【iRacing】明日から使える!?ベースカラーの小技
どーもしーなありさです。お久しぶりです。
今回は暇racing極みのカラーリングを制作しているときに気付いた「ベースカラー」の話を共有してみようと思います。
ベースカラーが与えるカラーリングへの影響は大きく印象そのものを左右する重要な部分。普通にカラーリングする分には特に気にする必要はないですが、1つレベルの高いものを作りたい人はここを疎かには出来ません。
そこで思いついた1つの工夫。それは多層化です。
・ベースカラーの多層化
これは実際の車の塗装をマネてみたものになります。
CAR BEAUTY PROさんの記事にて塗装についての解説があったので載せておきます。今回紹介するベースカラーの多層化は「中塗り」を導入した形のものとなっています。これを行うことで光の当たり具合でベースカラーにグラデーションを演出することが出来ます。
暗めのベースに対して中塗りを明るい色にすれば光に反射した際に明るい色が出ますし、反対に影になる部分は暗い色が出てメリハリのあるベースカラーになります。その逆は試していないのではっきりとしたことは言えませんが理論的には行けると思います。
やり方としてはベースカラーのレイヤー上に中塗りとして使うものを配置するだけです。ただしこの際上に持ってくるレイヤーは不透明度を下げ、描画モードはどういった色合いにするかで変える方がいいのですが、わからない場合は「オーバーレイ」にしておくのが無難だと思います。
ここにもうひと手間カスタムスペックマップを適用することで更に見栄えが良くなります。
ただここで1つの疑問が。
上で述べたようにレイヤーを重ねて色を構築したわけですが、この状態でスポイト等で色を抜くと違う色になってしまいます。それならその色を使った方が早いのでは?ということです。
なので比較を兼ねて検証してみたいと思います。
・多層化によって見栄えはどこまで変わるのか
見栄えの比較と言うことで4つのペイントパターンを用意しました。
内容は
1. 多層化してないもの
2. 多層化したもの
3. 多層化で生成された単色
4. 多層化してスペックマップを適用したもの
となっております。では早速比較に参ります。
1. 多層化していないもの
HiMA RACiNG SPiCa Blue(以下暇青)原色のままなので全体的に暗めの青色です。これが2~4でどれだけ変化するのかご覧ください。
2. 多層化したもの
明るい色を2色上に合わせたおかげで全体的に明るくなり、影となる部分は暇青が狙い通りしっかりと出て「深み」のあるものに変わり多層化する前と比べて全く違う印象を受けます。
3. 多層化で生成された単色
パッと見だと多層化したものとほとんど同じに見えるのですが、単色にまとめてしまった影響でベースとなる暇青が薄くなっています。これを見るに多層化は「ベースカラーを生かしながら印象を変えることが出来る1つの手段」として有用であると結論付けられると思います。
4. 多層化してスペックマップを適用したもの
多層化した2つ目のものにスペックマップを使用したものになります。スペックマップを使うことで全体的に暗くなり暇青により近くなっていますが、1つ目と比べ明暗がはっきりとしてメリハリがあるものになりました。全体的に暗くなった影響で多層化したものもわかりづらくなっていますが、しっかり機能しています。
今回は明日から使える小技と称してベースカラーの多層化を紹介させてもらいましたがいかがだったでしょうか?カラーリングも工夫次第では色々な表現が行える奥深いジャンルだと思いますので、また面白いものを見つけたら紹介させてもらいます。
では次の記事でまたお会いしましょう!
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