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イスタンブールとイタリア周遊2023(6)

2023年6月、初めてのトルコ、イスタンブールに滞在した後、イタリアの3都市を周遊しながらミッレミリアを楽しむ、シニア夫婦の自由旅。

ミラノ2日目滞在そして帰国編となります。


ミッレミリア見納め

6月17 日(土)
朝、妻は昨日の疲れのせいか、ベッドでゆったり。
この日の午前中は私だけ地下鉄でコルソ・ヴェネツィア(Corso Venezia)へ。

地下鉄駅「Palestro」の入り口

Mille Migliaの参加車両は午前7時過ぎからすでにミラノを出発していて、私がコルソ・ヴェネツィアに到着したのが午前9時10分過ぎ。
既にゼッケン300番以前のクルマは通り過ぎていました。

コルソ・ヴェネツィア通りにて

実はヴェローナとピストイアのまちでは、時間の関係もあり、Mille Migliaの参加車両のゼッケン300番から400番台がすべて撮影できていなかったので、ここでは今まで撮影できなかった車両を撮影したいと思い、来ました。

MASERATI A6 GCS/53 FANTUZZI
Porsche 356 Speedster
Lotus Eleven

MIMOパレード

Mille Migliaの参加車両が通過し、これで終了と思っていたのですが、なにやら引き続いてスーパーカーやクラシックカーが走ってくるのに遭遇。

実は、ミラノ自動車クラブの120周年記念として、MIMOに120台のクルマがパレードしているとのことでした。
そう、このパレードは事前に把握していなかったので、私にとってはほんとラッキーなひとときでしたね。

La Ferrari
Isotta Fraschini
Lancia Beta Montecarlo

午前10時過ぎ。
Mille MigliaそしてMIMOの参加車両を見送り、これで本当に、クルマ三昧は終了。
地下鉄に乗って、アパートへ戻ったら、妻はまだベッドで寝ていました~。

青空マーケット

アパートに戻って、午前中は撮影した写真データの整理とネットでメールなどの確認。
妻もやっと起きたので、一緒に外出となりました。

2ブロック離れた公園で、青空マーケットが開かれていたので、そちらを散策。

衣料品や生地も販売するお店
こちらは八百屋さん
魚屋さんの屋台も

マーケットは青果物や鮮魚を販売するお店のほか、衣類関係のお店はインド系やアフリカ系のテイストを感じるお店もあり、ここに来ているお客さんも移民の方も多く、ここはほんとイタリアなの?って感じを受けました。
その分、多国籍気分を味わうことができ、面白かったですね。

ちなみに妻はよさげなカーディガンをトルコ系?のお店で購入。

インド系の生地
テントの梁を利用して服が飾られていました
子供をあやす妻
イタリアでも秋田犬は人気のようですね

イタリアでケバブにハマる

さて、昼食は前日に引き続き、ケバブ屋さんにて。

パニーノ・ケバブ

普段、日本では滅多にファストフード店に入ることはない私たち夫婦。

でも、こうして海外を旅するとき、店頭に値段表記された料理の写真があるお店なら、指で示して注文できるからとても簡単。

また、店員さんも気さくな方が多く、片言の英語は話せるから、結構イタリア語が分からなくても、言いたいことは通じちゃう感じ。

もちろん、価格もお手ごろだし、量もそこそこで、60代夫婦にとってはお腹いっぱい。
私はケバブに完全にハマってしまいましたね。

妻とまちぶら

若い人なら、「ミラノに来たならブランド品を!」なんて思われる方が多いんでしょうか。
私の場合、特に服やバックなどにこだわっている訳でもないので、ブランド品めぐりは見ているだけで疲れちゃいます。

でも妻は、やはり自分が気に入ってものがあれば欲しいという感じ。
なので午後からは、妻の考えを最優先し、まちをぶらぶら。

ま、今回の旅は妻にとってはずいぶんと私の都合に合わせてくれていたし、最後はやはり妻に従うことに(当然かな)。

Church of Saint Gregory The Great

食後の運動もかねて、ヴェネディット・マルチェッロ通りという大きな木々の並木が続く公園のような通りをのんびりと散歩。

そしてヴィットル・ピザーニ通りにある「TIGOTA」へ。

アパートでのひととき

「TIGOTA」でちょっと買い物したあとは、いったんアパートに戻り、休憩。
翌日は帰国のため、朝から空港まで行くので、荷物の整理も。

そして、スーパーで買っておいたビールとつまみで、午後のビールタイム。

やはり、宿泊先がアパートだと、気兼ねなく、のんびり過ごすことができますよね。

前日のチェックインのときお世話になった守衛のおばあさんを見かけたので、日本の100均で買った団扇と手ぬぐいをプレゼントしたら、大喜びしてくれました。

そんな、イタリア人のおばちゃんとの、ちょっとしたふれあいも良い思い出となりました。

アパートの洗面室
キッチンの壁側の棚

再び、外出

夕方、ちょっとミラノ中央駅へ。

中央駅には地下のスーパーの他に、可愛いブティックなどもあるので、そちらをウィンドウショッピング。
やはり、妻にとってはこうゆう時間が一番嬉しいようでした。

バッグのお店は見るだけ

そして、この夜も妻の希望で、「Ristorante Sagami」。
今回の旅行後半は、主にケバブと和食で済ますことになりましたが、特に高級イタリアンが食べたいとは思っていなかったので、これも良いかなっ。

海外を旅しても、普段の暮らしの延長線上の、背伸びしない「日常」を楽しむことも私たちの旅行スタイルかと思います。

ベルガモ(オーリオ・アル・セーリオ)空港

6月18日(日)
いよいよイタリアからお別れする日となりました。
アパートをチェックアウトし、ミラノ中央駅の東側にあるベルガモシャトルバス乗り場(Bergamo Shuttle Bus Stops)へ。

