LATE AT NIGHT
最近はアルバムの完成に向けて、コツコツと一人で作業をしている。
中でも詩を編むことに一番時間を割いている。
自分の場合、歳を追うごとにどんどんと時間がかかるようになった。
一時期はテーマを決めて書くこと自体が困難と感じていたときもあったが、最近はまた違った変化を自分の中に感じる。
テーマは作曲の段階でわりと具体的に設けられているのだけれど、どんなメロディで、どんなリズムで、どんな言葉で、あるいは文節で表現をするか推敲している時間が多い。
そうこうしている中で、どうやら作詞は今の自分にとっては対話のようなものであることがわかった。
もちろん曲にもよるけれど、書く行為をする以前に自分に語りかけ、自分の心の中の声に耳を傾ける時間の方が圧倒的に長い。
加えて、どうも作詞だけでなく作曲も歌唱も演奏も全てがそのようである。
どうせ自分のことだから、またいつか変容していくのだろうけれど。
自分の心の声を聞くなんて言うと、どうも堅苦しく、さもありなんな響きに感じるかもしれないけれど、もしも暗中模索な人がいるならばおすすめしたい。
自らのことでもわかっているようで、実はわかっていないことは山のようにあったりする。
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