュニア)に対する感想

まず最初に書いておきたい事があるのですが、ジュニアリーグにおける現状のシティリーグ及びCSP制度はとても公平であるとは言い難い状況です。
①ジュニアカテゴリでのシティ開催総数の少なさ→平日にポケセンでジュニアシティやる訳にはいかない&シニアと土日で分け合わないといけない→分かる

②ポケセン16人問題→コロナ禍の影響で規模縮小、世間的には収束ムードではあるが万が一の事を考えると中々元には戻せない。→まぁ分かる(けど、せめて32人にして欲しい)

③今年はポケセン16人とオープン64人の獲得CSPがBest4帯まで同じ。→今年限定?意味不明

僕自身はポケモンカードにおける【ジュニア】→【シニア】→【マスター】の実力の差はかなり大きいと考えていて、ジュニアシティリーグ(ポケセン)でコンスタントに決勝卓に座れる事が出来る実力=オープンシティリーグ4回出たら1度はトーナメントに進出出来る実力と同等位だと感じています。(あくまで平均的に見て)

実際にここ数年の息子のシティリーグの成績を見ると

【2021シーズン】(S1〜S3)
ポケセン(16人)×3、全て予選落ち

【2022シーズン】(S4〜S6)
S4、オープン(32人)2-2予選落ち
S5、ポケセン(16人)優勝
S6、オープン(32人)準優勝

【2023シーズン】
S1、ポケセン(16人)Best4
S2、オープン(65人以上)Best8
S3、オープン(32人)2-2予選落ち
S4、オープン(32人)2-2予選落ち

【2024シーズン】
S1、ポケセン(16人)準優勝
S2、オープン(64人)3-2予選落ち
S3、ポケセン(16人)優勝
S4、店舗ジュニアリーグ(32人)優勝

初めてシティリーグに挑戦した2021シーズンを除けば、ポケセンジュニア当選時のトーナメント進出率は100%、対してオープンシティでのトーナメント進出率は30%程となっております。

ポケセンシティ(16人)に出たら勝てる!!とまでは言いませんが予選も3試合、2勝で確定トナメと、明らかにオープンシティリーグ(64人)に比べて格段にトーナメントに上がりやすい仕様となってます。

予選数が増えれば増えるほど、実力と運の比率が〝実力〟に傾いていくと思っており更に高倍率な〝ポケセン16人に当選する〟必要もある為、現状のジュニアCSPランキングはとても公平なポイントレースとは言い難くジュニアカテゴリー圏内ならCSPポイントで世界権利を取れる実力があるにも関わらず、4シーズン殆どをオープンで戦わざるを得なかったジュニアプレイヤーも多いと思っています。

今回シーズン4にて息子も運良く当選した〝カードショップ開催ジュニア32人〟は本当に良かったので、今後も公式に声を届けて拡充してほしいと切に願います。(カードショップさんの働きがけに感謝しかない)
しかし、現状はこのシステムでCSPレースを戦って行かなければならないのが現実で

〝高倍率すぎて実力者が集まり難い〟

〝高倍率すぎてプレイヤー層がバラけており環境が歪みがち〟

これらの事を加味した上で、今シーズン運良く息子はポケセン含めジュニアシティリーグに3回出場する事ができ、以下のデッキ選択理由に繋がります。

ポケモンカードで勝つ為には〝デッキ選択〟がとても大切になってくる訳ですが、昨シーズンからシティリーグの結果(デッキリスト)が即日公式から出てくる様になって、ポケカの環境速度は一気に上がっており〝Tier1〟と呼ばれるデッキの構築もリストが表に出る事で更に多くの人が使う為、集合知でどんどん洗礼化していき〝強いデッキが更に強くなる〟スピードも凄まじいと感じてます。(今シーズンはリザードンの変遷などが特徴的でした)
そうなると誰が見ても強そうな洗礼されたTier1デッキを使用するか今まで自分が使い込んだ慣れたデッキを使用するかで悩む訳です。