ミラノ近郊にはミラノ・マルペンサ国際空港、ミラノ・リナーテ国際空港、そしてベルガモ(オーリオ・アル・セーリオ)国際空港の、3つの国際空港があり、私たちが乗るイスタンブール行きのターキッシュエアラインズはベルガモ市にある空港となります。

午前8時半のプルマンバスに乗ってベルガモへ。約50分ほどでベルガモ空港に到着。

ベルガモ空港は格安航空会社LCCで有名なライアン・エアーの本拠地ということで、朝からチェックインコーナーは人でいっぱい。

チェックインコーナー

私たちが乗るTK7795便はアナドルジェット(Anadolu.Jet)というターキッシュエアラインズの子会社LCCで、最初はその表示がよく分からず、グランドスタッフの方に教えてもらい、無事チェックイン。

手荷物検査では行列ができていて、ちょっと時間はかかりましたが、出国手続きはスムーズ。

地方都市の小さな空港のため、ショッピングエリアも小さめ。

ちなみに、空港に隣接して大きなショッピング・モールがあるので、早朝のフライトを利用する方にはモールの隣にあるホテルに前泊して、ショッピングモールを楽しむことも選択肢のひとつだと思いますね。

さて、12時40分。
ターキッシュエアラインズTK7795便(Anadolu.Jet機)は定刻通りベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ国際空港を出発。

Anadolu.Jetの機体に搭乗です

イスタンブール・サビハ・ギョクチェン空港

トルコ時間、午後4時過ぎ、無事サビハ・ギョクチェン国際空港(SAW)に到着。

サビハ・ギョクチェン空港

ここではいったん、トルコに入国し、預けたスーツケースを受け取り、改めてカタール航空のカウンターデスクでチェックインし、スーツケースを預け直すこととなりました。

ここからはカタール航空のQR244便にてドーハ空港へ向かい、ドーハではQR806便に乗り継いで成田国際空港へと向かうことになります。
ちなみに、サビハ・ギョクチェン空港で預けた荷物は成田で受け取りです。

カタール航空QR244便の出発までの乗り継ぎ時間は3時間ほど。
少し時間もあったので、まずはカードラウンジ(ISGインターナショナルCIPラウンジ)で一休み。

サビハ・ギョクチェン空港にて
ISGインターナショナルCIPラウンジにて

サビハ・ギョクチェン空港のカードラウンジは、イスタンブール新空港と比べるとやはり古さを感じてしまいましたが、軽食や飲み物などのサービス内容は良かったと思います。

QR244便はゲード204Aで、定刻どおりの出発です

サビハ・ギョクチェン空港からドーハ空港へのフライトは4時間ちょっと。
まだまだ日本へは時間がかかります。

QR244便

午後8時5分、トルコのイスタンブールともお別れ。
ドーハ行きのフライトの乗客はトルコ系の人やアラブ系の人がほとんどで、やはり日本人は少ないようでした。

QR244便の機内食(ラザニア)

離陸して1時間ほどで夕食のサービス。
私はラザニアを選択。クスクスのサラダも結構美味しく、赤ワインが進みましたね(もちろんお代わりも)。

6月19日(月)
フライトは順調で、深夜0時15分ドバイ到着となりました。

ドバイ空港

ドバイでの乗り継ぎ時間は2時間弱。
まずは到着して、インフォメーションボードを確認。

QR806便の搭乗口はC40

深夜だというのに、ショッピング・コーナーのお店も開いていて、お客さんもそこそこ居て賑わっていました。
でも、広い空港内の移動だけでも時間がかかるので、ショッピングコーナーをゆっくりとは見ることができず、足早に通過。

妻はハロッズのお店をゆっくり見たかったようで、だいぶ不満げでしたが、なんと言ってもこの時間、眠気もピークに達していたので、とにかくC40搭乗口の近くまで行き、待合スペースで休みたかったのでした(眠たいせいか、写真はほとんど撮らず)。

そして、いよいよ日本、成田空港へ向けたのフライト。

いよいよ帰国へ

午前2時過ぎ、カタール航空QR806便は成田国際空港へ向けて出発。
成田へのフライト時間は10時間半を予定。

QR806便の1回目の食事

真夜中の食事は機内のライトも暗めになっていました。
さすがに、食欲はあまりありませんでしたが、白ワインのお陰でなんとか完食。
この頃になると、眠気も失せて、モニターで映画を続けて見ていましたね。

2回目の食事

そして、2回目の食事。
ごはんに八宝菜のような?料理でしたが、ミラノのサガミで日本食は食べていたので、「ああ、嬉しい!」とは思わなかったです。
ま、ずっと機内食で、食欲がほとんどなかったせいもありましたね。

そしていよいよ、成田へ。
6月18日午前8時過ぎ(日本時間午後3時過ぎ)にミラノの宿泊先を出発し、6月19日午後6時半過ぎに無事、成田国際空港への到着。
27時間を超える大移動となりました。

ちなみに成田から東京へ出て、新幹線で帰ったので自宅到着は午後10時くらいでした。


旅を終えて

イスタンブールとイタリア周遊の旅。

飛行機や鉄道、そして宿泊先もインターネットで自ら手配することも大変でしたが、60歳を過ぎた私たちにとっては、その計画を実行することも簡単なことではなく、非常に良い経験となりました。

特に自由気ままな旅は、ほとんど日本人と出会うことがなく、思いもよらぬ出来事にも遭遇することもありましたが、その分、夫婦のきずなを強く感じることができたと思います。

これから年金生活を迎えることとなり、今後はなかなか海外旅行にお金を使うことができなくなるかもしれませんが、やはり元気で動けるうちに海外へも出かけて、新たな経験や発見をしてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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