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“はたらく”に関する気づき②

(4月に書いていた下書きをすっかり忘れておりこんな時期に😂少し前の話ではありますが、今更ながら投稿させていただこうと思います。)
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シンガポールのパーソルでは、毎月入社月をお祝いするアニバーサリーメールが送られるのですが、今月はなんと私の名前も。
2018年に新卒入社してから4月1日で6年記念日だったようです。6年…小学校卒業できますね…そう思うと意外に長いこと働いてるなあという感覚です。学生時代はバイトも基本3つ掛け持ちし、ある程度こなせるようになると飽きてしまっていたため、入社当時はまさか同じ会社で7年目を迎えると思っていませんでした。転職せずとも飽きる暇なく刺激的な機会をもらえていることに感謝しています。

最近、評価期間真っ只中で人事の仕事を体感していること、私自身大きな壁にぶつかったこと、また同僚たちと距離が近くなり少し深い話をするようになったなど、様々タイミングが重なり働く価値観について考えることが増えた気がします。
海外で働きはじめてもうすぐ半年、今考える働く価値観について、少し残してみようと思います。


「働く」に求めることを知る

海外の人々は家族との時間などプライベートを優先、仕事はとにかくお金のため、と割り切っているイメージはありませんか?
例えば企業が出す求人票でみても、日本だと長文で絵文字なども使い、職場の活気や仕事のやりがい、働きやすさなど給与以外の様々な要素をプロモーションしてますが、海外の場合結局条件面が重視だったりして、日本のように求人票の書き方での差がつかないと人材紹介事業のコンサルタントの同僚から聞いたこともあります。

実際に一般的に言われている傾向としてはその通りなのかもしれませんが、近くにいる同僚に聞くとそれぞれ別の考え方がありました。

最近採用関係で関わらせてもらうことが多い隣の部署のマネージャーの方は、社会人になってからずっと何かの新しい立ち上げをやっていたそうで、基本的には運用フェーズになったら別の職場を探すそう。基本は2〜3年の勤続年数の中で、今のパーソルでの仕事は8年目。チャレンジングな仕事ばかりで辞める隙を与えてくれないと話されてました。上司への信頼の厚さもかなり大きいそうです。その方は私が目の前の仕事であたふたしている中、自分自身が働いている理由を自覚できると楽しいよ、と声をかけてくれた方でもあります😂

いつも仲良くしてくれる同世代の同僚は、プライベート最重視!!ということで、在宅ができるか、定時であがれるかが職場に求めることとのこと。過去にシフト制の仕事も経験し、家族との時間が自分にとっては1番大切だと気づいたそうです。給与はもちろんたくさんもらえれば嬉しいけど、でも昇進や給与アップのために働く考えはないと割り切っていました。会社に対するロイヤリティは全くないとのことです。笑

隣の席に座っている役職者の方は、とにかくお金、だそうです。なんで今の職種を選んだか聞いたら、1番稼げるからと即答でした。だからと言ってワーカホリックかと言ったらそうではなく、仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切っているこで、たまにパソコンの画面を見ると旅行の計画をしてることもあります。笑
まさに効率的に成果を出し、仕事もプライベートも充実させているイメージです。

またシンガポールで働いている海外経験の長い日本人の同僚の方は、長い間パーソルで働いていて所属会社自体は変わってないものの、その時にやりたい仕事を良い仲間たちとできていて、辞めたいと思ったことがないとの話を聞きました。パーソルへの愛着によって辞めないのではなく、シンプルに環境や仕事に満足できていることが辞めない理由、とのことです。

こうやって皆さん一人一人価値観は異なり、もちろん一括りに海外で働く人は〜、とは言えないのですが、共通していると感じたのは、自分自身が大切にしていること、仕事に求めることがとてもはっきりしているということ。
大学卒業直後から個人の力で仕事を見つけなくてはいけない、会社が雇用を守ってくれるわけではないといった背景を考えると当たり前なのかもしれませんが、自分対会社、ではなく自分対ポジション/仕事といった考え方が強い印象です。
実際に比較的会社への帰属意識は低く、30代で7〜8社経験している人も普通にいてびっくりします。

