籠城 解体新書


構成



①山回復カード


《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》


フィニッシュカード。ビートダウン戦略はシールドを割ってダイレクトアタックできない状態であればいつかLOする。こちらがLOしないのであれば相手の山が先に切れる。
盾を殴ってこないデッキに対して安心できる2あると安心できるが後述する2枚で手軽にボトムケアが可能であるため基本的には1で済む。
細かい部分だが山回復だけでなく黒緑アビスには大体④の役割をこなせる他、赤青マジックのチェンジ《カラクリバーシ》(→《パーフェクトファイア》)1点にはGSを使ったのと同じ結果を引き起こせる。
素引きすると呪文を封じられた状態の山回復ができないが《レッドゾーンX》《デイヤー》等で捨てて修復できることに留意。

《アルケミストヒルズ》が期待の新人だったが、相手のメインデッキ+外部ゾーン全てへの受けが成立しているのであれば相手の山消費のスピードを早める必要はなく、また こちらの受けトリガーに反応して増える手札の消費先がない、というか山の上から引くカードは大体③でありアクティブターンのアクション数は1がほぼ最大限なので手札を増やす益がほぼない。山の上から引いた③を一回だけ使ってターンを返すのはアルケミストヒルズがあってもなくても同じなのである。

山を回復しているわけではないが広義では《13番目の計画》の役割も①と同じだろう。金太郎飴デッキならサイキックゾーン1枠ないし2枠程度で勝ち筋を作れるバリューは言わずもがなだ。


②ポジトロンサイン 目的不明の作戦


止めすぎのボトムケア『も』できるカード。
この2枚にもそれぞれ弱点があるが元より殿堂カードであるため枠を取らず、弱みが色濃く出る場面であっても それらはデッキの構成でカバーできる範囲でありほぼ確定枠



③盾追加トリガー


『理想を言うなら』このデッキタイプは
止めすぎ1ポジサイ1目的不明1以外の全ての構成カードをこれにしたい。そうすれば相手のシールドブレイクでこちらの盾は減らないため盾追加で減る山札をどこかで修復してしまうだけで《13番目の計画》で山札の多いこちらがいつかは勝つ。しかし昨今のビートダウンはそれでは受けを成立させてくれないので④以降がある。
これら1枚1枚に採用理由があるが網羅しようとすると文字数がかかるため簡易紹介とする。

《月光MAX》


バブルトラップor盾追加
基本は盾追加しか使わないが
1: 相手のブレイクにより全て盾が割られている状態でさらに相手の打点が控えている状況で他の盾追加トリガー解決の前に一番最初に使う場合(盾回収のリスクがない) 
2:こちらのトリガーを封じる存在
3:カクメイジン
には積極的に使っていきたい。
当たり前だが他の盾追加トリガーが5マナ以上の中、これだけは4マナなので手札を攻撃してこないデッキに4ターン目から盾追加しにいける。


《エターナルカオス》


色が強い。マナにとりあえず埋めておくと熾烈なハンデスに曝されている状況でもアクティブターンに上から引いた盾追加トリガーを使いやすくなる。
《カクメイジン》がバリバリ盾を割っている時に唱えると橫の《マグナム》や《同期の妖精》の破壊を強要できる。
たまに自分のターンに《レッドゾーンバスター》《レッドゾーンX》のパワーを使って盤面除去をすることがある。
《ペルフェクト》や《ゲンム》有する天門には無力。


《偽衒学者の交渉》


イカレカード。
『相手のデッキの最大値を受けとめる』前提で組まれているため相手に追加の手札を渡すリスクを最小限に3枚引きながら相手の山札を1枚破壊できる。
黒緑アビス対面《テレスコテレス》を使ってこちらがトリガーとして使えなかった④以降のカードを全て捨てさせることでアクティブターンに盾追加orマナ埋めの どちらかのアクションしか出来ないようにして じわじわ盾を詰めてくる場合があるが このカードはその戦術に3体のテレスコテレスを要求する。


