【ネタバレ注意】「ハロウィンの花嫁」の構成がめっっっっっっっっちゃ巧い話。

どうもこんばんは。志摩です。
今日の金曜ロードショーは去年のコナン映画『ハロウィンの花嫁』ですね。僕もリアルタイムで観ながらこの記事を書いています。

僕は去年映画館でこの映画を観ていて、一回観ただけでもすごく好きな作品だったんですが、今日改めてこの映画を観て構成がめっっっっっっっっちゃ巧!!!!!!!!!!!となったので思わずこの記事を書いています。
ゴリゴリに内容の話をしていくのでネタバレ注意です。






大丈夫ですね?





では行きましょう。

ミニマム→マキシマムの構造

僕がこの映画で一番巧いな~~~~~~~~と思っているところは、前半で登場したいろいろなものが後半でとにかく規模がデカくなって出てくるところです。

・結婚式の警備のための予行練習
→本当の結婚式で起こる大事件とその警備

・建物に仕掛けられていた爆弾
→街を破壊できてしまうレベルの爆弾になって渋谷に襲いかかる
→数年前には誰も殺さなかった爆弾、降谷一人を確実に殺しうる爆弾、限りなく多い街の人たちを確実に殺しうる巨大爆弾という三段構成

・降谷が過去の事件でビルからビルに飛び移ったシーン
→降谷がビルの屋上というめちゃくちゃ高所からヘリに飛び移るシーン

・松田が建物に仕掛けられた爆弾をガムを使ってせき止めるシーン
・序盤のデカサッカーボール実験のシーン
・実は萩原が過去に同じ手で水道管破裂に遭遇した新一を助けている
→コナンが更にデカくなるサッカーボールを使って街に流れる液体爆弾をせき止める
→コナンを助けた萩原の行動、過去の事件で松田一人で爆弾を止めるという行動、現在の事件でより巨大化したそれを大人数が協力して止めるという三段構成のリンク

パッと思いつくだけでこれだけあるんです。ちゃんと見返したら多分もっとある。というわけで、前半から後半で規模が巨大化したものが本当に多いことがわかっていただけたと思います。


しかし、

ここで一つ思い出してほしいんです。この映画では一つだけ、前半から後半で逆にミニマム化しているものがあるんです。
それは、警察学校同期の5人グループ。この映画で描かれた過去のビルの事件時点では、すでに萩原は亡くなってしまっていますが、他の4人は生きて事件解決に尽力しました。
しかし現在、生きているのは降谷ただ一人。これだけいろいろなものの規模が大きくなり、高木と佐藤の仲の進展、結婚にまで至る村中とクリスティーナの出会い、子供化した新一(コナン)と宮野志保(灰原)の、少年探偵団や博士など様々な人との出会いなど、人同士の新たな関わりができる様子が描かれる中で、降谷の周りの人物は段々といなくなっていきました。なんと憎い演出か、と思わされざるを得ないでしょう?
ほんと~~~~~~~~~~~~~~~~~~に憎い。いろいろなものが、ね、、、、、、、、。



落ち着きましょう

というわけで、改めてこの映画を見返して起こったクソデカ感情を発散するnoteになってしまいましたが、落ち着いてそろそろ終わりましょう。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます(さぞ見づらいnoteだったことでしょう)。この記事を読んで新たな気づきを得たり、僕とクソデカ感情を共有してくれる方が一人でもいれば、とても嬉しいです。本当にコナン映画はいいね…。今年の映画も絶対に観に行きます…。

では、また明日…。




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