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医学は物語で学びたいという話。

私は医学科4年生。
趣味でQAを見ています。

突然ですが、私が某予備校で笠原邦彦先生から物理を学んでいた時に頂いた、思い出に残っている言葉があります。

「人間は物語を作ることで記憶に残る」
(5年前のことなので微妙に言葉が違う可能性あり。ごめんなさい笠原先生。脳内保存じゃなくてメモしておけばよかった。)

僕はこの言葉が大好きで、医学を学ぶ上では典型的な物語(いわゆる現病歴)を抑えることを重視しています。医学知識って量が膨大だけどこの学び方だと(僕は)頭に入りやすい。

例えば…

物語①
「初経からの月経不順、現在LH高値だがFSH正常」
→PCOS

物語②
「大量に酒飲んで吐いて血が出てビックリ!でも痛くはない」
→マロリーワイス症候群

物語③
「タバコ吸ってる高齢男性が『嚥下に違和感あるんです』」
→食道癌

といった感じ。
QAの清澤先生は良く典型的な物語(典型的な現病歴)を関西弁で話して下さるのでここは必ずメモしています。

最後に僕の好きな物語(現病歴)を述べて終わりにします。この疾患はなんでしょう…?


「生後すぐではなく、2〜3週間後にドバッと噴水状嘔吐」







肥厚性幽門狭窄症ですね。
乳酸リンゲルの輸液はダメですよ〜

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