《ライブラシールド/セイントカイザー》


やや弱い《交渉》。
蘇生カードを使った構成なら墓地にクリーチャーを落とせる。
《赤黒ドルマゲドン》対面等は相手の手札がカツカツなのでアクティブターンにこれか《交渉》の どちらかをつかえる選択肢があるならこちらから使う(手札に寝かせてもドルファで使えなくなるし)。


《ミッシツ》


レッドゾーンバスターが乗る。
これだけで圧倒的な性能だが
肉であるため外部特殊カードが《零龍》なら破壊の儀 復活の儀 達成に貢献し、《ドルマゲドン》でもコマンドであるために殴れる。


《ドルーシ》


これも肉。ミッシツと違ってドロー後手札から埋めるため状況に合わせたカードを仕込める。
ハンドキープ基準に「ドルーシで埋めるべきカード」という要素が生まれるためラフルルラブデッキにはドルーシを抱えるプレイングを忘れずに。
ドルマゲドンだと殴れない。


《ルクショップチェサイズ》


重いだけあって増やせるシールドの「質」はドルーシとの2強。SSTはインクの染み。


《ANDスパーク》


《交渉》と並んでこのデッキで最も強いカードだと思っている。
ペルフェクトゲンムネバーラストエモコアを受けとめたい対天門には④がほしくなるが これは盾追加STでありながら④でもある。適正枚数は8くらい。


④超過打点受けトリガー


弱いカード。
入れたくないが《目的不明》《ANDスパーク》の5枚では《ペルフェクト》有する天門は受けられないので積むしかない。《ゲンムエンペラー》《ネバーラスト》が場にある前提のカード選択になる。


《ドレミ団の光魂Go!》


かなりマシ。
超過打点受けを投げなくていい場面でも手札の盾追加トリガーに変換できる。
青いカードが意外と積みにくいデッキなのでブルーカウント換算できるのは かなり嬉しい要素。


《DNAスパーク》


能力読むと えー……となるが
対天門は結局盾3枚以下で受けることになるので対天門には《ANDスパーク》になる。
天門以外には③になってくれる《光魂Go》
天門だけには6枚目以降の《ANDスパーク》になるこちらが強い。


《龍魂のトラップスパーク》


また怪しくなった……とゲンナリするが
1: ⑤を兼ねられるため《カクメイジン》には除去に使える。アドバンスのマジックには《ブルース》が入るため《単騎》にも除去トリガーよりマナ送りが効果的。
2: イソレイトを使う場合、ヴィルドテラを出すための緑が非常に積みにくい。
以上の要素から《デーモンスパーク》《SSS》よりは強い評価


《トリガージャー》


一見怪しすぎるが上記の《トラップスパーク》と同じく⑤を兼ねられる。外部カードが《零龍》なら破壊の儀からピック可能な超過打点受けであるため《ドルーシ》から埋めるトリガーの質を高める目的で5色カードの弱みがあっても個人的には1枚は入れたい。
同時に割られたトリガーで受けられるのであればドラグハートが複数付いた《最終モルト》や
Exライフが生きている《ドルファ》等に破壊+マナ送りを重ねることもあるだろう。
上記の《トラップスパーク》の項でも触れたが除去よりマナ送りが強い状況があるので少し考えてみよう

《カオスマントラ》


正確にはトリガーではないが役割は④なのでここで紹介する。
盤面で放置された《ドルーシ》をリソースとして一回だけペルフェクトの召喚カウントに数えられないスパークが打てる。
ドルーシ前提であるため信頼性は薄いが
2枚目の《カオスマントラ》や
《グランギニョール》等のバウンスと組み合わせ、さらに《ドルーシ》で埋めるカードを《ドルーシ》にすることでちょっとした受けループが完成する。
エモコアで止まるが一枚目はほぼ読まれないだろう。


⑤除去


《月光MAX》だけでは間に合わないクリーチャーのために積むカード。弱い。④と同様あまり積みたくない。
ペルフェクトとかカクメイジンとかペルフェクトとかゲンムとかペルフェクトとか選ばれないエモコアとかペルフェクトとかペルフェクトとかラフルルラブとかペルフェクトを意識してカード選択をする。

