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ソフトバンク光+光BBユニットが途切れる問題を解決した話

自宅にソフトバンク光を引いた。ワイモバイルとのおうち割光セットを適用するため、自動的に光BBユニットも届いた。
ところが、設定を終えてWi-Fiが使えるようになった後も、Wi-Fiが頻繁に途切れることが判明した。途切れた後、1~2分待てば復活するが、しばらくするとまた途切れるという状況。そこで今回は、解決に至るまでに試した方策などをメモする。


我が家の環境

自宅は築40年以上の古いマンションで、ソフトバンク光と言っても最大100MbpsのVDSLだ。
ソフトバンク光から送られてきた機器は以下の2つ。

  • NTTのONU(型番はVDSL-XXX)

  • 光BBユニット2.4(E-WMTA2.4)

説明書を読みながら設置を進める。過去に契約して使っていたことがあったので特に接続に困るはなかった。
接続完了後、すぐにWi-Fiが繋がるようになった。最大100Mbpsの回線だが、速度は70~80Mbpsほど出ており快適に使える。頻繁に途切れる以外は…

一般的な解決策と試したこと

Wi-Fiが頻繁に途切れるので、さっそくネットで解決策を検索した。体験談が知りたいので、検索ワードは「光BBユニット 途切れる ブログ」だ。検索ワードに”ブログ”を入れると、比較的体験談がヒットしやすくなる。ヒットしたサイトのほとんどが以下の3つで解決していた。

  1. 電源を再起動、ケーブルを接続しなおす

  2. 光BBユニットを最新のものに交換する

  3. 光BBユニットに市販のWi-Fiルーターを接続する

セットアップをやり直す

まず、この手のトラブル解決の定番が電源の再起動だ。そんなことで解決するのかと思う人も多いと思うが、8割くらいはこれで解決するので、騙されたと思ってやってほしい。説明書を読むとONUと光BBユニットには接続する順番も決まりがあるようなので、しっかり説明書を読み、説明書通りにやってみてほしい。
今回は、一度全て機器を取り外したうえで、説明書の指示に従って再度接続しなおしたが結果は変わらなかった。

光BBユニットを2.4に交換

光BBユニットが古い場合、交換するだけで解決することも多いようだ。記事を執筆した2024年7月時点で最新は「光BBユニット 2.4(E-WMTA2.4)」なので、2.3や2.2の機器を使っている人は、2.4に交換するだけで改善することがあるという。
公式サイトで調べると、2.2を使っている人はマイソフトバンクからの手続きにより2.4に変更できるらしい。2.3の人は無条件では交換できず、チャットサポートに問い合わせたうえで交換が必要かどうか判断されるとのこと。
[SoftBank 光]光BBユニット(ソフトバンクロゴ入りの白い機器)に不具合や破損が発生したときは交換・変更できますか?

ちなみに、自宅の光BBユニットは最新の2.4だったため、機器が古いことによる不具合ではないようだ。

光BBユニットにWi-Fiルーターを接続

もうひとつ、光BBユニットに市販のWi-Fiルーターを接続することで改善するという記事も圧倒的に多い。光BBユニット自体がWi-Fiルーターも兼ねているので2重で接続することになるのだが、これで解決する場合も多いらしい。
普通に考えれば、この方法は光BBユニットでは届きにくい範囲で使う際に有効な手段だ。「光BBユニットの設置場所の近くでは快適に使えるが、離れた部屋や2階で使う際にWi-Fiが途切れる」という場合、より広い範囲にWi-Fiを飛ばせる高性能なルーターを使うことで接続が安定するということだろう。

私の場合、使用範囲は広くなく、至近距離で使っていても途切れるのでこれには当たらないのだが、試してみた。というのも、以前の住居でJ:COMのWi-Fiを使っていた際も頻繁に途切れていたが、ルーターを接続することで解決したことがあったからだ。

光BBユニットに市販のWi-Fiルーターを接続する場合、「管理画面から光BBユニットの無線機能をOFFにする」「Wi-Fiルーターをブリッジモード(APモード」に切り替えるといった作業が必要だ。
光BBユニットに市販のWi-Fiルーターを接続する場合

ただ、今回は効果がなく、相変わらず頻繁に途切れる状況だった。

原因は光BBユニットじゃなさそう

市販のWi-Fiルーターを接続しても改善しなかったため、本格的に解決に乗り出した。まずはできるだけ原因と思われる範囲を狭めるため、光BBユニットを外し、ONUとノートPCを有線で接続してみた。すると、この状況でも接続が途切れていた。つまり、原因は光BBユニットではなく、それより前にあるということだ。

ソフトバンク光に問い合わせ

あとはどうすることもできないので、ソフトバンク光に問い合わせることにした。送られてきた機器に記載のweb窓口にアクセスすると、カスタマーセンターからの折り返しの電話予約ができるとのこと。平日23時頃だったが、翌日10:30の枠が空いていたため、予約して就寝。
翌日10:30に電話がかかってきてオペレーターの方に状況を説明。どうせ「コンセントを抜き差ししてください」とか、「機器を再度接続しなおしてください」といった基本的なことをされるのかと思っていたが、非常にスムーズで感心した。過去の接続状況のログがわかるらしく、それをみて「確かに頻繁に接続が途切れている」とのことだったため、すぐにNTTの専門員の派遣の手続きを取ってくれた。
なお、NTTの専門員の派遣は、場合によっては有料になる場合もあるとのこと。詳細は聞かなかったが、NTTやソフトバンク側に過失がない場合(単に接続をミスっているだけの場合など)には有料になるのかもしれない。

数時間後にNTTの専門員から電話があり、訪問日時を調整した。その際、「ONUを交換すれば改善するかもしれないので、ONUを送って試してみるのはどうか?」という提案もあったが、原因がONUではない可能性もあり、その場合は二度手間になるので専門員の派遣をお願いした。先方も「まぁ、そうですよね~」ということだった。

専門員が訪問

後日、NTTの方が訪問し、いろいろチェックしてくれた。ただ、訪問してもらっている1時間弱の間はなぜか回線の調子がよく、途切れることがなかった。そのため、原因を直接特定することはできなかった。ONUを新しいものに交換したうえで、念のためマンションの配線の一部を新しく交換したとのこと。
しばらく回線が途切れないかチェックしてもらったが、今のところ順調とのことで、このまま様子を見ることになり、専門員の方は帰宅。それから1週間ほどたったが、快適に使えている。

まとめ

以上が今回の解決方法だ。原因は特定できなかったが、おそらくNTTから送られてきたONUに不具合があったのだろう。

ただ、注意してほしいのは、今回は「回線にはつながっているが、頻繁に途切れる」場合の対処法である。
そもそもネットが繋がらない場合、ほとんどは接続や設定を誤っていることが多いと思う。

また、「光BBユニットのWi-Fiが途切れる」といっても、「光BBユニットの近くならつながるが、遠い部屋で途切れる」場合と、「近くでも途切れる」場合とがある。今回は後者だったが、ネットにある体験談のうち、市販のWi-Fiルーターを接続すると繋がったと書いてあるものは前者の場合が多いだろう。あらかじめ事象を細かく切り分けておくと解決策にも近くなる。
今回は「ONUに有線で直接つないでも途切れる」ことを確認していたため、原因の範囲を狭められ、対処が早くなったかもしれない。できればここまでやれていたらよいだろう。

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