徒然なるままに三浦春馬を思い浮かべる                

 彼は ある時は才能ある役者さん、繊細な役をしたかと思えば歌も上手い、ドラァグクィーンを演じるチャレンジ精神溢れる、言わば私が応援することもないくらいの人だった…

そんな人が居なくなってしまった。

 彼は内面の葛藤を自分自身に封じこめ、周りにはそれを感じさせない程、ナチュラルに、チャーミングに、時にcoolな春馬だった。それは嘘ではない三浦春馬くんだよ。

 私は、『大切なことはすべて君が教えてくれた』の修司と『僕のいた時間』の拓人が好きだ。 完璧なHEROより、揺れ動く心を描く演技がすきだ。 

 最後の主演作品『天外者』では 地元の偉人
五代友厚を、光栄な事に演じてくれる。
 質実剛健、叩かれても立ち上がる無骨な薩摩男子を、あの春馬くんがどう演じるのか、かなり興味深いポイントだ。
 
 公開前ショートムービーの中の五代友厚、いや三浦春馬は 叶えたい夢に向かって目を輝かせ語るシーンが多い。
その中に泣くシーンが2箇所入っている。
妻豊子といて何かを見つめながら悔しそうに泣いている。    
もう一つは、目を瞑るはるを抱えながら泣きじゃくる。       

春馬くんの泣くシーンには、これほど感情の落差が表現できる俳優はいないと心を大きく揺さぶられるパンチ力がある。              
 

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