見出し画像

片腎アスリート宣言。

念願のコンテスト初優勝🏅
やったー!!!

この大会のために、約10ヶ月、
禁酒と食事制限、ハードな筋トレを頑張ってきました。
それが結果に反映されて、
本当に嬉しくて、、感謝感激。

大会を目指すきっかけをくれ、
ポージング指導もしてくれた憧れの選手、
いつも親身に対応してくれるパーソナルトレーナー、
協力してくれた家族、
本当にありがとうございました。

・・という気持ちはあるものの、
実は身体が持つかわからないのです。

腎機能がイエローカードになった

私は1年前に人工透析をしていた夫に
2つある腎臓のうち1つを移植提供しました。
なので今は片腎です。
「腎臓は2つあるので、1つあげても大丈夫。
日常生活には何の問題もないですからね。」
それが移植業界の定説です。
私もいくつかの病院に聞きましたし、
ネットでも調べましたし、
ドナーの会にも参加して聞きましたが、
「全然大丈夫よ〜」なんて言われてました。

これまでの人生、これからの人生を考えると、
移植を決めるのは苦渋の決断でしたが、
ともあれ、旦那の体調がかんばしくないので、
「移植して良くなってくれれれば・・、
日常生活に問題ないなら、やってみよう。」
そんな思いで腎移植の手術を受けました。
それはそれで、ドタバタの混乱があり、
大変でしたが、長くなるのでまた今度。

今一番ショックなのは、
大会1週間前の定期検診で、
タンパク質の摂りすぎで、
腎機能に負担がかかっているため、
数値が悪化していると指摘されたこと。
(個人情報なので、具体的数値は書きません)
私も一番の趣味だから続けたい旨を先生に説明し、
デッドラインを決めて、
この数値を超えたら、
もうタンパク質は控えましょう
ということになりました。

そう言われても、大会1週間前なので、
とりあえずは今まで通り、
体重の2倍(g)以上のタンパク質を摂り続けました。
結果優勝!

片腎でも、筋量UPしたい・・!

次なる大会で勝つために、
もっと筋量を増やしたい・・!
何なら、もっと筋量が必要な、
部門にチャレンジしたい!

でも、一般的には筋量を増やすには、
ハードな筋トレと共に、
最低でも毎日体重の2倍(g)以上の
タンパク質が必要と言われています。
どのトレーナーに聞いてもそうでしたし、
ネットで調べても同様です。

この10ヶ月、毎日体重の2倍(g)以上のタンパク質を
できるだけ取るようにしてきた結果、
1つしかない私の腎臓には負担が大きかったようで、
数値が確実に悪化してしまいました。

腎機能が悪化している人が、
タンパク質制限をしなくてはならないのは、
夫を見ているので知っていましたが、
ドナーで片腎になって、
タンパク質をたくさん取ると、
腎機能が悪化するとは思わず・・ショックです。

片腎でも筋量UPするためのタンパク質量は?

腎移植ドナーになった私が、透析になるのは絶対に嫌です。
なので、これからは1日のタンパク質の摂取量を下げて、
筋トレを続けていきます。

さて、どのくらい下げれば良いのか調べてみました。
厚労省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」によると、

■最低限必要量は体重の0.66倍(g)
アメリカ・カナダの食事摂取基準では 19 歳以上の全ての年齢区分において男女ともにたんぱく質維持必要量(平均値)を 0.66 g/kg 体重/日としており、2007 年に発表された WHO/FAO/UNU によるたんぱく質必要量に関する報告でも同じ値を全年齢におけるたんぱく質維持必要量として用いている。

■摂取上限は設定されていない
また、20% エネルギー以上(又は 1.5 g/kg 体重/日以上又は 100 g/日以上)の高たんぱく質摂取が腎機能(糸球体
濾過率)に与える影響を通常または低たんぱく質(高たんぱく質摂取群よりも5% エネルギー以上低いものとする)に比べたメタ・アナリシスでは、有意な違いは観察されなかった 51)。しかし、試験期間が短いなど課題が多く残されている。したがって、現時点ではたんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分ではない。以上より、耐容上限量は設定しないこととした。

■高齢者でも体重ぶん(g)のタンパク質は必要
フレイル及びサルコペニアの発症予防を目的とした場合、高齢者(65 歳以上)では少なくとも 1.0 g/kg 体重/日以上のたんぱく質を摂取することが望ましい。

■腎臓病患者に求められる「低タンパク食」も確実ではない
低たんぱく質(0.8 g/kg 体重/日より低摂取)は、慢性腎臓病の病状の進行を遅らせるために有用であると考えられるものの、推奨すべき摂取量の範囲や、そのような食事療法を行った場合の効果の確実さについては、まだ結論が得られていない。

厚労省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」

最近話題の Chat GPTにも聞いてみました。

A: 筋肉量を増やすために必要なタンパク質の量は、個人の体重やトレーニングの種類、強度、頻度によって異なります。一般的に、アメリカ食品栄養学会(Academy of Nutrition and Dietetics)は、運動に従事している成人の場合、1日あたりのタンパク質摂取量を、体重1キログラムあたり1.2~1.7グラム程度と推奨しています。
例えば、体重が70キログラムの人であれば、1日あたり84~119グラムのタンパク質が必要となります。ただし、トレーニング強度が高く、頻度が多い場合や、脂肪量を減らしながら筋肉量を増やす場合は、より多くのタンパク質が必要になることがあります。

Q: 筋肉量を増やすために必要なタンパク質の量は?

但しこれらは、
運動量に対するタンパク質の必要量なので、
ChatGPTが言うように、
筋量UPの場合はこれ以上必要になります。

ただ、最近の研究で、毎日体重の1.5倍(g)で効果が出ることがわかったとの報告もあります。

筋肉をつけるために必要で理想的なタンパク質の量は、我々が考えているよりも少ないかもしれないことが新たな研究で明らかになった。
2022年9月4日付で『スポーツ・メディスン・オープン(Sports Medicine Open)』に掲載されたメタ分析(過去の研究の分析)によると、体重1キログラムあたり、少なくとも1.5グラム(1ポンドあたり0.7グラム)のタンパク質を毎日摂取することで、筋力が最大限に増強する可能性があるという。

「筋肉増強に必要なタンパク質の量は意外に少ない…最新の研究で明らかに」
Business Insider

片腎レギンスアスリートとして、実証実験始めます

腎臓を守るために、
お酒もタバコも止めてます。
外食を最小限にして、塩分も控えてます。
リンを控えるために、
レトルト系もなるべく避けています。
どんだけストイックなんだ・・(笑

大好きなプロテインぐらい少しは飲みたいです。
まだまだショボいですが、
筋肉のカットが出るのが嬉しいんです♪
なので、今日からは、
体重の1.5倍(約70g)のタンパク質を毎日摂りつつ、
筋トレを継続していきたいと思います。

さあ、片腎レギンスアスリートとして、
実証実験スタートです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?