《FORBIDDEN STAR ~地球最後の日~》


冗談のようだが一番強い。
13番目の計画は①の役割を持つ上に外部ゾーンに置けるため山札修復カード2枚目以降の役割をデッキ全体に懸かる負担を最低限に抑えたまま発揮できるとは前述した通りだが、
こちらはサイキックゾーンの《ミラクルス》4枚との組み合わせで
白青黒含む5マナを揃えただけでメインデッキに過剰に赤、黒のコマンドを積むことなく禁断爆発のカウントを着実に進められるのだ。
このデッキタイプにおける対天門は
終わりのない防衛戦をペルフェクトとゲンムの縛りの中で満足に盾回復も許されないまま悠々とヴェロキボアロスが追加のペルフェクトを出してくるクソゲーをやらされるマッチだったが天門側に全体封印のタイムリミットを要求することができるので、
あとは選ばれない『禁断』指定 エモコアをスパーク系と同時踏みした黒コマンドやミッシツでしっかり踏んであげれば良い。


《マイナストリガー》


ペルフェクト除去のために積むカード。
全部似たり寄ったりなので一緒に解説する
全て弱いがペルフェクト以外への強弱がある。

《サスペンスザイン》
単体-15000。一応Exライフ込みの
《ザ・キラー》やドラグハート付き《最終モルト》の一発除去ができるかもしれない。ギャイアは無理(墓地の儀の-3000と合わせてギリギリ)
弱いのにペルフェクト+ゲンムの前で4枚以上のトリガーを解決できる可能性があるカードはさらに条件を追加しないのであれば これしかない。深刻な選択肢の狭さを物語っている。
《スパイナー》
同期+アーテルを一発除去できる。
カクメイジンを破壊できないのが致命的。
《九番目の旧王》《怨念スクラッパー》
ゲンムで唱えられない悲しいカード。
同じような性能だが怨念の方はとこしえ+とこしえ+ドルファ等で詰められたときにとこしえを2体同時に除去できる。
デドダムジルコンが複数並ぶオービーやアナジャには旧王のほうが強い。


《黒コマンド》


レッドゾーンXが乗るカード。
ドルマゲドン型であればアクティブターンの《ミラクルス》出しによる積極的な封印はずしと合わせて強力なカウンターになる。

《グランギニョール》
バウンスなのは痛し痒し。カクメイジンやラフルルラブは出しなおされるが自分のドルーシ等をバウンスできる。
零龍型でも自前で蘇生できるため復活の儀達成に貢献できる。


《熊田すず》
強い《イハッカ》。
まだ試せていないが不意のハンデスが偉そう。
なぜかドギラゴンXにもなれる。


《悪魔精霊フンボルト》
信頼性が低い代わりにクリティカルに刺さる場面がある。
盾送りなのが重コントロール等に強く、再利用のしにくさからマナ送りの偉さのもう一段上の偉さがある

《ブラックアウト》
盾追加トリガー、超過打点受けトリガーを
ペルフェクトの3回制限中にに両方使いたい天門対面に於いて召喚宣言にかからず
《レッドゾーンX》に繋がるのでシールドトリガー換算できないリスクに見合っているカードではある。
競技シーン以外は《ゲリランチャーX》にしよう。

《ロマネス仙鬼の封》

様々なトリガー対策があるがそれらをすべて無視して単体除去を飛ばせる
カード。単騎とファイナルストップでクリーチャートリガー、呪文トリガーを両方対策された状態でも同期に守られたカクメイジンを破壊できる。


⑥その他


基本要らないがここで無理な対面を解決できることがある


《ウルトラクイック・マホガニーハンドル》


バカカード。
基本毎ターン盾を追加できる③と④を両方確保しなければならない歪さをある程度解決できる。
これ自体がトリガーでないためこれ自体も歪みの原因になる模様。

《ドッカンデイヤー》


ハンデスを主な戦術としない相手には自然と潤沢になるハンドリソースをアドバンテージに変換できるカードを積めないデッキに
1枚だけ仕込める鬼札。
マジック等を相手にすると零龍型で手札の儀を達成できない問題をスマートかつパワフルに解決できる。

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