東京オリパラ反対に感じる違和感

ここ数日で、にわか盛り上がっている東京オリパラ反対だが、こういうのが、ロック、反権力というと違うんだな。
こりゃ、大衆による魔女狩りみたいな熱狂だ。
東京オリパラ代表選手の幸福追求権、自由と民権に全く配慮がない。
むしろ、東京オリパラを中止するなら何を言っても良い、オリパラ代表選手を吊し上げても良いといった集団心理が怖い。
一直線、真っ直ぐな情熱ほど怖いものは無い。
こういうのを見て冷水をかけるのが、ロックであり、反権力なんだよ。
緊急事態宣言による自粛要請における苦痛やストレスのはけ口であった飲食や飲酒を奪われた結果としてはあまりにも悲惨だ。
苦痛やストレスの新しい、はけ口として、大衆が東京オリパラを標的にしたのだ。
私は真面目に自粛生活をしているのに、人が死んでいるのに、東京オリパラ開催とはけしからん!
一見、正義感からの義憤のように見えるが、自分自身の苦痛とストレスを発散する為に東京オリパラ反対というイシューに依存しているように思える。
そう思うのは何故か?
私は政府スガ政権や小池都政に怒りを表明し、オリパラ反対を言うのであれば、それは、ひとつの政治的意見として尊重する。
そうではなくて、オリパラ代表選手に対しても、とても、冷ややかな、切り捨てるような発言をする者が多い。
代表選手には権限はないしどうすることも出来ない、誹謗中傷に傷ついたという、ある選手の申告についても、逃げ道を塞ぐように、冷ややかな、切り捨てるような言葉を多く見かけた。
もはや、東京オリパラ憎しでしか物事が語られない状況。
この憎悪の根底に自粛要請、自粛生活に疲弊した大衆の苦痛とストレスを私は感じるのだ。
だから、東京オリパラ反対の声も痛々しく感じる。
冷静に考えてもらいたいのだが、必ずしも、オリパラ代表選手は悪人という訳でも無いし、権力者ではない。
ワクチン優遇に怒りを感じる人もいるだろうが、ワクチンというものは元々、供給に序列があるもので、国家の供給にも序列がある。
イスラエルという国がワクチンを優先的に確保しているが、パレスチナには分配せず、空爆を繰り返している。
これが現実。
日本は敗戦国なので、ワクチンはなかなか確保出来ない。
日本国内のワクチン接種の順位だが、医者と看護士が優先的にワクチンを接種する。
次は高齢者で現役世代は後回し。
子供のワクチン接種は慎重に判断すべきとして、私達、現役世代は後からというのも、おかしな話で、現役世代が無症状で市中をウロウロし、スーパースプレッダーになっているのならば、現役世代から先にワクチンを接種するのも、市中感染を防ぐひとつの手ではないだろうか?
そういった問題は幾らでもある。
東京オリパラの代表選手にも、ワクチンを接種したくない、出来ないという選手もいる。
オリパラ代表選手のワクチン接種ついては、選手の希望や体質に基づき、個別に対応するという事がベストだろう。
海外の選手はワクチンというか、2週間隔離をしっかりとやればいい。
私の文章を読んでどうだろうか?
あれ?
やっぱり東京オリパラ出来るんじゃないの?
という気になってきた人もいるだろう。
最後にまとめるが、緊急事態宣言による自粛要請、自粛生活に伴う、苦痛やストレスを東京オリパラ反対にぶつけても何も解決しない。
東京オリパラが中止になっても、東京オリパラ中止に伴う、苦痛とストレスの被害者を増産して、誰も幸せにならない。
緊急事態宣言による自粛要請に協力して、自粛生活も頑張っているんだから、自粛に伴う、経済的困窮、マスク消毒液代金の負担、苦痛とストレスの代償、補償として、#一律給付金 の支給を求めることが、みんなの苦痛やストレスをやわらげ、生活を維持出来る安心を得られる。
東京オリパラ反対よりも、#一律給付金 の支給を早急に実施するよう訴えることが大切だ。
緊急事態宣言延長の3週間が勝負。
私は、コロナ不況による、倒産、失業、貧困問題を解決し、自殺を止めることを最優先課題として取り組みたいと思う。

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