これから猫を保護するかもしれない人、そしてそんな人にアドバイスするかもしれない人へ読んで欲しいこと。

無駄に長いです。こんなめんどくせえの読めねえよ!!!って方も、よければ③だけでも読んでください。というか、③にほぼ全部言いたいことが集約されてます。


1. はじめに。

2. これから猫を保護するかもしれない人へ

3. これから猫を保護した人にアドバイスするかもしれない人へ

4. おまけ  私が震えたありがたい言葉たち


1. はじめに。

隣の家で放置された猫を見つけた日から、毎日がめまぐるしかった…

正直、最初に発見した時は、やっと隣人が引っ越して日々の悪臭とストレスから解放されたと思ってたのに、最後の最後にとんでもない置き土産置いていきやがって💢💢💢って気持ちが強かった。だから猫は大家さんに任せて、私はノータッチで行くはずだった。

大家さんの依頼で警察に電話し、愛護センターにたらい回しにされ、愛護センターからも特にはっきりした回答はなく、それを大家さんに伝え、私にやれることは終わったなぁ……って、あれ?これ何も解決に動いてなくない?? と、ふと気づいてしまった。

そんなに好きでもない動物、それも私からしたら憎き隣人の置き土産。それでもグッタリした猫たち見たらほっとけないと思ってしまった。

気づいたらどっぷり生活を犠牲にして猫の里親探しに翻弄する日々になってた。そんなつもり1ミリもなかったのに…

と、こうやってある日突然目の前に消えそうな命が現れて放っておけなくなってしまう人、他にもいるかもしれない。今後現れるかもしれないその人達へ、そしてその人たちを手伝いたいと思ってる人たちへ、今回の経験を元に私が一方的に伝えたいほぼ愚痴を書き残しておこうと思う。


2. これから猫を保護するかもしれない人へ


●保護しないといけない猫を見つけたら、まずは関係各所に連絡

…ってそんな事言われたっていきなり出来んよね?突然未知の世界に放り込まれるんだから。

過去4回、何故か捨てられた子猫に遭遇したけどもその時は子猫だったし数も少ないし…で、毎回知り合いとかに口コミでお願いしたりしてなんとか譲渡先を見つけていった。でも今回みたいな成猫だったり数が多かったりしたらなかなかそう上手くも行かない。そんなときにどこ頼ればいいんだってなると思う。

とりあえずコメントで「愛護センターは処分されるとこだから絶対に連絡するな!」って色んな人に言われたけど、少なくとも大分県では違ったよ。

発見翌日、猫たちの居場所がなくなりそうな時、愛護センターが不動産屋に連絡してくれたおかげで1週間の期限が貰えたし。

保護猫団体へ連絡!って言われてもどこに連絡していいかもすぐには分からんと思う。普段からそういうのに興味なかったら、どこにそんな団体がらあるのかも分からないと思うし、焦って変な所に関わってめんどくさい事になるかもだしね。

そういう保護団体も、愛護センターに聞いたら教えてくれた。愛護センターって一概に悪いとこじゃないんじゃない?(県によるかもだけど)って思うから、具体例挙げずに相談してみるだけでもいいかも?


●SNSで呼びかけるメリットとデメリット

メリット →  たくさんの良心的な人が一緒になって考えてくれる

デメリット → 一部のアイタタな方からとんでもないウザ絡みとか良心の行き過ぎたことされるかも

これはあとで、「これから猫を保護するかもしれない人へアドバイスするかもしれない人へ」に詳しく書くけど、まあメリットもデメリットもあるよ!っていうことで。

ただ、私は今回Twitterで呼びかけてよかったと本当に思ってる。

水面下でもSNS以外の場所で、過去4回と同じくクチコミとか紹介とかでたくさん活動したけど、私の元に希望は一件も来なかった。

でも、Twitterからはたくさんの人が問い合わせにきて、そして猫を貰っていってくれた。

やっぱりSNSだと声が届く範囲が全然違うなと実感した。

あと、助けてくれる人たちの無償の善意に本当に救われた。物資はもちろん、折れそうな時に声をかけてくれたりと、応援してくれる人達がいたから頑張れた。中には行き過ぎて逆に迷惑かけてくるマイナスな人もいたけども、それはほんの一部で99パーセントの人が私にとってプラスの存在だった。

これはあくまでも私の話で、同じようになる保証はないけども、Twitter、インスタ、FBなどのSNS拡散も候補に入れてみてもいいかもね。


●覚悟は必要

色んな団体や施設があまりにも頼りなさすぎる時の絶望感、いつまでも譲渡先が決まらない時の焦燥感、保護中様々な事に発生する想定外の費用、更には募集ややり取りで削られるプライベートの時間。

それを犠牲にしてやり遂げるのって相当な覚悟か使命感がなければ大変だと思う。

それでもやっぱり、何もせずに命が消えてくのは後味悪いし…って思える人はちょっとだけ頑張ってみて欲しい。

私は猫あんま好きじゃないけど、それでも一匹一匹、新しい家に迎えられてく度に心から嬉しかったし新しい生活が幸せであるようにって心から思えた。めんどくさいけどやってみて良かった、救えて良かったって思えた。