あくまで僕個人の考えではあるので、参考程度にしてほしいですがジュニア環境に於いてはどちらかと言うと後者の〝使い慣れたデッキ〟を使い続けている子が多いイメージがあり環境読みが難しくなっています。更にジュニアシティリーグにおいては高倍率な抽選制度に変更されてからは参加するプレイヤー層もバラけており、環境読みして挑んでも思った様な環境になっておらずメタカードがほぼ機能しないなんて事もザラ。なので今シーズンの〝シティリーグ〟に関しては常に〝パワーの高いデッキ〟を選択し、対面がなんであれ一定の勝率を担保しそこに息子のプレイスキル(地力)をどれだけ乗っけて勝ちに行けるかで勝負してみました。そうなると必然的にミラーの練習が大切になってくるので、同じデッキを2つ用意するのが親としては大変かつ面倒な点でしたが笑

これもあくまで、昨シーズンまでの息子は【一撃デッキ】からの【フュージョンミュウ】とほぼ固定デッキを使っており、単発では良い成績を出せた日もあるものの1年間シーズンを通して見てると「今はちょっとこのデッキ辛く無いか?」という時でもそのデッキで突撃し続けた結果その負けが響いて世界への道が閉ざされたといった経験からの試みであって、固定デッキを使い続けていては勝てないとかそういう話では無いですので誤解のない様

〝強いデッキ(Tier1)〟は正しい回し方を理解していれば担保される勝率の割合が高いと考え、息子自身に要求される勝つ為の上乗せ分プレイスキルの割合がTier2以下を使用するより少なくて済む為、息子のスキルを高いデッキパワーでフォローしてもらう。そういった作戦です。

息子と家での練習方法

息子とジュニア向け(親子交流系やジュニアに優遇処置のある)自主大会に出ると結構聞かれる事で、競技勢な子供を持つ親の1番の悩みどころでもあるのかなと思っています。

家での息子との練習は基本的には【毎日最低でも1戦】を心がけています。息子が学校や塾で疲れ果ててる日や僕が残業で帰りがかなり遅くなってしまった日は休んだりもしますが、なるべく【毎日やる】を継続してます、勉強と同じですね。

そしてその1戦も息子と重要な盤面になると手札をオープンにしたり、盤面を2人で見つめ直してみたり「こっちの方が良くない?」や「このターンの目標は?」などと話し合いながら質の良い1戦になる様に心がけ、時には対戦をせずに盤面だけを並べて各対面のサイドレースの進み方について考えるだけの様な日もあります。(環境に出てきた新デッキを練習しだす頃に多い)

後は僕自身が読み物が好きという事もあり、有名なプレイヤーが書かれたnoteはほぼほぼ全て買って読んでいます。
シティリーグのデッキ選択でも書きましたが、現状のポケカ環境はTier1デッキが非常に強くなる傾向があり、そのTier1を強く使う為の方法として〝強者の思考を理解する〟事が1番早いと考えており、noteで得た知見を息子に「こういう立ち回りが強いってヨネタクさんが書いてた」と教えたり、実際対戦で行って見せて「ONCがこの対面はこうしようって書いてた」などと伝えてます。(正直言うとそろそろ自分で読んで欲しい)
実際の対戦ではnoteに書かれている様な理想的な動きを行うのは難しいとも思いますが、ある程度【正解】のプレイングを知っておく事で、毎ターンの目標とする盤面に意味づけが出来てくるので、強い人のnoteを兎に角読む事は〝勝つ〟為にはとてもオススメです。少なくとも僕には千円稼ぐ労働時間で強者のプレイングや質の良い思考に等しい効果を生み出す事はポケカに於いては出来ないので、コスパもとても良いと思ってます。
それと、YouTubeだと【サーニーゴさん】【はるnさん】のチャンネルが、とても勉強になると思いいつも親子で見させて貰ってます。(メンバーシップ限定動画が特にオススメ)

そしてこれは妻が寛大過ぎて成立しているだけなので普通は無理だとは理解していますが、シティのシーズン中や大型大会直前の週などに僕の家の客間を使い、同じ京都に住んでいるポケカ友達と【hiro家、夜の練習会】を実施してます。

