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寄稿シリーズ01 無の瞑想


真守流魔道 魔術師 Liza
聴覚を利用したスクライング儀礼を得意とする。手先も器用で様々な魔術道具を作成する。
『リアルな魔術師の日常を』と依頼したところ、以下の文を送ってきた。
魔術結社特有の『師匠マンセー』感が若干匂う部分は削除させてもらった。
それもまた魔術師のリアル。

コーヒー&タバコタイムや、疲れて一息ついた時など、無意識にぼぉーっとしている時、無意識に幻視をみます。
空、アスファルト、手、壁、木々の木漏れ日の中、等がありますが、眼の焦点を合わすことなく、『脳の視覚野』の焦点が合っている感じ。
幻視で見えたものすら無視し、自身の脳内を自身の気が彷徨いたゆたい、自身の中の溢れそうなモヤモヤした『気』等を体中の毛穴から解放させて終了します(追儺は大切です。)

人間ってそれぞれが各々に様々に、生きているだけで、不安や悩み、しんどさ、辛さ等あります。無い人なんていません。「私今すごく幸せ!!」って言えてても、一寸先は闇、歩いてたって突然死ぬこともある。
私は、自身の先の見通しが立たない「今」にすごく不安を感じていました。
私の無の瞑想とは、その気を発散解消する為にしていましたが、ある日「どんなに遠いゴールであっても、ゴールを設定すれば、辿り着けないゴールはない、コツコツ歩みを進めれば、いつかゴールに必ず到達できる」と決めたんです
そしてゴールに辿り着く度に、自信に繋がり確信に変わりました。
もちろん、日々無の瞑想を5分でもして、一旦フラットにしてからコツコツ歩みを進めるのです。
そんな時にトラウマにぶち当たりました。その時に、魔術が教えてくれました。
「今まで歩んできた人生から未来は作られる。今に拘ってはならない。『今』という刻一刻と過ぎゆく『今』でさえ既に過去である。過去に囚われるのではなく、未来を決めてしまい、未来を見るんだ」と。
それは私の心にスッと染み込んで腹落ちしました。
地道ではあるものの、コツコツ歩みを進めれば、気づけば自ずと身についている事にある日突然ハッと気づくのです。

それは雷が落ちたかの様な衝撃で確信するのです。

私は、たまたまこういう進み方でしたが、本当にこればかりは十人十色で、それぞれが各々で様々なやり方起こり方があります。


魔術師 Liza

今後、様々な魔術師のリアルな日常を皆様にお届けする予定です。
不定期ですがお楽しみに。

真守流魔道のサポートは喜んでお受け致します👍