だからやれって話じゃないからね。マジで大変だから。出来なくて諦めても誰も貴方のこと責めれないから、自分のできる範囲でやれそうな事だけで全然いいと思う。



3.これから先、猫を保護した人にアドバイスするかもしれない人へ


●施設を紹介する時は、できるだけ詳細に

いただいたDMやコメントで結構多かったのが、「●●の▲▲さんが保護猫活動してるらしいです」とか「■■って施設に聞いてみたらどうですか?」とかの直接の知り合いでもない人や団体を噂だけで紹介される方。

初めてのところに突然コネクションもなく電話して事情を一から説明したのちに「いや、うち保護とかしてないです」って言われるのはとっても大変です。
また、その成果の得られないやり取りのために無駄な労力と時間を犠牲にしないといけません。

紹介してくれようというお気持ちはとっても嬉しいのですが、
本当にそれが解決策を早急に求めている相手にとって有益な情報なのか一度吟味するといいかもしれません。

参考までに、私がありがたかった情報としては、
「私の知り合いに●●という愛護団体をしている方がいます。保護はしていませんが、▲▲や■■でなら手伝えます。もし、そのようなサポートが必要でしたらお繋ぎします」
みたいな、どんな人で、どんな協力をお願いできて、どういうルートで連絡を取れば良いかを具体的に教えていただけると紹介いただた後もスムーズに話が進むのでありがたかったです。

今後また別の方へ同じように情報提供される機会があった場合は是非上記参考にしていただけると嬉しいです。



●勝手に連絡・行動しないで

今回一番困ったのがこれでした。

実は、初期の頃毎日知らない団体や個人の方から「猫のことで相談があると聞きました!!なんでしょうか?」って感じのDMが届いてました。

自分が知っている・お世話になった人や団体ならさくらさんの力になってくれるかも!って思ったどこかの優しい方たちが、
それぞれその方たちの知り合いに「さくらさんって方が困ってるからアドバイスしてあげてほしい」って私の連絡先を伝えてくれてました。
善意なのはわかります、その方たちの優しさっていうのもわかります。

でも突然、知らない人から連絡が来て
「なんか困ってるんだって?うち保護は手伝えないけどアドバイスならできるよ!とりあえず状況1から説明して!」
ってメールが毎日何通も届くのがどれだけ苦痛だったか。(しかもほぼ遠く離れた県外の方たち)

連絡くれた方も、その方へお知らせしてくれたどこかの誰かも決して悪気があるわけでない、むしろ助けてくれようとしているという気持ちがわかってるから余計にいい加減な対応ができない。
その対応に時間を割いてる間にも続々と似たようなDMやリプが届き、本当に必要な情報を見逃してしまう…という悪循環でした。
途中で、これにいちいち対応していたら間に合わない!!と思い、友人の水華ろににそういうメールの窓口を変わってもらい、私はとにかくすぐ保護につながる、里親希望の人の対応のみ全力であたってました。

紹介前にワンクッション、「紹介しましょうか?」と聞いていただければこちらでお願いするか判断でき、もう少し対応が楽だったかもしれませんので、もし今後誰かに知り合いを紹介したい場合は、先に確認をとってから紹介してあげてください。。


他にも、「(一方的に)紹介したからこの猫たちの譲渡については○○さんへ!」とかまだやり取りもしてない団体を勝手に窓口に指定した情報も流れてて、相手の団体にも迷惑かけるし私達も困るし…でした。


また、警察署や愛護センターにもいろんな方がそれぞれ善意から連絡してくれたようですが、公的機関には相談すべき人(私・ろに・大家)でちゃんと対応してます。
ツイッターで知り得た情報だけで通報されても対応機関も逆に手間ですので今後やめたほうがよろしいかと思います。



●人それぞれ、できる範囲が違う事をわかって


前もnoteに書いたけど、無茶な要求が多くてそれはそれはストレスでした。

・今すぐ病院につれていけ
・譲渡する相手の家まで猫を連れて行け
・契約書をかわせ
・毎月動画を送ってもらえ
・拾ったんだから死ぬまで責任持て

個人レベルでできる人がどれだけいるだろうってちょっと考えてみてください。

何をするにも、時間もお金も使うのは拾った人です。
できる人はもちろんやればいいと思います。

でも保護したからには全て責任持てってなると、保護した人の負担が半端なくなります。
結果、捨てられた動物が居ても見なかったことにしようってなってしまいます。

どうか、その押し付けをしようとしている相手も
猫と同じように生命があって、生活もあって時間に制限もあるってことを考えてみてほしいです。



○おまけ 私がいただいた、ありがたいお言葉たち


「相手の住所教えてくれたら譲渡後の監視引き受けますよ」

「私が代わりに通報するのでさくらさんの住所おしえてください」

「契約書交わしましたか?交わしてるなら見せてください」


一言で言います。
個人情報管理ガバガバか!!!!!!!!!!

以上、ご清聴ありがとうございました。




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