ポケカ専用部屋、散らかり過ぎの姿


平日夜の19:00頃から来れる人で集まり、ジュニア&シニアは21:00頃まで、大人は週末とかだと24時頃まで練習(遊んだり)していたりします。集まってくれてるマスターの皆んなもシティ優勝入賞多数、CLやJCSのDAY2経験済みの強者ばかりなので、息子にも色々と教えてくれて本当に助かってます、、、因みに僕は子供たちの練習が終わるまでは我慢してますが子供の練習が終わり次第、即缶ビールを開けて飲みだしてますね、大人の時間です笑

この辺の練習の仕方に関しては僕としては〝子供自身がどうしたいのか〟が大事だと思ってて、子供は純粋に親と白熱した対戦を楽しみたいと思っているのに、親が子供に強くなって欲しい気持ちが強過ぎるあまり対戦中に子供のプレイングに注意が増えてしまったり、子供がまだ求めてないレベルの練習を強要してしまったり。(僕自身経験あり)
練習方法に正解なんてものは無く〝子供自身の勝ちたい、楽しみたい気持ち〟と、親の〝子供を勝たせてやりたい気持ち〟の方向性をその時々で常に確認しあい今の〝この子〟にはどんなポケモンカードがいいのか、実力や成長フェーズによりバラバラなので〝こんな練習したら強くなれる〟と強い言葉で書く事は出来ません。前提として我が家の場合

息子は小学5年(11歳)であり幼稚園年長(6歳)の頃からポケカをしており小学1年(7歳)時に競技に参戦しシティ&CLを4年経験している。(上位入賞も運良く何度か出来ている)そして〝WCS〟の権利獲得が自身の目標である。

この状態の息子にとって、2024シーズン僕が息子の〝WCS権利獲得という目標〟に対して力になるべく取り組んだ練習方法なので、ニュアンスが難しいのですが全ての子におすすめは出来ません。

練習会という取り組み

2024シーズン、家での練習とは別で外での取り組みの一つとして力を入れた事が〝WCS出場を目指す定期練習会〟通称、鳥貴族練習会での活動です。

息子が勝手に作った鳥貴族Vstarマーカー

遡る事PJCS2023 DAY1終了後、関西で元々良い付き合いをさせてもらっていた親子プレイヤー数組と幕張の〝鳥貴族〟で飲み会をしたのですが、その時に〝来シーズン、競技で勝つ事を目的にしたガチ目のジュニア&シニア練習会〟を発足しないかという話になりその月の月末から始動

紆余曲折もあり、現在は6家族+元々息子の師匠でもあった〝ばななさん〟と、参加してくれているシニアの子の師匠でもある〝Kさん〟それに有難い事に前述した2人と一緒に指導者として選んでもらえた〝僕〟と、ジュニア2名、シニア5名、マスター3名で練習しています。

基本的には〝ジュニア&シニアが主体〟の練習会で、チームという訳では無いので練習への強制参加なども特に無く、月に数回その日空いているメンバーで練習会を開催し練習中はSwitchやスマホでのゲームは禁止、練習会に参加してる時間(大体7時間くらいが平均)は〝真剣に練習する〟を基本としています。対面での練習以外にもLINEグループ(親グループ)内にてデッキやプレイングの相談、大会結果の共有等〝WCS出場を目指す〟という共通の目標をもった仲間グループといった感じの集まりです。
グループ結成の際に皆んなを繋げる為に尽力くださった、さわろうしさんに感謝

子供の練習についてよく親御さんから「自分があまり上手では無く教えられない」という話も聞きます(特に親が競技プレイヤーでは無い場合)、僕もジュニアレベルならまだ何とかと言った所で(シニア高学年はもう無理かも)、親が子供に教えられない場合は、子供の練習を継続的に見てくれて正しい勝ち筋を教えてくれる指導者となってくれる人を探すのも方法の一つですね。(息子にとっての、ばななさんの様な)
そういった親サイドの話もあり、子供7人に対して指導者としてマスター3人が対面練習は勿論、子供同士の対戦を横でついて見て、その場であったり試合終了後にアドバイスや振り返り、構築を広げて一緒に考え直してみたりと、その子のレベルや性格、プレイスタイルを考慮して練習を進めています。

