イヤホンマイクについての主観

あくまで、イヤホンマイクを否定しているわけではありません。
silverの主観です。楽しみ方は自由です。と最初に言っておきます。

と言いながら、何度も読み返して否定しないように書いたつもりですが、
やっぱりイヤホンマイクを否定しているような内容になってしまいましたので、主観ですがはっきり言います。

①イヤホンマイクの音質はよくない
②iPhoneだとイヤホンマイクを使うよりスマホ本体の音の方が良い。
③どうしてもお金がないならしょうがない
④初めての人が歌ってみたを作る過程を覚える為にいったんイヤホンマイクで録音を覚えるのはとても良い

というのがsilverの意見です。

歌ってみたをスマホ録音する皆さま向けの話なので、PC録音ができている方には必要ない話かもしれません。

「イヤホンマイクでも充分な歌の録音ができる」という情報をもって話される方が多い印象があり、どうしてそんなにイヤホンマイクで録音したがるのだろうか?という疑問もあるのですが、
イヤホンマイクで録音する皆さまには説明していることも含め、これを一度読んでくださいという情報をここに残しておきたくて書いています。


イヤホンマイクは「マイク」とついていますので、録音には外部に「マイク」が必要というイメージが強いのでとりあえずiPhone付属のイヤホンマイクを選択してしまうのかもしれません。
しかし、iPhoneの場合、本体に内蔵されているマイク(以下、本体マイク)の方が音質がよいでしょう。

イヤホンマイクのマイクはどういうものかと説明しますと、手ぶらで通話したりするのに便利なもの、通話するために聞き取りやすい音質というものでしょう。

「歌の聞き取りやすい良い音質」と「通話するために聞き取りやすい音質」
これは、方向性が全然違うんです。

「通話するために聞き取りやすい音質」はイヤホンマイクをどういうときに使う音質か考えてみましょう。
例えば、乗車中にイヤホンマイクがあればハンズフリーで会話ができます。
(ドライバー本人の場合「安全運転義務違反」とかうんぬんの話は省略します。)
その時、ゴーーーーーーーっていうエンジン音や、雨のザーーーーーーーーっていう音、マイクから拾って相手に音を伝えると、会話の音が聞こえにくくなってしまうんですが、
ゴーーーーーーーーっていう中に入っているウォーーーーーって唸る感じの低音
ザーーーーーーーーっていう中にシャーーーーっていう高音
これがなくなるだけで、会話が聞きやすくなるんです。

つまりイヤホンマイクのマイクは重低音などの低い音、シャーーーーとかキンキンする高すぎる音が入りにくい設計、さらに何を話しているか聞きやすくするために音質を調整しているマイクなのです。

その調整により、歌や音楽に必要な音がなくなってしまうので、音楽を録音するマイクには向かないということです。

歌の場合、よい低音がなくなるとスカスカになってしまいます。とくに男性の場合、低い声が響くような良い声の方はスカスカになってしまうのです。(男性と女性の声質の違いの一般論なので、区別するわけではないです。)
歌声に低域や高域がないとラジオのスピーカーから出る声みたいになってしまいますので、わたくしのイメージだとofffvocal音源と歌声のリアル感が合わなくなってしまい、もういっそのことoffvocalも音をラジオのスピーカーから流れるような音質にしてしまった方がバランスがとれるのでは??となってしまうのです。

適材適所に道具を使うほうがよいのでは?ということです。
例えば、魚を捌きたいので「包丁」を使えばよいのですが、
「切る」という行動が一緒であれば「刃物」であればいいよねということで、
「カッター」で魚を捌くみたいな感じになっているということです。
がちでサバイバルするときには素手よりもあった方がいいので、無いよりはましですかねという。
(ちょっと例えがちがいますか?)

近所で楽しく野球をしたくて、プラスチックのバットとビニールのボールをもって、みんなで公園で遊ぼうぜ!みたいなのって楽しいじゃないですか。
プラスチックのバットって「安全に楽しむ用途」で作ってると思うんですよ。ドーム球場でホームラン打つためには作っていないと思うんですよ。
でも野球する道具っていうのは変わらないというか、、
(これも例えちがいます?)

例えば「ラケット」という言葉で、テニス、バドミントン、卓球、、、いろんな競技を思いつくかもしれませんが、とりあえず家にあったバドミントンの「ラケット」を持ってきてテニスをしますって感じですかね。なんか頑張ればできないこともなさそうな、、、。
それはそれで謎の競技になり逆に楽しめそうな自由さを否定はしないです!
わたくしはソフトテニス部なんですけど、ソフトテニスには普通の硬式テニスとは違う、ソフトテニス用のラケットだし、前衛と後衛でラケット違うし、プレイスタイルによってガットの種類も決めたりとか、道具にこだわってます。一応地区大会の選抜合宿にいったりしてたから、まぁまぁ本気な部だと思います。(←自分が強いとは言っていない笑)

「イヤホンマイクでもクオリティの高い音質で録音できます!!」みたいなのを見ると、だいたいマイクに対しての距離感のつかみ方やその後MIXで処理する方法、環境ノイズのないところで録音しているなど、いろいろやりつくした上で言っている記事をみかけますので、初心者に難しいことをしているなと思っています。
「板前がカッター1本で綺麗にマグロを捌いてみた!」「プラスチックのバットをもってドーム球場でホームラン打ってみた!」「プロテニスプレイヤーがバドミントンのラケットでテニスしてみた!」「ボーカリストがイヤホンマイクで歌ってみた!」みたいな感じですかね?(違う??)なんかYoutuberの企画みたいになってません?ぜひヒカ〇ンさんにやってほしい。

そんなイメージです。やれないことはないし、自由にやればいいんじゃないかなというか。ただ、歌うなら歌用のマイクの方がいいんじゃないでしょうかね。

以前、歌ってみたするためにUSBのコンデンサーマイクが良いと見たので買いました!!という方がいて、ボイスチャット用のPCの横に置く棒の先にスポンジついた見た目のマイクの方もいたり(たしかにコンデンサーマイクではあるんですけど、)、
ゲームするために買ったヘッドセットのマイクで歌いますという方、動画撮影の為に買ったガンマイクで歌いました…(ガンマイクは音よかったけど笑)道具には用途があるということですね。
たしかに全て「マイク」は「マイク」です。でもそれでいいんでしょうか?