日本での大転職時代

最近は大転職時代などとも言われ、日本でも複数回の転職が一般的になってきていますね。パーソルでもキャリア自律というワードがよく出ており、私が今回使っている社内公募異動の制度や、他にもスカウト制度、社内副業、別部署の仕事体験などいろんな機会が用意されています。
海外だと未経験職種への転職や社内異動なんて基本的にはできないですし、会社に入って成果が上がらなかったら試用期間で解雇ということも大いにある中、雇用を守り、長期的に従業員を育てる考え方のある日本企業は非常に優しい(?)と思います。
私も海外に赴任してみて、そもそも解雇されない安心感があることって贅沢だったんだ、と身をもって感じました。

ただ、だから海外のようにもっと厳しくするべきだ!ではなく、長期的な目線でチームとして社会貢献していこう、という今までの日本を育ててきた考え方は根本に持ったまま、日本企業だからこその強みを発揮できると理想ですよね。
1従業員としては、どうせ解雇にはならないからと甘えて思考停止にならず、個人個人がこの会社、この仕事いい、ここで何をしたい、むしろこの会社を使ってやるくらいの意思を持って働けるといいなと思っています。

(SNSの見過ぎかもしれないですが、円安も伴い、なんだか全体的に日本を批難するような雰囲気を感じ、悲しいことだなあと、せっかくのいいところを活かして這い上がれないものかと、密かに思っています😂)

私の「働く」に求めること

選択できるということは責任が伴うということ。私はこのキャリア自律の時代を難しく考えてしまっているのですが、ローカルの同僚と話していて、一番最初にできることは自分が何を求めているか考えることだな、と改めて思いました。
正直まだ長期的な夢や具体的なキャリアプランはありません。ただ、常に自分の選択に責任と自信を持てる状態でいたいとは思っています。
(たまの文句は許してほしいと思いつつ笑)他人のせい、会社のせいにせず、自分の意思で選んでここにいる、と前向きに思える状態でいたいです。
そんなこと言いながらとにかく目の前の仕事に必死になって完全に自分を見失うことも多く、その自覚もあるので笑、大体辛くなった時には同僚や近くの人の話と話し、狭まった考えを整理するようにしています。

ちなみに私が働くことに1番求めていることは、人とのつながりです。人見知りだけど人が好きな私にとっては、仕事を理由に(?)、いろいろな人と深く関わることができるのは働くことの魅力だと思っています。
なので海外への憧れも、ただ住むことではなく現地で働くこと、なんです。
良い意味でも悪い意味でも影響されやすい私は、変な言い方ですが、1つではない複数コミュニティに依存しながら(?)自分自身の価値観を作っていくのが合ってるのだろうなと思っています。

そして、自分の仕事が最終的に誰かのいいところを伸ばし、活躍できる環境作りにつながると思えるとき、モチベーションが高まるなと感じています。
あとは、新しいことを知った!できないことができるようになった!といった自分自身の好奇心が満たされることもわくわくしますね。
もちろん生活できるお金があってこそですし、今は自分で選択し、機会をいただける贅沢な環境を噛み締めて働きたいと思います。

と、まだまだ自分中心の価値観、そして半年後1年後に読み返した時にはあの時はまだまだ浅かったななんて思うのかもしれませんが、一旦最近考えていることをつらつらと書いてみました。笑

半年間本当にサバイバルでしたが、たくさん悩んだことで得るものも大きい貴重な期間でした。失敗ばかりにもかかわらず見離さずにいてくれた上司や先輩、同僚や友達家族には本当に感謝感謝です。。
まずはひとやま乗り越えた自分も褒めてあげつつ、次の半年は人事としての仕事を楽しめるように引き続き全力で頑張りたいと思います!
また気づいたことがあったら③で💪


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