練習会の風景

最初の頃は初対面の子も居たりで、基本は大人と子供のペアで対面練習を回してましたが、今では子供同士がどんどん仲良くなって放っておいても皆んなで練習を回してたり、当初はチーム戦の大会に皆んなで参加する際にも子供同士だけのチームだと〝誰が勝った負けた〟で変な空気にならないだろうかと大人が勝手に心配して大人+子供といった形で参加していましたが、今では子供だけのチームで3人チーム戦大会に参加したり。

りゅうのうろこ杯3人チーム戦
トレカフェス京都チーム戦 フューチャー卓
ドラゴンスター日本橋3号店、3人チーム戦

特にシーズン終盤のWCS権利が掛かったシティリーグS4からCL札幌、JCSの間は皆んなが練習仲間の誰かの勝利やWCS権利獲得に喜び、また誰かの敗北に悔しがる様な姿も見れ子供達の成長を間近に感じられました。

少し昔、2023シーズンの終盤。息子が地方のシティリーグに参加した際に偶々現地でお会いした関西のベテランポケカパパさんと保護者席をご一緒した事があり、色々とお話ししてると「まこと君に今後必要なのは一緒に高め合える同世代の友達かもしれませんね」とアドバイスを頂いた事があったのですが、その言葉の意味が練習会に参加する息子やメンバーの子達を見ていて何と無く分かったかもしれない、そう思わせてくれる練習会での1年でした。

この練習会の取り組み自体も結果としては、参加してくれているジュニア&シニアの7人全員がJCSの優先出場は果たし、息子も含めてWCS権利獲得者が3人(うち1人は権利獲得後に合流)とアベレージも高く手探りでの取り組みではありましたが、皆んなの努力の甲斐もありかなり良い結果を出せたのでは無いかと思います。(来シーズンも引き続き頑張っていく予定)

そして嬉しい事に、僕自身も同じ指導者として取り組んできたばななさんやKさんと飲みに行く機会が増えたり、参加してくれている子供達のパパママさんとの子供も含めた数ヶ月おきの打ち上げなどで美味しいお酒を楽しむ機会が増えたりもしています笑

しっかり食べた後はSwitchで遊んだり


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました、本当は5月中に書き上げてPJCSの移動中や保護者席での時間潰しに読んでもらえたらと考えていたのですが、軽く纏めるつもりが中々言いたい事が纏まらなかったり、言葉を訂正したりと想像以上に時間がかかってしまいました。

〝親子でポケモンカードを楽しむ〟親子プレイヤーは皆んなそこからのスタートだったと思います、我が家も当然そうでした。そこからジムバトルに出たりして、目指せジムバトル優勝!、シティリーグ優勝、CLのトナメ上がりと、一つ一つ目標をクリアしていった先に残るのが〝日本代表権利、そしてPWCS出場〟
本当は楽しみながら頑張り続けて最後に得られる喜びだと思うのですが、現状のポケモンカードは努力や実力は勿論のこと運もかなり要求されていると思います。(特にジュニアリーグは)シティリーグや大型大会開催における地域差などゲーム以外の面でも競技としては問題は山積みかもしれません。

それでも、子供が競技として真剣に取り組んでいる限り親としては勝たせてあげたいと思うのは当然で、その方法の一つのモデルケースとして今回noteを執筆しました。「こういう取り組み方もあるのか」と何かの参考にしていただけたのなら本望です。

そして今シーズン念願叶い世界大会への切符を獲得した息子ですが、一戦でも多く勝つのは目標として当然ですが、何よりもジュニアと言えど〝日本代表〟の1人として参加する訳で、それに恥じないプレイヤーとしてPWCS2024を頑張ってもらえる様に親としてもサポートしていきたいと思っています。

それでは、2025シーズンも皆さんのポケカライフが楽しい思い出でいっぱいになりますように!ではまた。


今回、はじめてnoteに投げ銭を付けてみました、自分の文章でお金が貰えるとは思った事もなく今まで完全無料noteしか書いてませんでしたが今回多少なりとも投げ銭が頂けたら、物価高のホノルルで息子や練習会メンバーの子達に何か美味しいものでも食べさせてやれたらなと思います。


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