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sinの趣味投稿 アニメ紹介②

皆さん、こんにちは。
sinと申します。漫画、アニメ(ゲームも少々)、アニソンが好きで、最近、noteに投稿を始めました。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ここでは自分の好きな漫画やアニメなどについて書きたいと思っています。ゲーム、ドラマなどについても少々書くかもしれません。なお、内容は個人的な感想、主観によるものです。解釈の違いもあるかもしれませんが、そこはご容赦頂ければ幸いです。では初めていきます。


作品紹介

今回、ここで取り上げたいのは、2011年に放送されたアニメ『未来日記』です。本作品はえすのサカエ氏の漫画が原作となっています。本作品はデスゲームを題材としており、流血描写が非常に多いのが特徴です。当時まだ慣れていなかった自分にとって、続けて視聴するのが少し苦しかったです。印象的な要素が多い本作ですが、中でもとあるキャラクターが強烈に印象に残っており、その人物についても取り上げていきたいと思います。

あらすじ

主人公の天野雪輝(あまのゆきてる)は内気な中学生。雪輝は誰とも関わろうとせず、独自の空想世界を作り出し、「時空王」デウス・エクス・マキナとの交流を楽しんでいました。数少ない趣味として、周囲に起きたことを「日記」として携帯に記録することを好んでおり、「傍観者」として平凡な日常を送っていました。しかし、ある日を境に、雪輝の携帯に「未来」に起こる出来事が表示されるようになります。同時期に雪輝の周囲にも未来の出来事を予知する日記-未来日記-所有者が現れるようになります。これは全てデウスの策略によるものでした。デウスは雪輝を含む合計12名に未来日記を与えて、互いに殺しあわせることで、最後に残った1名を自分の後継者として時空王の座を与えることを画策していたのです。かくして、互いの未来を賭けたデスゲームが幕を開けたのでした。

特徴

本作品の軸として、命の奪い合いだけでなく、「いかに自分の機転と未来日記を駆使して所有者を欺くか」が大きいです。日記所有者は雪輝のような学生だけでなく、テロリストや教祖、自称ヒーローなどバラエティに富んでいます。未来日記は、所有者の社会的地位や深層心理を反映しており、初見では対処が難しいものばかりです。しかし、どんなに強力な日記でも、弱点を見つけ出して、逆転に繋げる展開が多いのが特徴的です。例を挙げると、雪輝の未来日記は周囲に起こる未来の出来事をランダムに予知する「無差別日記」です。一見すると強力ですが、雪輝自身に起こる出来事は予知できないという弱点があります。また、未来日記を破壊されても敗北となるため、日記を敵の前で使うのもリスクがあります。正に「知」と「血」の戦いであると言えるでしょう。このように、時空王の座をかけたサバイバルゲームが作中で行われていきます。しかし、一癖も二癖もある日記所有者の中で、とある少女によりゲームは予想だにしていない展開を迎えることとなります。

史上最狂のヤンデレヒロイン

本作品を語るうえで、ヒロインの我妻由乃(がさいゆの)は絶対に欠かせません。彼女は雪輝のクラスメートで、表向きには文武両道、容姿端麗な優等生としてふるまっています。しかし、実は雪輝に対して偏執的な愛情を向けており、秘密裏にストーカー行為を続けていました。そして、彼女も日記所有者の一人に選ばれ、デスゲーム開始後は雪輝を守るべく、その思いが暴走していくことになります。由乃の愛は常軌を逸しており、雪輝のためであれば、殺人さえも厭わずに行えるほどです。さらに、雪輝の親友でさえも嫉妬心から始末しようとするなど独占欲を度々見せつけています。雪輝も由乃の異常愛に当初は辟易しており、何度か距離を取ろうとしています。それでも、雪輝の優柔不断さもあってか突き放すまでにはいたりません。そんな彼女の日記は、雪輝の現況・未来に起こる出来事を知ることができる「雪輝日記」です。傍から見ると気持ちの悪い日記ですが、先述した雪輝の無差別日記と併用したとき、雪輝自身と周囲の完璧な未来予知が可能となるため、雪輝の最大の「味方」であると同時に最大の「敵」になりうるキャラクターであると言えるでしょう。一方で、彼女は作中で不穏な動きを見せており、何らかの秘密を隠していることが示唆されています。そして物語終盤で彼女に関する衝撃的な事実が明らかになり、自分もその事実に驚愕したのが懐かしいです。

総括

このように、未来日記という作品において「我妻由乃」というキャラクターは良くも悪くも自分の中で大きく印象に残りました。雪輝はあまりに優柔不断、ヘタレであり、由乃がいつも主導権を握る形で物語は進んでいました。私見ですが、由乃は最後の正体も相まって、本作品最大のトリックスターであると同時に、事実上の主人公といっても過言ではないと言えるでしょう。現在でも「最恐のヤンデレヒロイン」として語り継がれていますが、雪輝への思いは本物であり、単なるヤンデレキャラではないと言えるでしょう。違う世界線ではありますが、二人の本当の意味でのハッピーエンドも見てみたいと密かに思っています。

最後に
というわけで、今回は「未来日記」について書いていきました。未来日記よりも我妻由乃の紹介記事になってしまったかもしれませんが、彼女なくして本作品は語れないため、書かせていただきました。自分の思ったより長くなってしまい、ここまで読んでいただいた方に感謝を申し上げたいです。
それでは、今回の記事はこれで終わります。今後も可能限り投稿を続けたいと思います。それでは、失礼します。

ありがとうございました。


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