じゃあどうしたら良いのかって話なんですけど、
もう一度言いますが、最近のiPhoneだと本体マイクの方が音がいいです。
イヤホンマイクよりも音質、感度がよいので、不要なノイズが多くはいってしまう場合もありますが、基本的に歌声の音質はよいですね。

もし、イヤホンマイクの方が音質が良いのであれば、iPhoneのみで動画撮影しているYoutuberの皆さん、イヤホンマイクも使って音を録音した方がいい気がしますが、全然使っているイメージないですよね。

iPhone本体マイクの録音だと、マイクのついていないイヤホンを用意したり、変換のアダプターを買わないといけないかも、歌いながら一緒に充電したいとかいろんなことがあります。(歌ってみたを手軽にはじめたい方、お小遣い少ない方に、1000円くらい使うのは厳しいですかね。)

お金がなくて機材が買えない場合、イヤホンマイクであるのはしかたのないことです。
「みんなやっているから、イヤホンマイクでいい」を否定するわけではないですが、「イヤホンマイクでクオリティの高い歌ってみたを作りたい」はもっと他にあるんじゃないかなって話です。
外部にマイクがあれば録音できるイメージがあり、イヤホンマイクしかないから、イヤホンマイクが最高というわけではないというところがあります。


ほんとに一番最初に無料で歌ってみたをやってみたいと思ったときに、GarageBandの使い方、録音や書き出しを覚える用にイヤホンマイクではじめてみて録音の手順や操作を試しにやってみてください。
(offvocalをダウンロードして聞けるようにする、録音する、録音できる設定操作を覚える、書き出してMIX師さんにお願いするデータを作るという操作があります。)

操作ができるようになってから、1000円くらい歌ってみたにお金が使えるようであれば、本体マイクで録音してみて、また操作できるようになって、MIX師さんにMIXお願いするとよいですね。

とりあえずイヤホンマイクを使って録音している人には無理やりRX10のリペアで音質を修復させるだけさせたりとしますが、クオリティは低いです。
しかも歌のかっこいい音の再現性がよくないので、その音質で、「もっとどう歌ったらいいですか?」と言われたら音程の良くないところとか、リズムが良くないところは指摘できますが、強弱や感情の再現性が音質によって失われているのでもっとこうしたらいいよが言いにくいです。
その前に、スマホ本体で録音してみたり、ちゃんと歌用のマイクに変えてみてはどうですか?と先に言います。


逆にイヤホンマイクしかない。どうしてもイヤホンマイクでやるしかない。
そんな人もいると思いますので、イヤホンマイクでこれは良かった、良くなかった情報も書いておきます。もうこれは完全にsilverの主観です。

①ほとんどの男性には不向きかも
 低域がないので、かっこいい低域を録音できない。

②低音のかっこいい女子にも不向きかも
 こちらも低域がないので、かっこいい低域を録音できていない感じ

③歌の強弱に不向き。声の素っ気ない雰囲気を醸し出せない
 なんとなくさみしい気持ちを歌の表現にのせたりして緩急つけるとかやっても、あんまりわからないので、感情にグッと来ない。

④バラードに向かないかも
 ③と同じかもしれませんがグッと来ないんですよね。

⑤女性のある特定の帯域にはヒットするかも
 帯域的に上の方で歌う高音女性にはよいかも

⑥逆に感情に語り掛けないようなずっと一定の空気感で歌うにはよいのかも

⑦歪みやすい


まとめると、
低域を必要としない高音女性のバラードじゃない、あんまり感情的な強弱もない楽曲であれば、なんとなく良いかもしれないです。

もしくは全編劣化させた音質が好みでOKですという場合もよいのではないでしょうか??

結構いばらの道ですよね。イヤホンマイクで綺麗な録音ができている人は注意書きに「イヤホンマイクで録音しています(特殊な訓練を受けていますのでマネしないようにしましょう)」とか書いた方がいいんじゃないでしょうか??
マイク買うか、スマホ本体マイクで録音した方が音も良いし、クオリティもそっちのほうがいいし、MIX作業も早そうです。

なんども言いますがわたくしの主観なので、基本は自由ですからね。
好きな目指すところを目指すために活動すると良いでしょう。

といってもどうしてもイヤホンマイクじゃないとみたいな方も多いようだと、それはそれでMIXする前に音質を改善できないか、あの手この手をつくしてみようとは思います!!頑張ります!!わたくしも努力しますので、一緒に努力しましょ!!

プロを目指す、目指さないにしても、部活動をやるくらいに歌ってみたやるぞって人は、今のところ脱イヤホンマイクした方が良いでしょうね。それでもイヤホンマイクで手軽に録音したいという意見が多ければ、各音響機器メーカーさんが歌ってみた用など、「歌を録音しやすいイヤホンマイク」をぜひ開発していただきたい。

あ、メーカーさんによいヒント出しちゃいましたかね?

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